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この世の中に[現金]という[お金]の他に、[通帳マネー]という[幻のお金]が存在することは知られていません。
[通帳マネー]は我々が持っている銀行の預金通帳に印字されている[お金]ですが,[現金]ではない[幻のお金]です。
その正体を正確に知っているのは民間銀行と中央銀行の一部支配エリートだけです。
銀行だけが[通帳マネー]を生み出せるのは、銀行にだけ[信用創造特権]が与えられ個人や企業には与えられていないからです。
銀行が[通帳マネー]を生み出すカラクリは[資本主義]の最大タブーであり、決して公表されたり知られたりしてはいけないものなのです。
▲ 銀行が「通帳マネー」を生み出すカラクリ!
それでは具体的な例で説明します。
1)Aさんが100万円を民間銀行に預金します。
2)Aさんの預金通帳には100万円の「お預かり」と印字されます。
3)一方銀行の帳簿にはAさんの100万円が「現金」として資産計上されます。
4)日銀の法定準備率は金額によって利率が異なり一律ではありませんが、ここではわかりやすくするために10.0%とします。
5)銀行はAさんの[現金]100万円の10%に当たる10万円を日銀に積立金として当座に預け残りの90万円の[現金]をB氏に金利年3%、5 年60回分割の条件で貸し付けします。
6)銀行はB氏へ90万円を貸し出しますが、窓口で「現金」で貸すのではなく、必ずB氏の預金口座に振り込む形で「90万円円貸し付け」と印字します。
試しに銀行に[預金口座振込ではなく90万円を現金で貸してください]と頼んでも必ず断られます。銀行が預金口座に90万円振り込むのと、一見[現金]が移動するように見えますが実は[現金]が移動するわけではなく[通帳マネー]が通帳に印字されるだけなのです
7)ここが[銀行の錬金術]のカラクリの[肝]です。
銀行がB氏の通帳に印字した90万円は金利と共に「現金」として銀行に全額返済されるのは5年後です。本来であればこの90万円は5年後にしか新 たな貸付はできないはずですが、「通帳マ ネー」のカラクリでは貸した90万円は直ぐに返済されたという前提で[現金化=信用創造]されすぐに貸し出すことができるのです。すなわち90万円の法定 準備率10%の9万円を日銀に積み立てれば残りの81万円を新たにC氏に貸し出すことができるのです。
8)銀行がC氏に貸しだした81万円は同じようにすぐに現金で全額返済されたとの前提で[現金化=信用創造]され、81万から日銀への積立金10%=8.1万を差し引いた72.9万円が新たにD氏に貸し出すことが出来るのです。
9)日銀の法定準備率を10.0%としますと、最初A氏が預けた100万円の「現金」を基に、銀行は企業や個人へ[通帳印字]での貸出を132回 繰り返すと約900万円の「現金」でない「通帳マネー」を生み出すことになります。
10)現在の日銀の法定準備率を1.0%としますと、銀行はA氏が預けた「現金」100万円を基に企業や個人への貸出を1320回繰り返して 約9900万円の「現金」でない「通帳マネー」を生み出すのです。
11)これこそが銀行が独占的に与えられた「信用創造特権」によって他人が預けた[現金]を原資に約99倍の[通帳マネー]を生み出す[銀行の錬金術]のカラクリなのです。
12)世界中のメガバンクが毎日生み出す[通帳マネー]は[実体経済]が必要とする金額をはるかに超えて巨大な[投機マネー]となり、利益と支配 を求めて世界中で暴走し[実体経済]を破壊しているのが今の現状なのです。
13)もしも私個人に[信用創造特権]が独占的に与えられたら100万円の[現金]を元に1320人の個人や企業に[融資]を繰り返せば100万円の元金が9900万円となりその上利子を稼ぐことができます。
そんな[特権]が個人には禁止され銀行のみに与えらているのです。何も知らない我々庶民はマイホーム購入のために35年ローンで銀行から借金してあくせく働き35年かけて元金+利子を返済することになります。返済総額は借りた金額の約2倍となるのです。
一方銀行は我々が預けた預金(現金)を元に生み出した[通帳マネー]を我々に貸しているだけです。彼らの仕事は融資先を見つけて融資金額を預金通帳に[印字]すること、毎月の返済をチェックすること、もしも返済不能となったら担保のマイホームを差し押さえて競売にかけて融資を回収するだけです。マイホームを取りあげられた人が路頭に迷おうが自殺しようが銀行は一切関係ないのです。
14)こんなインチキな[詐欺行為]が合法化され我々が知らないうちに我々自身の首を締めているのです。この[銀行の錬金術]を決して許してはいけないのです。
▲ 民衆が[通帳マネー廃絶運動]に決起すれば[全く新しい社会]を実現できる!
世界中の民衆が、銀行が無から生み出す[通帳マネー]のカラクリを理解し、現在我々が直面している様々な問題(戦争、財政危機、金融危機、不景気、失業、貧困、食糧危機など)の根本原因が実は銀行が毎日生み出している[通帳マネー]と[投機マネー]にあることを理解すべきです。
そして[通帳マネー廃絶]の闘いに決起すべきです。
世界人口1%の強欲な「特権・利権」勢力が[通帳マネー]と[投機マネー]を支配し利益と支配を求めて「実体経済」への破壊攻撃を繰り返しています。
我々が今何もせずに静観すれば、毎日生み出される[通帳マネー]と[投機マネー]がますます凶暴化し最後には世界大恐慌と第三次世界大戦によって[実体経済]が完全に破壊され[人類の滅亡]で終わるか、あるいは一部の[特権・利権]勢力が全世界を支配するかのどちらかでしょう。
「実体経済」を支える99%の我々「世界市民」が[通帳マネー廃絶]の闘いに決起し、銀行と中央銀行から「信用創造特権」をはく奪して「通帳マネー」の発生を止め「投機マネー」を根絶出来れば、[資本主義]の最後の段階である[超金融資本主義]を民衆の側から終わらせ「100%実体経済」の[全く新しい社会]を実現できるのです。
【関連記事】「通帳マネー」と「投機マネー」がなくなった「新しい社会」は一体どのような社会なのか?
http://blog.goo.ne.jp/admin/editentry?eid=df07605fcded72e24ef63fc375a15642
「通帳マネー」と「投機マネー」がなくなった「新しい社会」は一体どのような社会なのか?
(終わり)
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