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今朝の海外ニュースは北朝鮮の金正日総書記の死亡ニュースがトップであった。多くの北朝鮮国民が涙する姿が映像で流されていた。これらの映像を見て最初に思い浮かんだのが、もしこれが日本の首相であったとしたらならば日本の国民は涙するであろうかという疑問である。多分、泣く人は皆無に近いであろう。(どうでもいいことだが・・・少なくても金正日総書記は野田首相よりは国民に尊敬されていたようだ。)
野田佳彦首相が19日、東京・新橋で予定していた就任後初の街頭演説をする予定であった新橋の会場では、「前座」を務めた蓮舫行政刷新担当相らに対し「衆院解散しろ!」「増税反対!」などとシュプレヒコールが飛び交い、一部が警官ともみ合い逮捕者も出た。約300人が集まった聴衆からは「野田政権が早く終わりますように」などのプラカードを突きつけられたり、蓮舫氏に「引っ込め」「どっち向いて政治しているんだ」などの激しいヤジが飛んだり政府の原子力政策に反対するグループも押し寄せ、「原発いらない!」「帰れ!」と繰り返し騒然とした雰囲気だったそうだ。
福島原発の「冷温停止状態」発言や「事故収束」発言が国民の野田政権に対する不信感情に油を注いだようだ。最早、民主党が野田首相の下で立ち直ることは不可能だろう。政権支持率が30%を切るのも時間の問題だろう。日本は原発事故担当大臣が「福島を日本で最もガン発生の少ない県にする。」などという妄想を語り、東京地検特捜部の幹部が「これは特捜部と小沢一郎の全面戦争だ!小沢をあげられなければ我々の負けだ!」と青年将校のような戯言を語る異常な国になりつつある。
「効果の薄い徐染」に莫大な予算をつぎ込む政府や、自分達の都合のいいように「証拠隠滅」する検察組織などを見ていると、日本という国の根幹が崩れかかっているかのように感じる。というか元々、崩れかかっていたものが表面化したに過ぎないのかも知れない。
菅・野田政権を見ていて感じたことのひとつに官邸が孤立化し官邸機能が機能していない点が挙げられる。与党や野党との調整機能が機能していない。官僚もグリップできていない。TPPや消費税増税発言に顕著に表れているように与党との調整も無い段階で、いきなり発表している。手順を無視したやり方だ。そのことが官邸の孤立化を招く大きな原因となっている。
政治に限らないが、すべからず物事を進めるには手順を踏むことが重要だ。その手順を飛ばし、いきなり唐突に発言するという手法は前原氏などとも共通する。「松下政経塾」では手順を無視するように教えているようだ。政権が党内の合意形成を疎かにしたまま先走ることが政権の不安定化と国際社会からの不信を招く結果につながり、それにより「国際社会における日本の孤立化」が進んでいるように危惧されてならない。
また、日本の政権の弱さを見透かされアメリカ、中国、ロシア、韓国などから強気な要求を突きつけられているというのが実情ではないだろうか。どちらにしても野田政権のままでは「民主党の崩壊」は時間の問題だろう。輿石幹事長は「調整型」の政治家であり、党を立て直すだけの力はない。
すべからず、やることの順序が逆の野田政権が国民の信頼を取り戻すことは至難の業であり、また信頼を取り戻すだけの力は野田首相には無い。菅・野田と続く2代の政権が「国民」と「党の結束」と「小沢さん」を軽視してきたことが今の状況を生み出した。「小沢さん無くして民主党の再生なし」と言いたいところだが、民主党を潰して小沢さんに「新党」を立ち上げてもらいたいという気持ちの方が強くなりつつある今日この頃である。
http://haru55.blogspot.com/2011/12/blog-post_20.html
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