05. 2011年12月11日 02:52:53: sbXLVGuQjg
私は無力だが、情報ならいくらでも提供できると自負している。少し長くなるが参考にしてもらいたい。小沢一郎氏は完全無罪。 そう考える人は少なくないし情報誌もいくつも発信している。 以下はそう考える個人・情報誌を列挙し、個人の発言をなかなか拾いにくいところとリンク切れにならないとも限らないサイトに関しては引用もしくは要約しておく。大分長いね…。 こんなのは氷山の一角だ。著名人等を中心に列挙しているのでこれからの活動にあたって大いに参考にしていただきたい。 もし仮にうざかったら板を建立した方に管理人へ削除依頼を求めてください。それ以外の人は頼むから自重を。 http://www.kyudan.com/opinion/kensatsu4.htm 小沢幹事長の西松事件の真相 http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2010/01/post_206.html ジャーナリストの田中良紹氏による権力闘争の構図を暴く http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-26/2009012615_01_0.html 西松建設から献金を受けていた自民党議員は14人 自民党清和会出身ではない二階派だけ狙い撃ち! http://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/files/h22_924.pdf 森ゆうこ参議院議員が提示した資料「過去3年間に政治資金収支報告書の訂正件数」 ------------------------------------------------------- 注目:森ゆうこ議員は今年初めに例の検察審査会の実態を確かめようと東京地検に赴き国政調査権を行使しようとしたが、憲法上の問題があって受け入れてもらえなかった。というのも国政調査権の行使は議員ではなく議院に対し法的効力を発揮するため、例えば参議院の役員等が動かなければならなかったということのようだ。一説では、そうしなければ犯罪事実がないのに例えば会社の名前を国会で発言するなどすれば株が下がるなど、政治的圧力によって悪影響が出る為とか。なんだそれは。非常に無念だ。 http://www.ron.gr.jp/law/law/jp_kenpo.htm#4-kokkai 日本国憲法 第四章 国会 第六十二条 両議院は、各々国政に関する調査を行ひ、これに関して、証人の出頭及び証言並びに記録の提出を要求することができる。 ------------------------------------------------------- http://www.nytimes.com/2009/05/29/world/asia/29japan.html 2009年5月28日、ニューヨーク・タイムズ誌が日本東京地検による国策捜査と暴露[原文] http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1620.html カナダのオンタリオ州のナイアガラ地域の大学で日本語を教えていらっしゃる美爾依氏の「カナダ de 日本語」に掲載された訳文の内、東京新聞の東京検察記者クラブ担当報道長官、瀬口晴義氏の証言および元検察官の証言。 ------------------------------------------------------- 先月、日本の大きな全国紙に比べて小さな日刊紙であるが、全国紙より政府に批判的である報道で知られている東京新聞が、小沢氏に献金した同じ会社から寄付を受け取った与党議員についての調査の記事を載せた後、3週間、東京検察官と話すのを禁止された。 東京新聞はその理由を、単に検察が公表されることを望まなかった記事を報道したことで罰されたと伝えた。「検察官に逆らうことは、最後のメディアタブーのうちの1つ」と、東京新聞の東京検察記者クラブ担当報道長官、瀬口晴義氏は言った。 ------------------------------------------------------- 「私が検察官だったときは気分がよかった。でも、今は1人の市民として、騙されたように感じる。」と36年間検察官を勤めて、今は退職している宗像紀夫氏は語った。 ------------------------------------------------------- http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2011071700005.html 昨年末から検察改革に取り組んでおられる笠間治雄検事総長が2011年7月11日の朝日新聞社の取材で、国税局や証券取引等監視委員会(SESC)、公正取引委員会からの告発事件を処理する財政・経済班を拡大・強化し、警察の知能犯事件なども引き受ける、と宣言。 http://www.janjanblog.com/archives/18364 記者の山崎康彦氏 10月6日付け読売新聞 「東京第五検察審査会」の「小沢氏起訴相当」の議決は第一回議決と同じく審査補助員の弁護士が誘導した結果であることが曝露されたのです。 山崎康彦氏『紙と電波を独占する大手マスコミが作る「大本営発表世論」を凌駕する「草の根ネット世論」の形成・興隆を目指しています』 http://wpb.shueisha.co.jp/2010/11/01/919/ 【実態がナゾだらけ「検察審査会」メンバーはホントに存在するのか?】集英社調べ 集英社の週刊プレステージに掲載された特集記事によると、次のような指摘がなされています。 「2度の修正はお粗末すぎますが、それだけなら単純な『事務的ミス』で済んだはず。問題は、計算し直された平均年齢が、なぜか半年前の1回目の議決のときと同じ数値であること。1回目と2回目で審査員メンバーが替わっているにもかかわらず、『34・55歳』という数字がピタリと一致しています。こちらの計算では、そんな若いメンバー構成が2度も続く確率は0.1%以下。これはあまりにも不自然です」 調査では、確率で言えば0.1%以下しかいない審査員の平均年齢が前回と一致していた事実は課内の職員全員で検算した結果で間違いないとのこと、1人だけ年齢を公表したのに年齢と性別と生年月日しか把握しておらず何を公表するかは審査員が決めて運営側は都合良くそれに従うらしいこと、審査員の選び方は場合によっては拒否権利はあるがパソコンでワンクリック詐欺!いやクジらしいこと、資格審査は前任の審査員!質問表を通知して回答形式らしいが手元にはないから取材の人間には見せられないこと、会議の実施日時や参加者を記録する会議録はあるが重要な資料になるはずの議事録は審査会法で義務付けておらず一切つけていないこと、運営を担当した手嶋課長は確かな審査員を見ておらずその日の担当者にも合わせられないらしいこと。 http://miyazakimanabu.com/2011/10/30/1164/ 作家の宮崎学氏:日刊ゲンダイのガサ入れの裏に「ジェラシー」ありき (近年は警察の腐敗追及やアウトローの世界を主なテーマにした執筆活動等) http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2010/05/post_95.html [※週刊朝日の山口一臣編集長]小沢一郎が「起訴相当」になった理由 http://www.wa-dan.com/yamaguchi/ ←抗議文の経緯 http://www.wa-dan.com/yamaguchi/images/doc_large.gif ←抗議文 [※週刊朝日の山口一臣編集長宛]週刊朝日2010年2月12日号に掲載された「子ども“人質”に女性秘書『恫喝』10時間」と言う記事に対して東京地方検察庁・谷川恒太次席検事から事実無根として抗議文が送付 http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/the_journal110207_5.jpg http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011013001000608.html 2011年1月15日に特捜部検事からの再聴取(2010年5月3日)で石川被告ICレコードに録音していたことが判明。URLは検事とのやり取りを素起こしされたもの。 http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20100126.html 週刊朝日2010年2月5日号に掲載された内容によると、「特捜部の指揮権が移っており、指揮権を持つ大鶴基成・最高検検事が「小沢は、何があっても必ずやるよ。強硬派筆頭の大鶴さんは「証拠は揃った。あとは何でやるかだ」と話している。狙いはあっせん収賄だが、ダメでも政治資金規正法違反の「共犯」であげられる。脱税でだってできるからね。ただ、最後は議員辞職と引き換えに手を打つという方向も残している・・・・・」と東京地検特捜部の関係者が週刊朝日にリークしています」 http://gendai.net/articles/index/syakai/2058 裁判所も認めた!世紀の謀略「小沢事件」全内幕 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131366 【脅しとデッチ上げしかできない地検特捜部はとっとと解散したほうがいい】 元東京地検公安部長で弁護士の若狭勝氏はこう言う。 「被告の弁護側は検察が提出してきた供述調書の中身を問題視し、異議を唱える時は2つのパターンがあります。ひとつはそもそも取り調べ段階の捜査に違法性があり、調書全体が認められないと主張するケース。もうひとつは調書の証拠採用は認めるが、中身については信用性を争うケースです。今度のは最初のケースで、裁判所もそれを認めた調書がこれだけあった。捜査の手法に相当な問題があったという証しです。この裁判は小沢氏の元秘書の裁判で、小沢氏本人が強制起訴された裁判とは裁判長が違います。裁判長によって、証拠の評価、判断は違いますが、最初のパターンでこれだけの調書が却下されたとなると、裁判長によって、その評価が変わるとは思えない。小沢氏の裁判にも影響があるだろうし、検察審査会は昨年、証拠申請が却下された石川氏の供述調書を重視して、『小沢氏に共謀の可能性あり』と強制起訴議決をした。その前提が崩れたとなると、検察審査会から地検特捜部への批判が出てくる可能性もあります」 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131480 【当時の大新聞はどう報じたか】131413と文面同じ 「当時のメディアのほとんどが『関係者の話』として報じていることから、検察リークに間違いないでしょう。そこに供述の信憑性を疑う姿勢はカケラも感じられません。今になって手のひらを返して検察の捜査手法を疑問視するとはチャンチャラおかしい話です」(司法ジャーナリスト) 検察のチョーチン持ちが、正義漢ぶるなよというわけだ。昨年2月4日の大報道を目にした読者の99%は「やっぱり小沢も知っていたんだ。悪いヤツだ」と思い込んでしまったはずである。その点はどうするつもりなのか。 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131413 【東京地裁が却下した検察調書 当時の大新聞はどう報じたか】131480と文面同じ 元共同通信社記者で、同志社大社会学部の浅野健一教授はこう言う。 「今のメディアは権力に寄りかかっていて、権力の動きこそ“真実”と考えている。そこには記者(メディア)の視点はなく、権力の視点だけです。今回は裁判所の画期的な判断が下されたが、裁判官(権力)が下した判断に乗っただけのことです。権力の発表を伝えることが“客観報道”と考えるメディアが世論をつくり、政治を動かしている。まさにメディア・ファシズムです」 東京地裁の調書却下は、当時のメディア報道も否定されたのと同じなのである。 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131414 【裁判官が特捜部を信用しなくなったという点でこれは画期的出来事なのです】 「新聞は『調書の一部が却下された』と小さく報じただけですが、これは大変な事態です。これまでの裁判では、いくら法廷で被告が『自白を強要された』などと主張しても、検察側が否定すれば水掛け論で、真相は藪(やぶ)の中。裁判所は検察官の言い分を信用する傾向が強かった。しかし、今回はICレコーダーの録音という動かぬ証拠があり、さすがに裁判所としても検察側の言い分をうのみにすることができなかったのです」 「石川議員のレコーダーには、特捜部の検事が脅迫めいたことを言って、供述維持を迫る様子が克明に記録されていた。裁判官は“こんな取り調べをしていたのか”と驚いたのでしょう。その結果、供述調書の任意性は認められず、大量に却下された。郵便不正事件で大阪特捜部の証拠改ざんが社会問題になった影響も大きいと思います。裁判所が、これまで盲目的に信用していた検察官の調書を疑うようになった。そういう意味で、これは画期的な出来事です。郵便不正事件の村木裁判に続き、陸山会裁判でも検察は敗北したということです」 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131475 【大マスコミが「1行」しか報じない 調書不採用決定文 衝撃の中身】 決定書はA4判71ページに及ぶ大作だ。大マスコミは〈心理的圧迫と利益誘導を織り交ぜながら巧妙に供述を誘導した〉という1行しか紹介したがらないが、中身は捜査批判のオンパレードだ。 中でも衝撃的なのは、デッチ上げ検事の前田恒彦受刑者の取り調べ内容に踏み込み、40年以上前に最高裁が違法と判断した「切り違え尋問」を認定したこと。別の被告が自白したとウソをつき、有利な供述を引き出す“禁じ手”である。 「前田は担当した大久保隆規元秘書の取り調べで、『石川(知裕議員)が、大久保に(虚偽記載を)報告したと認めている』とウソをつき、否認を翻させていたのです」(司法関係者) 決定書は〈真実に反する事実を告げて自白させた。まさに切り違え尋問に当たる〉と糾弾。検察側は“捏造検事を法廷に出すのはマズイ”と、前田の作成調書の証拠申請を見送り、ブタ箱に閉じ込めてきたが、決定書は〈検察側は取調官である前田検事の証人尋問請求をすることもなく、有効な反証をしていない〉と、捏造検事封印の姑息さまで一蹴したのだ。 こうして地裁は、検察側が証拠申請した供述調書38通のうち、11通を却下。残る27通の扱いについても、大新聞は「多数の調書を一部却下した」と表現をボカしているが、これだって決定書を見れば一目瞭然だ。 調書の全部を採用したのは、たった7通。それも池田光智元秘書が、小沢と秘書時代の石川の関係について「小沢先生が『コピーを取る時は用紙の裏面も使え』と、石川さんを叱った」と供述した調書など、事件の核心から遠く離れた内容ばかり。石川と大久保の調書は全面採用ゼロだ。 一部採用の調書も、秘書同士や小沢との共謀を自供した部分は、ごっそり排除。実質、調書の8割以上が否定され、残ったのは“カス”のみ。元秘書3人の経歴、土地購入費として小沢から4億円を借り入れたこと、収支報告書の「期ズレ」を認めた程度で、実体は「無罪判決」の予行演習みたいなものである。 この期に及んでも、大マスコミは「客観事実の積み上げで立証できる」と、検察幹部の強気負け惜しみコメントを伝えているが、決定書を読めば、立証が困難なのはどんなバカでも分かる。それでも真実を伝えないのは、検察とグルになって、小沢を抹殺した大罪を認めたくないからだとしか思えない。 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131476 【無罪になっても不安。今度は私が狙い撃ちされるんじゃないか】 陸山会事件の裁判は、調書が却下されたことで、無罪の主張が認められる可能性が出てきました。でも、不安は消えません。検察は、西松事件がダメとなったら、ありもしない水谷建設からの裏ガネを持ち出してきた。「なんとしても小沢一郎を排除する」という執念には凄まじいものがある。 今回は、私が身を守るために忍ばせていったICレコーダーの録音が、裁判所が調書を却下する決定的理由になりました。仮に今回の裁判で有罪にならなくても、検察は私のことを許さないでしょう。今度は私が狙い撃ちにされるんじゃないか。陸山会事件の「次」があるんじゃないか。考え出すと、不安に押しつぶされそうになります。 「特捜は恐ろしいところだ。何でもできる」 そう言った検事の言葉が、どうしても頭から離れないのです。 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/132035 [ゲンダイネット2011年8月11日掲載]10・6初公判 小沢裁判「即日無罪」が急浮上 ------------------------------------------------------- http://gendai.net/articles/view/syakai/131477 2011年7月12日に掲載された日刊現代では元秘書3人についての刑罰と量刑の有無を以下のように証言 「地裁は今回の決定書で、石川氏と池田氏が大久保氏に報告書の虚偽記載を『報告、了承された』と認めた調書を全て却下しました。検察側は大久保氏を聴取した改ざん検事の前田恒彦受刑者の調書の証拠申請をすでに見送っています。他の秘書と虚偽記載を共謀したとして、有罪に問える材料がもはやひとつもないのです(元検察官の郷原信郎弁護士)」 「大久保氏の無罪は間違いない(検察に詳しいジャーナリストの魚住昭氏)」 「(現職議員である石川氏については)唯一の不安材料は、04年分の報告書で問題となった『10月29日、金4億円、小澤一郎』という借入金の記載についての認識です(同魚住昭氏)」 「決定書で石川議員の逮捕後の調書はほとんど却下されましたが、逮捕前の任意調書は証拠採用されています。検察は問題の記載を『りそな銀行から小澤一郎名義で借りた金。小沢本人からの借入金は記載していない』として起訴。石川議員は公判で『文字通り小沢本人からの借り入れ』とし、『不記載にはあたらない』と主張しました。しかし、採用調書で石川議員は『小沢本人からの借り入れを記載』と主張せず、『当時は忙しかったので書き忘れた』との記載が出てくる。この調書をもって、裁判所が不記載を認定するかは微妙なところです(同魚住昭氏)」 「仮に記載ミスで石川議員が有罪になっても罰金刑が関の山(郷原信郎弁護士)」 「罰金刑でも、公民権停止の付かない軽い処分の可能性もある(魚住昭氏)」 ------------------------------------------------------- http://www.wa-dan.com/article/2011/10/post-176.php 石川知裕衆院議員、判決を語る 「裁判も議員もやめたい。でも判決は許せない。闘う」 http://the-news.jp/archives/7071 【元秘書の裁判を傍聴してきた江川紹子氏が抱いた大きな疑問と危惧による見解を要約と引用】 地検特捜部が作成した供述調書について、6月(30日)の時点で多くの証拠を破棄としたにも関わらず、石川被告、池田被告を検察の求刑通りに有罪としたばかりか、客観的な証拠に基づかず大久保被告まで全て推認で認定し有罪にしたことに驚きを禁じ得なかったと感想を綴っています。 そもそも大久保被告に対しては法廷で特に争っていた訳ではなく、検察側の「(石川、池田両被告が)報告書原案を大久保被告に見せて了承を得た」とした主張を判決で退けています。裁判で明かされた証言でも物語っており、池田被告は石川被告の厳しさに恐れていたらしく、かたや石川被告も自身の選挙準備で忙しく丁寧な引き継ぎが行われていないこと等から2人の関係は疎遠でした。報告書に記載された認識についても、両者で食い違っています。 ところが、判決では石川被告を媒介に大久保被告と結びつけ、石川被告から土地の登記日ずらしの交渉を不動産会社としてほしいと頼み4億円を隠蔽することについてまで「意思を通じ合った」と決めつけた上、半年後の報告書に虚偽を記載する共謀までできあがったと認定したというのです。 刑事裁判において裁判官の価値観と推測によって、かくも安易に共謀を認定し、刑事責任を負わせるというのは、あまりに荒っぽく、危険に思えてならないと異例の判決に危機感を募らせています。 その上で次のように指摘しています。 「犯罪の実行に直接関与せず、それについての相談にも乗らず、謀議もなく、事後にも何の報告も受けず、犯罪の存在すら知らずにいても、共謀が成立して有罪となるのでは、企業などでは部下の犯罪は知らずにいても上司の罪となりうる。これでは、郵便不正事件で、係長が行った公的文書の偽造を上司の村木厚子さん(当時課長)は知らないはずがない…という思い込みから出発した(と考えられる)大阪地検特捜部の発想や判断と同じではないのか」 江川氏は裁判所が本来の争点よりも「政治とカネ」問題を断罪させることに並々ならぬ熱意を注いでいた点も気になったと伝えています。 争点となっている2004年の政治資金収支報告書の虚偽記載と2009年に水谷建設の脱税疑惑を発端とする小沢事務所へのヤミ献金の有無は物理的にも相容れない問題ですから、4億円の虚偽記載に水谷マネーは入りようがなく本件とは無関係として小沢氏を起訴した検察官役の指定弁護士も、この問題を争点から外しています。 ところが元秘書3人に関しては検察側がもっとも力をいれていた「動機もしくは背景事情」として、ヤミ献金疑惑の立証について裁判所も許した上、判決におていもヤミ献金について多く費やされ、登石郁朗裁判長の声にもっとも熱を込めて読み上げられたのです。 目撃者も裏付け証拠もないまま水谷建設から石川被告へ5000万円を授受したと同社関係者の証言だけで(証言したのはたった1人、それもそれはおかしいとする同社関係者が2人もいる中で)断定したことも違和感があります。昨今では冤罪を防ぐために痴漢事件では手に付着した下着の繊維片等の裏付け証拠を重視した傾向があるにも関わらず、複数の仲間が相手を貶めるために口裏を合わせて事件を作り上げるようなもので証拠重視の流れから逆行していると警鐘を鳴らしています。 江川氏は裁判を傍聴していく中でヤミ献金事件、もしくは収賄事件の裁判と思わせるほど違和感を感じておられました。なおかつ判決では、10分間の休廷を挟んだ後、一気呵成に読み上げたのは何の物的証拠もなかった「小沢事務所と企業(西松建設)の癒着」でした。それを次のように指摘します。 「その口調からは、裁判所が「政治とカネ」の問題を成敗してやる、という、ある種の「正義感」がびんびんと伝わってきた。そこに、我々が社会の不正を正してやる、という特捜検察の「正義感」と相通じるものを感じて、私は強い違和感を覚えた。この種の「正義感」は「独善」につながることを、一連の特捜検察の問題がよく示しているのではなかったか」 「証拠改ざん・隠蔽事件で大阪地検特捜部の検事三人が逮捕されて一年。検察の独自捜査の問題点が少しずつあぶり出され、検察自身も改革を進めつつある。せっかく取り調べの可視化や客観証拠を重視することで冤罪をなくしていこうという機運が高まってきたのに、こういう判決は「マスコミを活用した雰囲気作りさえできていれば、薄っぺらな状況証拠しかなくても、特捜部の捜査は有罪認定する」という誤ったメッセージにならないかと危惧する」 「刑事司法の問題はすなわち裁判所の問題だ。検察が無理をしても調書を作るのは、裁判所がそれを安易に採用し、信用するからだ。しかし、郵便不正事件以降、裁判所も検察を過信するのを控えるようになってきたのではないか、という期待もあった。ところが、それはあまりに甘い見方だったようだ」 「今、もっとも改革が必要なのは、裁判所かもしれない」
http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/articles/2011071700005.html 一連の判決が言い渡さられる前、2011年7月11日。朝日新聞社の取材で、昨年末から検察改革に取り組んでおられる笠間治雄検事総長が検察側の供述調書を破棄した裁判所の判断について、供述調書の任意性を次のように指摘されていた。 「裁判所側の意図は、ある程度、推測できます。供述調書の任意性や信用性、特信性の問題は、すべて検察側に挙証責任がある。その立証が不十分であれば、検察側は負けるよ、と裁判所は言おうとしているのでしょう。少なくとも、我々が学ばなければいけない点はそこです」 「取り調べは密室で行われる。そこでどんなやりとりがあったかは、検察側と被告側の間で水掛け論になってしまいます。裁判所も判断しにくい。今はもう録音・録画も始めているのだから、任意性や特信性の立証は、そういう客観的な証拠でやりなさいよ、と。そうじゃないと、なかなか裁判所は認めないよ、というメッセージのような気がしています」 「陸山会事件における調書の任意性の判断としての具体的な妥当性は別として、取り調べの録音・録画の必要性を暗に示唆しているという意味で、最高検が進めようとしている改革をいやおうなしに後押しするものであると受け止めています」
ここで仰られていることはつまり、任意性が疑われるような供述調書は証拠としての価値はなく、客観的に透明性の高い調書作りをやりましょうという裁判所側の意図があり、それは現代社会における要請であってズル賢い利益誘導的の手法は通用しないということです。 http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20110926 供述調書のありかたに関して指摘されている元検事の落合洋司弁護士も、判決に警鐘を鳴らしています。以下に、2011年09月26日付の落合弁護士のブログに掲載された文面を引用しておきます。 「このような認定がまん延すれば、検察、警察にとっては、組織犯罪摘発等で便利この上なくても、国民が、思いがけないところで刑事責任を問われ、そのような事実がなく必死に否定しても、怪しいから、疑わしいから、といった薄弱な根拠で有罪と決めつけられかねず、安易に礼賛するのではなく、慎重に見なければならないと思います」 「従来の知能犯捜査、公判では、こういった共謀認定では、供述証拠が重視され、それがないとなかなか積極認定はされないのが通常でした。それが100パーセント正しいとまで言うつもりはありませんし、状況証拠の活用ということも検討すべきとは思いますが、この判決での裁判所による上記のような共謀認定は、状況証拠の危うさ、被告人や弁護人の主張に耳を傾け合理的な疑いがないかどうかを検討する謙虚さに欠け、検察ストーリーに安易に乗って有罪と決めつける、現在の裁判所の極めて危うい傾向を露骨に露呈しているのではないかと思います」 http://electronic-journal.seesaa.net/article/229297236.html 銀行から借入した4億円は政治資金規正法で対象外だから記載しなくてもいい http://www.news-postseven.com/archives/20101010_3072.html [※週刊ポスト2010年10月22日号]「小沢はクロ」という大新聞やテレビの印象操作のウソ http://www.news-postseven.com/archives/20111003_32652.html [※週刊ポスト2011年10月14日号]小沢氏秘書有罪なら政治家の9割以上は違法献金を受けている
http://www1.r3.rosenet.jp/nb2hoshu/RikuzannkaiSeijiSikinFusei.html 小沢一郎、陸山会等関連 すいません。大分長くなってしまった(汗)。これが私の想いということで…。 |