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90年代初頭に構想された日本孤立化シナリオが今、始動している:新ベンチャー革命
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/661.html
投稿者 青木 日時 2011 年 12 月 17 日 20:52:51: GVRpWDlZpBQ6A
 

90年代初頭に構想された日本孤立化シナリオが今、始動している

http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/27793139.html

1.中国市場を巡る日米の微妙な関係とは

 本ブログ(注1)にて、年末に米中で封切られる“The Flowers of War”は日中対立を煽る軍事プロパガンダ映画であると指摘しました。この映画を観た中国人は一様に日本人がいかに野蛮で残酷かと思うはずです。その結果、中国人の対日感情は極めて悪化するはずです。この日中対立扇動プロパガンダの主は、米国戦争屋および、中国軍部内の反日勢力とみなせます。

なお、上記、米国戦争屋およびそのロボット・悪徳ペンタゴン日本人の定義は、本ブログのNo.225の注記をご覧ください。

 ところで天然資源に乏しい日本が、この狭い島国にて1億数千万人の人口を養っていくには貿易立国しかありません。近年、日本にとって貿易額のもっとも大きな国はもはや米国ではなく中国です。その観点から、この中国市場を巡る日米の競争関係は極めて微妙なものがあります。

2.極東における日本の孤立化の危機

 近未来の日本にとっての危機は、米中韓連携による日本の孤立化シナリオです。日本の孤立化シナリオについて、すでに90年代初頭にピーター・シュワルツ(筆者の所属したSRIの出身者)によって予言されています(注2)。

 この意味で米戦争屋による日中韓の分断工作は極めて長期的な米国国家戦略であると言えます。

 金融危機で経済が疲弊している現在の米国にとって、日本同様に貿易振興は重要となっています。そこで現在のオバマ政権は米国企業の対中貿易増進を狙っています。また、欧州寡頭勢力に闇支援されるオバマ政権はさらに、アジア太平洋地域を軍事的に支配する米戦争屋を一定程度、後退させて欧州企業の中国進出をも容易にする闇戦略も合せもっています。それに伴い、オバマ政権は中国政府の対米警戒を緩和する必要に迫られ、米戦争屋支配下の極東米軍の後退戦略(対中遠巻き戦略)を推し進めています(注3)。沖縄米海兵隊のグアム移転やオーストラリア移転はオバマ政権の対中戦略の一環ですが、一方、米戦争屋にとっては迷惑な戦略ということになります。

 このような対中重視のオバマ政権にとって経済的観点から、日韓が中国市場に向かうのは好ましくありません。そこでTPPやFTAで日韓を米国側に囲い込み、その間に米国企業あるいは欧州企業(欧州寡頭勢力の配下企業)が中国市場にて競争優位に立てるようにしたいのです。

 この辺の米国オバマ政権の対中戦略を中国首脳も韓国首脳もよくわかっていますが、隷米度の高い日本の首脳はよくわかっていないでしょう。日本の首脳はひたすら米国の言いなりになる選択肢しかありません、それは最近のTPPに対する日本政府の姿勢から明らかです。

 しかしながら、日本政府がひたすら隷米主義を採る限り、残念ながら、日本はアジア太平洋市場にて孤立化させられる危機があります。

3.日本の孤立化シナリオは米オバマ政権にとっても米国戦争屋にとっても好ましい

 対中貿易を米国企業や欧州企業で独り占めする戦略にて米経済再生と欧州経済再生を狙うオバマ政権にとって、日本企業の対中進出の抑制は好ましいわけです、すなわち日本の孤立化シナリオはオバマ政権にとって本音では大歓迎なのです。オバマ大統領の野田政権に対するよそよそしさから、それはうかがえます。その意味で、TPPはオバマ政権にとって日本企業を米国市場に釘付けにして、対中ビジネス活動を封じ込める手段のひとつと位置づけることができます。

 一方、上記、日中分断プロパガンダを仕掛けているとみなせる米国戦争屋にとっても日本の孤立化シナリオは好ましいのです。なぜなら、極東にて日本が孤立化すればするほど、日本の対・在日米軍依存度が高まるからです。

 以上の分析より、日本の孤立化シナリオは、アンチ戦争屋のオバマ政権にとっても、敗戦国日本を私物化する米戦争屋にとっても米国の国益上、実に好ましいのです。また3.11事件という仕掛けによって、日本が内向きになっている状態も米国寡頭勢力にとって、実に好ましいわけです。

4.米国のアジア太平洋戦略は二つある、誤解なきように

 上記のように、米オバマ政権は日本をTPPで足かせをはめ米国側に強引に押さえつけ、日本企業の中国を含むアジア太平洋市場での自由なビジネス活動を抑制する対日戦略をもっています。

 一方、今下野している米国戦争屋の極東を含むアジア太平洋戦略はどちらかというと、日韓と東南アジア諸国を味方につけて中露のアジア太平洋市場への進出を牽制するものです、つまり、オバマ政権と米戦争屋のアジア太平洋戦略は異なっています。この意味で米国のアジア太平洋戦略はひとつではなく、二つあります、誤解なきように・・・。

 そのため、われら日本国民が米国のアジア太平洋戦略を一体のものとして捉えると訳が分からなくなり、一見、矛盾だらけに見えるでしょう。

 われら国民がしっかり認識しなければならないのは、日本政府は悪徳ペンタゴン日本人に牛耳られていますから、彼らはオバマ政権ではなく、下野している米戦争屋の言いなりであるという現実です。

 米戦争屋は日本人に向かって作り笑いで“トモダチ”と言い、日本の味方の振りをして、結局、日本を半永久属国に封じ込める対日戦略をもっています。

 われら国民は米戦争屋の対日プロパガンダに協力する大手マスコミの政治・外交・防衛報道を安易に信じ込んではなりません。

 米戦争屋の対日戦略の本質をしっかり見極める必要があります。
 

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コメント
 
01. 2011年12月17日 21:03:13: 3ToHRL9Yuk
この戦略に対応するには、「沖縄独立」が一番だ。
密約で日本の思い通りにならない領土はお荷物以外の何物でもない。

02. 2011年12月18日 12:05:17 : v0dtZZZqZw

米国国家戦略

先の大戦で、日本はアメリカと戦ったが、
裏で、ルーズベルトはスターリンのソ連に「日本叩き」を促して参戦につながった。
その口説き文句が「樺太、千島、満州の利権を保証してやる」だった。

今も同盟国アメリカさまは、日本たたきではないか。
こんなデフレ国家日本になったのだろう。


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