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今は増税問題一色ですが、納得のいかないのは国民に負担を強いる国会議員たちが全く無傷でいようとする姿勢です。国民に負担を迫る前に、多額の税金を使っている自分たちが痛みを負うのが順当なのではないか。数か月の報酬一部カットでお茶を濁し、自分たちは未だに圏外にいて国民だけに負担を押し付けようとする姿勢に大いに疑問を感じます。
この点にマスメディアは一言も触れず、国民もまた当たり前として受け止め、増税、年金カットは財源確保のためだから仕方がないとばかりの姿勢を貫いているのは理解できません。このような時こそ国民も交渉術を発揮して、高額報酬や議員の削減、仕事内容にそぐわない数々の議員特権や既得権の返還や縮小などを迫るべきではないのでしょうか。
世界一高い議員報酬と数々の議員特権。チルドレンといわれる議員たちのように、議員になってからあいさつの仕方から研修を受けるような無駄な議員たちに支払われる報酬は国民の税金なのです。一体どこまで日本の国民はお人よしなのでしょうか。現在国会議員は衆議院480人、参議院242人の定員。議員本来の仕事は法律を作ることですが、タレントや知名度だけで当選した議員には所詮無理な話。
当選後は挨拶の仕方から学ぶお粗末な研修会が必要とされていますが、役に立たない議員たちにどれほどの税金が使われているのでしょう。公表されている国会議員にかかる歳費は、文章通信交通滞在費や立法事務費を含めて約4400万円。世界第2位のアメリカ議員の1700万円を大きく引き離しています。報酬はドイツの連邦議員の900万円に比べ日本の国会議員は2100万円で2.3倍。もちろん世界一高額です。
文書通信交通滞在費月額1200万円は領収書必要なし。3名の公設秘書の給与合計約2300万円。他に議員会館使用料、都心のオフィスと3LDKの豪華議員宿舎、海外視察名目で使える人と金(飛行機はファーストクラス使用、旅行費用は約170万円)。新幹線無料パスから飛行機の無料チケット等、すべてを含めると軽く1億円を超えます。勤続25年以上の議員にはさらに月額30万円の特別交通費加算の特権もあり、議長が亡くなると3000万円以上の弔慰金がなぜか税金から支払われます。
このような特権を悪用して、九州のゴルフ場に通うため航空チケットの特権を乱用と疑惑視された民主党議員がいます。参議員に当選したある問題児の民主党議員は「これで6年間はメシが喰える」と言ったとか。国民としては何ともやり切れません。税金で政党活動を支えようとする政党助成金についても即刻廃止すべきです。
国会議員の汚職を防ぐため、企業、団体献金を2000年から全面的に禁止する代償として、議員一人当たり約4500万円が税金から支払われますが、結果的に現在でも企業、団体献金は禁止されたとは言い難く存続の意味はありません。政党活動を税金でというのもそもそもおかしな話です。
助成金の余剰金は返納する義務を要しますが、蓮舫行政刷新相は5000万円以上の余剰金を貯め込み、平野達男復興・防災相も2010年の年末に2424万円が残っていました。使途にも疑問があり、化粧やヘアメイク代の個人的なものや、中川正春文部科学相、山岡賢次国家公安委員長は受け取った1000万円を、支出先の公開義務がない人件費としてすべて支出しています。
つまり身内に支払ってもわかりません。いずれにしてもこれだけ特権を与えられていると使いきれないのではと庶民は思います。今、国民年金改革も盛んに論議されていますが、議員たちにその資格があるのでしょうか。議員年金の特権こそ先に排除すべきです。月額10万円の保険料を10年払えば月34万円の年金を一生もらえます。
年金は11年目からは一年毎加算され、例えば12年在職で年間428万円、最高額は在職50年で年額約741万円の年金が支払われ、その財源の約73%が税金で賄われています。このような特権には与野党議員が結束するお手盛りなのでやり切れません。国民の年金改革を真剣に考えているとは到底思えない身勝手な議員年金制度。これで国民の年金制度を論議できるとは呆れた厚顔です。
今や議員たちは自分たちに矛先は一切向けず、国民だけに負担を押し付けようとしています。他国では国民の理解が得られず血なまぐさいニュースとなりますが、やりたい放題の議員連を前に日本国民はまったく無反応で議論さえ沸き起こりません。メディアが増税や年金カットにスポットを当てて連日のように財源不足を報じると、増税もやむなしの空気が一方的に流れますが、議員に矛先が向けられることはありません。メディアのだらしなさも憤懣ものです。
私は橋下氏の信奉者ではありませんが、良くも悪くも今の状況では橋下大阪知事のような断固として改革を決行するリーダーシップが必要です。橋本氏は府知事時代に就任直後から大胆な財政再建に乗り出しましたが、府職員の給与カットの際は知事の退職金50%カット、給与30%以上のより多くのカットをした上で、府職員の6〜13%の給与カットを断行しました。国の在り方もまた同じです。
国民に痛みを押し付ける前に、まずは率先して自らにより大きな痛みを課し国民にお手本を示すべきです。不幸なことに国の重大事に政府はかつてないほど劣化の一途をたどっています。財源確保の仕分けを演出しても裏で多くが復活し実行性は不透明、天下りは前政権と変わらずで、なくすと公言し国民に希望を持たせた分だけ性質が悪い。
議員への違法献金は首相や閣僚クラスだけでも以前よりひどい状態、高速道路料金は実質値上げもあり、日本農業生き残りのためにやる気のある農家の強力支援が必要な時に、農家の戸別補償のバラマキでやる気のない農家も救い、ついでに官僚もやる気をなくし、今や国はボロボロの状態です。
増税はさけて通れないのに未だに「増税反対」の方向音痴の本音は「次は席が50になる」という選挙睨み。公務員給与や職員削減だけでは追い付かない財源だというのに、財政再建の中身は黙して語らず「増税反対」のみをブチあげる。それでも期待するならば、耳当たりの良い言葉を並べたてた現政権誕生時の二の舞となるのは目に見えています。
どじょう総理は国民に背を向けたまま党の融和だけに熱心ですが、泥という言葉にはあまり良いイメージがわかないのが一般的です。
http://www.olivenews.net/news_30/newsdisp.php?m=0&i=1
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