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野田佳彦と云う総理大臣は霞が関の拡声器 今さら批判や非難の価値もない
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2011年12月12日 世相を斬る あいば達也
誰だ!野田が演説上手だなどと評した奴は。美辞麗句を並べたて、心のこもらない“正心誠意”だか何だか判らんが、単に声質が政治家向きだ、と云うだけだ。愚民が心打つ、相田みつを氏流の“処世訓”を政治に持ち込み、低姿勢ファシズムを日本の政治史に持ち込んだ男として、後世に伝えられるだろう。
しかし、野田の実体はカラッポだ。その証拠は、彼が選択する政策のプライオリティーがすべてを物語っている。10月2日の拙コラム「野田佳彦の獣道 何をすべきか判らないは、何でもしてしまう怖ろしさ」は現実のものとなっている。野田佳彦が今現在行っている政治は、霞が関がやりたいことを、代行している拡声器付きロボットそのものだ。野田が口にする“国益”はすべて霞が関か大企業と云う既得権益勢力が歓ぶモノだけである。
原発対策は細野と枝野と東電に丸投げ。震災復旧復興は自治体の奮闘に頼るという無責任さ。その癖“福島の再生なくして日本の再生なし”等と相田流で茶を濁す始末。まさに、リーダーシップを発揮すると予算のかかるものばかり、逃げている。勿論、財務省から「真面目に原発対策とか始めたら国家が滅びますよ、総理!国益とは国を守ることで、一部の国民を守ることではありません!」等と脅かされているのだろう。TPPにせよ、消費税増税にせよ、今喫緊の課題だと、誰が決めたのだ。国民は政権交代時に民主党の“行財政改革”の徹底を選択したのだ。
予算の組み替えと地方分権がコアだった。 予算の組み替えと地方分権を置き去りにして、元を断たずに、ひたすら国民生活を脅かす社会保障の改革(サービスの削減が主)と増税では、歌舞伎町の“やらずぼったくりバー”も腰を抜かす暴挙である。しかし、愚民の多くが致し方ないと受け入れる気持になっている事は悲劇だ。マスメディアの愚民政策が未だ功を奏しているのだから。
しかし、このような愚民の多い国家において、小沢一郎が理念として持っている民主主義などと云うものが、本当に実現するのか、今では疑わしくさえなっている。コラムを書くペースが落ちているのも、日本と云う国の国民の質であるとか、敗戦後の米国支配から抜け出せない統治システムがあまりにも強靭で、ブレーク・スル―する糸口さえ見えないという現実は無力感さえ憶えるわけ。
つまり、野田政権が何をするとか、何をしたとか、そう云うレベルで日本の政治を捉えていても埒があかない、と云う根源的問題に行き着くわけです。今の野田政権は日本人の醜悪さが象徴的に現れた政権だと見ることも可能だと思う。極めて大人しく、礼儀正しいのだが、実は自立の心根を持たない民族ではないのだろうか、と頻繁に懐疑的になる。争わない美徳が、長いモノに巻かれろ精神を醸成しているように思える。
日本人の自立心は、何処まで行っても、個人の領域から逸脱しない。極めて個人的領域に留まる自立心はあるのだが、それ以上拡がるという事が少ない。政治や行政も、任せて文句を言うだけだ。自治意識があまりにも乏しい国民なのかもしれない。従順なフリをして、ちゃっかりズルをする。一休さんのトンチのような生き方だ。おそらく、鎌倉以降の幕府政治の中で、庶民が生き残るための知恵だったのだろうが、知恵の領域から抜け出さない限り、日本の自立も遠い夢物語、と云う可能性が非常に高いと思われる。
“従順なフリをして、ちゃっかりズルをする。一休さんのトンチのような生き方だ。”これこそが野田佳彦の政治なのだ。つまり、日本人を体現しているのが、野田政権と観察しても言い過ぎではないだろう。気持が悪いだろうが、日本人には、あぁ云う国民が非常に多い。小沢一郎一人に日本の政治の刷新を任せ切る。小沢がいなくなった日本の政治シーンでは、なにも出来ないような現在の状況は、或る意味で最悪な状況だ。
小沢一郎をさておいてでも、動く政治家が出てこない事には、小沢が裁判の結果を見て動くにしても、属人的過ぎて、心もとない変革になるのではないだろうか。昨日の小沢の会見で、総理に相応しい奴は居るかと云う質問に「居ない」と答えたのが耳に残る。時事通信の記事を参考に載せておく。*記事とはニアンスが筆者は異なり、「首相はもっと国民に分かりやすい言動を取るべきだ」と云う部分だが、増税を喫緊にしなければならない論理的且つ具体的な(筋が通った)説明をしなければならない。つまりは、それが出来ないだろう?と云うニアンスが含まれている。逆に、説明し始めれば墓穴を掘ると読んでいる。
≪ 消費増税は契約違反=「首相は覚悟示せ」−民主・小沢氏
民主党の小沢一郎元代表は11日、都内で記者会見し、野田佳彦首相が目指す消費増税について「国民との契約違反だ。何としても今やりたいということならそれなりの覚悟があるはずだ」と反対の考えを強調した。さらに「首相はもっと国民に分かりやすい言動を取るべきだ」と指摘、首相の対応は説明不足として強く批判した。
「覚悟」とは、首相に増税前の衆院解散・総選挙を求める趣旨かとの質問には、小沢氏は 「そうではない。政治家の考え方と決意を示さないと、国民は納得しない」と説明した。 増税反対派による新党結成の可能性について、「当面は、政権交代の時の気持ちに戻って頑張ってほしいと考えている」として、首相の出方を見極める考えを表明。同時に「聞き届けられなかった場合はそれなりの方法を考えなくてはいけない」と述べ、否定しなかった。
一方、小沢氏は橋下徹次期大阪市長について「旧体制を壊さなければ本当の市民、国民のためのものは生まれないという話をしているが、その点は私の年来の主張と同様だ」と評価した。
小沢氏の会見は、フリー記者らでつくる「自由報道協会」 主催で行われた。≫(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011121100135
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