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TPP政府代表選出が遅れる理由
http://www.amakiblog.com/archives/2011/12/14/
2011年12月14日 天木直人のブログ
私にとってのきょう一番の興味深い新聞記事はこれだ。
すなわち12月14日の毎日新聞が次のように報じていた。
「(野田)首相は13日、(TPP交渉参加に向けた)府省横断の
官僚チームを発足させることを決めたものの、肝心の政府代表は空席
のまま決定は年明けに先送りされた」、と。
私は先に野上義二氏がTPP政府代表に内定したというニュースに
接した時、外交で点数稼ぎをしようとしている野田首相、玄葉外相の
下ではこれで決まりだと思った。
ところが、その毎日新聞はTPP政府代表選出の遅れの理由を更に
次のように書いているのだ。
すなわち枝野経済産業大臣が野上義二外務省OBの政府代表人事に
待ったをかけた。
「野上氏は(外務省事務)次官時代、民主党の田中真紀子元外相と
関係が悪く、支障が出る」、と。
確かにそうだ。
おまけに田中真紀子は外務委員長である。TPPの
国会審議に必ず影響が出てくる。
そしてもう一人の政治家を忘れてはいけない。
それが鈴木宗男だ。
おりしも彼は刑期を終え、晴れて政局の中に戻ってきた。
野中氏の外務省は田中真紀子を追い出す手段として鈴木宗雄を使った。
そして田中真紀子の追放に成功した後、もう一人の邪魔者である鈴木
宗男を切ったのだ。
鈴木宗男が騒ぎ出されてはたまらない。
野上義二氏をTPP政府代表にすることは出来ないのだ。
しかし、私は、枝野大臣が野上義二氏の政府代表に反対したもう一つの
理由があると思っている。
それは経済産業省と外務省の経済外交をめぐる積年の主導力争い
である・・・
◇
TPP:政府代表も難航 交渉の核、候補者次々と消え
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111214ddm005020008000c.html
毎日新聞 2011年12月14日 東京朝刊
環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に向け、実質的に対外交渉を仕切る「政府代表」の人選が難航している。野田佳彦首相が11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で交渉参加を表明して約1カ月。首相は13日、府省横断の官僚チームを発足させることを決めたものの、肝心の政府代表は空席のまま決定は年明けに先送りされた。【小山由宇】
政府は13日、TPP交渉参加に向け、関係閣僚会合を初めて開き、今後の態勢を決めた。古川元久国家戦略担当相を議長とする閣僚会合、関係副大臣らによる幹事会を置き、事務局長に竹歳誠官房副長官を充てる。その下に(1)TPP関係9カ国との交渉(2)国内の省庁や団体との連絡調整(3)国民への広報−−の三つの府省横断チームを、計50人規模で内閣官房に設置する。
府省横断チームの設置はAPEC直後に藤村修官房長官が表明していた。発足がずれ込んだのは、核となる政府代表の人選が難航したためだ。まず、古川氏が長島昭久首相補佐官に打診したが、長島氏は政府代表に各府省への権限がないことを理由に固辞。次に浮上した元外務事務次官の野上義二氏には、枝野幸男経済産業相らが「野上氏は次官時代、民主党の田中真紀子元外相(現衆院外務委員長)と関係が悪く、支障が出る」と反対した。
米国は現在、国内で日本の交渉参加の是非に関する意見を公募。日米協議は1月中旬以降となり、段階的にハイレベルに移行する見通しとなっている。このため、藤村長官は13日の記者会見で「当面1〜2カ月は(本格)交渉にならない」と述べ、人選は年明けで間に合うとの認識を表明。その上で「政府代表にはタフネゴシエーター(手ごわい交渉人)が必要だ」と語り、慎重に人選する考えを示した。
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