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”原発事故は収束、冷温停止状態”のまやかし、強弁
2011.12.17 :(まるこ姫の独り言)
前から16日に、首相が"原発事故収束宣言”をすると言われていたが、どこに、何に根拠があってしたのだろうか。
野田首相は、“冷温停止状態"と言っていたが、“状態”がミソで、本来の“冷温停止”とは似ていても全く違うものだ。
この手法は、野田首相がいつも使ってきた手法と全く同じもので、やはり官僚用語の一つなんだろう。
TPPに参加するときも、慎重派に対して追及の矛先を鈍らせる為に使っていたし、公務員宿舎に対しての認識も我々国民とは全く違う、”削除”ではなく、”凍結"というような曖昧なものだった。
結局、すべてのものを、“あいまい"にして議論を封じようとしているのが透けて見える。
今回も、原発事故が収束したと発表したが、未だに故郷を追われ寒々とした仮設住宅に暮らしている人たちに取って、どこが"収束”だと言えるのか、反発ばかり募るだろう。
原発事故で故郷を追われた人達のすべてが、我が家に帰った時が最低限、"収束"と言えるようなものだと思うが。。。。。
ましてや、民主党政権には事故当初から、今に至るまで、とことん信頼性が薄れている。
どれだけ情報開示が遅れたか、どれだけ情報を小出しにしてきたか、政府、東電、保安院の姿勢を考えると、今回の宣言も反発が先に立つ。
冷温停止状態の定義も、いかにも自分たちに甘い。
圧力容器の底が抜け落ちてとけた燃料が落下していると言うが、実際にどんな状態になっているのかどうか掴めずただ水を注ぎ込み、むやみに冷却している状態だ。
その水の始末もままならなくて、建屋も損傷していて地下水への流入が止まっていない、海への流出を防ぐ遮水する壁も出来ていない状態でも、原発事故が収束したと発表する政府。
誰かに入れ知恵されたのだろうが、またしても操り人形だ。
誰が考えても反発するのは当然だし、ある日突然家を追われた人達に取っては余計にはらわた煮えくり返るだろう。
いつもの事かと、呆れているのかもしれないが。。。。。
本当に原発が収束したと言うなら、“原子力緊急事態宣言"も解除すべきだろうに、解除されていない。
これでは、民主党お得意の、パフォーマンスだと言われても仕方がない。
何をこれほど急ぐ必要があるのだろう。 しかし民主党政権は我が国の政権だ。
原発を輸出している国へのアピールだろうか。
そして、政権交代でこの国の古い政治が少しずつ出も変わるかもしれないと、期待を寄せた党だ。
その党が、今までの既成政党と思考が全く変わらないとわかり余計に失望感、絶望感が募る。
このままでは、誰も政府の言う事など信じやしない。
いくら選挙に向けて、口当たりの良い事を言いバラマキをしても霞が関の筋書き通りに動いていてはこの国は破綻の一途をたどる。
民主党には、国民に真摯に向き合わなくて何が国民生活第一かと言いたい。
私には、信頼も地に堕ちた感がある。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2011/12/post-fd24.html
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