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「小沢さんは無罪」 前田元検事「見立て違いの妄想」と捜査批判
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121622440023-n1.htm
2011.12.16 22:42 産経新聞
資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判が16日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれ、大久保隆規元公設第1秘書(50)=1審有罪、控訴中=の取り調べを担当した前田恒彦元検事(44)=証拠改竄(かいざん)事件で有罪確定=が証人出廷した。
前田元検事は「当時の捜査には問題があった」と東京地検特捜部の捜査を批判し、「小沢さんは無罪だと思う」と述べた。
前田元検事は平成22年1月20日、大阪地検特捜部からの応援として陸山会事件の捜査に参加。この際、主任検事から「この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢を挙げられなければ、特捜部は負けだ」と言われたと証言した。
また、4億円の土地原資がゼネコンからの裏献金だと見立てた捜査に対しては「見立て違いの妄想だった。現場は厭戦(えんせん)ムードだった」と述べ、「裏献金問題で小沢さんを立件したいのは特捜部長ら数人だった」と語った。
一方、自身の取り調べは「問題はなかった」と断言。取り調べに威圧を感じて事実ではない調書に応じたという大久保元秘書の証言については、「でたらめ。あまりに事実と違いすぎる」と語気を強めた。
大善裁判長は、元秘書3人の供述調書の証拠採否を決める公判期日を来年2月17日に指定した。採否の結果は小沢被告の有罪無罪を左右する可能性があり、注目される。
◇
小沢被告も興味津々? 前田元検事、内情を次々暴露
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121622460024-n1.htm
2011.12.16 22:45
指定弁護士側の証人として出廷した前田恒彦元検事は、ゼネコンからの裏献金に主眼を置いた東京地検の“筋書き”を「妄想」と痛烈に批判し、捜査の内情を次々と暴露した。一方、「取り調べは可視化すべきだ」と持論を展開、供述を引き出す「割り屋」の自信をのぞかせた。
服役中の前田元検事は、オレンジのフリースに青のジャージー姿で入廷。冒頭、「私は社会的に死んだ身で死人に口なし」と自嘲しながらも、「特捜部の捜査には問題があった。検察の有利不利を問わず証言する」と決意を語った。
捜査では、ゼネコンへの聴取に重点的に人員が投入されていたと証言。「企業から(献金したという)話が出ず、現場はかなり疲弊していた」と振り返った。
元秘書の石川知裕衆院議員(38)が中堅ゼネコン「水谷建設」からの裏献金受領を一貫して否定したため、担当副部長が「あいつ、もらってないんじゃないか」と話していたことも暴露。検察の想定と異なる聴取内容は調書ではなくメモにしていたことなどを挙げ、「証拠化していなかったとして「検審にそれが示されれば、水谷建設からの裏献金の信用性も減殺されていたはず」と述べた。
一方、陸山会事件の捜査応援に選ばれたことには「職人として買われてきた」と説明。「特捜部を愛している」とした上で、「捜査が可視化されれば、私がここに来る必要もなかった」と胸を張った。
前田元検事は終始、甲高い声でまくしたて、弁護人に「その質問、あまり意味がないかな」と指摘する場面も。小沢一郎被告は時折、興味深そうに見つめていた。
◇
「妄想についていけず」 法廷での主なやり取り
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111216/trl11121623000025-n1.htm
2011.12.16 22:59
東京地裁で16日に開かれた民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第10回公判の主なやり取りは次の通り。
午前10時前、小沢被告に続き、大阪地検特捜部の証拠改竄(かいざん)事件で実刑判決が確定し、服役中の前田恒彦元検事(44)が入廷。前田元検事は、陸山会事件で大久保隆規元秘書(50)の聴取を担当した。検察官役の指定弁護士が尋問した。
弁護士「あなたが作成した調書は証拠請求を撤回されている。なぜか」
前田「私は任意性が問題になる取り調べはやっていないが、私自身の事件もあり、色メガネで見られ、信用してもらえないであろうと。陸山会事件の捜査では検察のやり方に問題があったと思っている」
弁護士「簡単に説明を」
前田「いろいろあるが、筋が違うんじゃないかと」
弁護士「それは捜査の方法か、見立てについてか」
前田「一番は見立てだが、私以外の検事の取り調べがどういうものだったのかについても聞いて知っているので、それにも問題があったと思っている」
弁護士「あなた自身の聴取に問題があったとは?」
前田「思っていない」
弁護士「捜査に関する資料はいつ入手したのか」
前田「主任検事の部屋で渡された。その際、キャップから『この件は特捜部と小沢の全面戦争だ。小沢をあげられなければ特捜の負けだ』といわれた」
弁護士「大久保さんが気にしていたのは企業献金だったのか」
前田「500万円なり200万円なりを、受け取っているのは話していたが、ゼロが一つ少ない。趣旨も小沢一郎ではなく、自分がもらったものだと」
弁護士「あなたは、ある事件の証拠に手を加え、検察を解雇された。なぜ改竄したのか」
前田「検察の体面を保つことと自身の保身のため」
弁護士「主任検事として大きなプレッシャーを感じていたのか」
前田「はい」
弁護士「本件もそうか」
前田「それは全然違う。(改竄した)厚労省の事件では、大阪高検検事長が積極的で、単独犯ではあり得ないという雰囲気があった。本件では、裏献金で小沢先生を立件しようと積極的なのは、特捜部長や主任検事など一部で、現場は厭戦(えんせん)ムードだった」
弁護士「東京地検の見立てがまずいと思ったのは、企業献金の筋か」
前田「そうだ。もっと小沢先生周辺や奥様の資金周りを調べるべきだと思ったが、できていなかった。4億円が企業からの献金と『妄想』する人もいたが、正直ついて行けなかった」
午後からは弁護側の反対尋問が行われた。
弁護人「午前中の尋問で『他の検事の取り調べにはいろいろ問題があった』と言っていたが、どんな問題があったのか」
前田「副部長の調べで『(水谷建設から)5千万円を受け取っただろう』と言ったら、石川(知裕衆院議員)さんが否定して『受け取っていない証明として土下座もできる』ということで土下座した。否認していた被疑者が次の日の朝に土下座して『嘘ついてました』というのはあり得るけど、普通はない。いかがなものかと」
前田「それから当時、石川さんがウナギの養殖業者から賄賂をもらったという話があった。実は贈収賄にはあたらないのだが、それを贈収賄として調書を取って『虚偽記載を認めなければ考えがあるぞ』と。それでも石川さんは頑張った。副部長は『あいつ(5千万円を)受け取っていないんじゃないか』と話していた」
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