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金正日総書記の死去は歴史の歯車を動かす大チャンスである
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2011年12月20日 天木直人のブログ
金正日総書記の突然の死で日本国中が大騒ぎをしている。
何をうろたえているのか。
早晩ポスト金正日体制に移行することはとっくの昔に想定していた
はずだ。
その場合のあらゆる対策を考えていたはずだ。
私が残念に思うのはどの報道も、どの専門家も、悪いシナリオ
ばかりを語り、日米韓の協力による警戒を怠るなというものばかりだ。
私はここに日本外交の救い難き愚かさを見る。
官僚に外交を丸投げしている野田首相や玄葉外相の無能さを痛感する。
発想を根本的に転換しなければならない。
歴史を自分たちの手で作ってみせるという気概がなければならない。
いま日本は何をすべきか。
野田首相は小泉元首相に頭を下げて弔問外交を頼むのだ。
小泉元首相が金正恩と会って、親父のやり残した日朝国交正常化交渉
の再開を提案させるのだ。
それは取りも直さず拉致問題と北朝鮮の核の脅威の解決につながる。
北朝鮮を国際社会に復帰させることができるのは日本だ、という認識
が必要だ。
朝鮮戦争を経験した米国も韓国も中国もそれはできない。
いまこそ憲法9条を掲げた日本の出番である。
野田首相は小泉元首相に三顧の礼をもって弔問特使を頼むべきだ。
いやしくも小泉純一郎が政治家ならそれを光栄と思って引き受けるだろう。
日本外交にとって千載一遇のチャンスと捉えよ。
この事を真っ先に堂々と公言するものが出てこないものだろうか。
発案件は差し上げるから誰か発言してくれないか・・・
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