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逃げまくる野田首相の卑劣と醜悪 小沢一郎はなぜ見捨てないのか
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2011/12/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
なぜすべての問題に正面から立ち向かわないのか
「仕事もせず閉幕は論外」――と、さすがに大新聞も批判していたが当然だろう。重要法案がほとんど成立していないのに、ドジョウ首相は国会を閉じてしまった。
法案の成立率は、34%と過去20年間で最低。国家公務員の給与を削減する法案も成立しなかった。
国会を閉じたのを見て、ドジョウ首相のことを、つくづくダメな男だと再認識した国民も多いのではないか。ロクでもないヤツだということが、いよいよハッキリした。
野田首相が国会を閉じた理由は明らかだ。一川防衛相、山岡国家公安委員長の2人が問責され、このまま国会を開いていても野党から攻撃されるだけだから、“逃げるが勝ち”と、重要法案を放り出して閉じたのはミエミエだ。
野田首相は一事が万事、すべてこの調子。問題に正面から立ち向かおうとしないのだからどうしようもない。
たとえばTPP参加だ。TPPに参加したら、日本が打撃を受けるのは間違いないが、野田首相がTPPに参加するつもりなのは、日本中が知っている。だったら正直に「TPPに参加します」と宣言すればいい話。
ところが、「交渉参加に向けて関係国との協議に入る」と、協議に参加するのであって、TPPに参加するのではない、と玉虫色の文書にした。TPPに参加すると決めているのに、協議に参加するなんてごまかしもいいところだ。党内の反発を恐れたのだろうが、小細工がすぎる。
一国のトップなら、どんな問題にも正面から立ち向かうのが当たり前のこと。ところが、野田首相にはリーダーとしての気概もない。
◆なぜ「消費税10%」を堂々と口にしない
なぜ、野田首相は正々堂々、問題と対峙しないのか。盗っ人さながらコソコソと核心をボカすことばかりしている。
消費税アップにしても、税率を10%にするつもりなのはミエミエなのに、いつまでたっても国民に説明しない。消費税をアップしたいなら、何度でも記者会見を開いて国民に訴えればいいじゃないか。姑息なことに、経済状況が悪化したら増税を見送る「弾力条項」を導入することで、反対派を軟化させるつもりらしい。それもこれも、すべて政権延命と保身のためだ。政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「野田首相という人は、ケンカができない政治家。敵をつくりたくないから、アッチコッチにいい顔をする。謙虚なのは結構ですが、いろいろと気を使って何も進まなくなっている。八方美人が八方ふさがりになってしまったのです。総理になった以上、これをやると決めたら、命懸けでなければ、前に進まない。それにはケンカも必要です。しかし、野田首相にはそういうものがまったく感じられません」
日本は難問山積なのに、トップが自分の延命と保身ばかり考えているようではどうにもならない。
しかも、保身第一の野田首相が卑怯なのは、消費税アップもTPP参加も、正面から訴えず、ムードをつくり、“既成事実化”させようとしていることだ。このまま野田首相にやらせていたら、日本は本当におかしくなってしまう。
◆小沢一郎も口先だけの男なのか
さすがに国民も、ドジョウ首相の正体に気づきはじめたのだろう。
とうとう野田応援団である「読売新聞」の調査でも、「支持42%」「不支持率44%」と、支持と不支持が逆転した。
政権発足から3カ月もたつのに、なにひとつ実績を挙げていないのだから、支持率が下落するのも当然というものだ。
こうなったら、小沢一郎も“野田降ろし”に動くべきだ。国民もドジョウ首相を見放しはじめている。
ところが、小沢一郎は口では「政権交代の原点に返るべきだ」「消費税増税は、国民に通用しない。賛成できない」と野田内閣を批判しながら、ちっとも行動に移そうとしないのだから、どうかしている。
なぜ、いつまでも口先だけでモゴモゴ言っているのか。もう、民主党が絶望的なことは、小沢一郎が一番分かっているはずだ。国民も小沢一郎が動きだすことを期待している。
「野田政権はまったくの役立たず政権、百害あって一利なしです。だから支持率も急落している。それを見て、大新聞やアメリカも距離を置き始めた。だからこそ、なぜ小沢さんは動かないのかと言いたい。野田首相を捨て、なぜ離党しないのか。本当に不思議です。小沢さんは、発信しているというでしょうが、ネットメディアとか1年生議員の会合に出て、野田批判をしても国民には届かない。大々的にメディアを集めて、野田政権ではダメだ、消費税増税などやらせたらこの国は滅びると語るべきです。いまの永田町を見渡して、閉塞状況を打破できる政治家は小沢さんしかいない。それは衆目の一致するところなのだから堂々と動くべきです」(元外交官で評論家の天木直人氏)
◆もう民主党に小沢の居場所はない
もし、このままアクションを取らなかったら、国民は小沢一郎に失望するだけだ。
たしかに、裁判を抱え、党員資格も停止されているから動きづらいのかもしれない。
しかし、そんな言い訳をしている場合じゃないだろう。裁判があるから隠れているというのでは、どんどん日陰者扱いされるだけだ。
「ひょっとして来年4月、1審で無罪を勝ち取ってから、表舞台に出るつもりかもしれませんが、甘すぎます。たしかに、常識で考えれば小沢一郎は無罪です。しかし、司法も含めたオール霞が関が、小沢を無罪放免にするはずがない。仮に1審で無罪になっても、2審、最高裁と裁判は何年もつづく。民主党の『反小沢一派』も、簡単に党員資格停止を解かないでしょう。民主党にいても、小沢が復活する可能性は低い。だったら、国民のために立ち上がるべきです。小沢が立ち上がれば、政治の流れは確実に変わります」(政治評論家・本澤二郎氏)
野田首相はどんなに批判されても、民主党代表の任期がくる来年秋まで総辞職も解散もしないつもりだ。小沢一郎は、それまで沈黙しているつもりなのか。どんな行動を取るのか、小沢一郎も問われている。
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