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韓国は、憲法で、自国軍隊に対する有事指揮権を米国に献上している。
そのような韓国で政権を担う可能性がある政党は、野党であっても、韓米FTAを批准しないわけにはいかない。かといって、野党がすんなり可決させるわけにもいかないという政治的状況の落としどころが。「強行抜き打ち採決」であり、今回の“新たな出発”である。
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2011年12月10日12:05
民主党、韓米FTA無効を叫んでいたのに“白旗登院”
原文入力:2011/12/08 22:03(2063字)
イ・テヒ記者 ソン・チェ・ギョンファ記者
12日 臨時国会合意…予算案・メディアレプ法 処理することに
院外闘争2週間で白旗投降…“二重的態度”との非難
民主党が8日、韓米FTA無効化共同行動に立つという他の野党との約束を破ってハンナラ党と12日から臨時国会を開くことに合意するや、他の野党が反発の動きを見せている。
民主党は、問題になっていた投資家−国家訴訟制(ISD)条項の再交渉開始の約束や抜き打ち採決に対する謝罪についても、何も取り付けることが出来なかった。
キム・ジンピョ民主党院内代表はこの日の午後ファン・ウヨ ハンナラ党院内代表と会い、12日から一ヶ月間臨時国会を開いて来年度予算案とFTA被害保全対策関連法等を処理することに合意した。与野は臨時国会で、総合編成チャンネルの広告営業制限を扱うメディアレプ法、議案処理手続き改善のための国会法改正案(小競り合い防止法)等を年内に処理することにした。また、ハンナラ党の反対で漂流していたチョ・ヨンファン憲法裁判所裁判官候補者選出案をキム・ヨンドク、パク・ポヨン大法院裁判官候補者任命動議案とともに最優先的に処理することにした。
統合進歩党はこの日声明を出し、「ハンナラ党と議事日程に合意したことはイ・ミョンバク-ハンナラ党政権の過ちに対し事実上免罪符を与える格好」として「審判の民心が民主党に向けられるかもしれないという厳重な現実を直視すべきだ」と批判した。
民主党は国会正常化の先決条件として、△抜き打ち採決に対する国会議長団および与党指導部謝罪 △韓-米政府間投資家-国家訴訟制(ISD)再協議着手宣言△来年度予算案合意処理の約束△司法改革特別委再招集と検察改革推進△民生関連法案および緊急な懸案早期処理の約束の5つを掲げていた。チョ・ヨンファン裁判官選出案と総合編成放送の広告営業規制のためのメディアレプ法案は緊急な課題として含まれた。
しかし8日の与野党院内代表の合意を見れば、民主党は予算案とメディアレプ処理を除いては事実上何も約束を取り付けることが出来なかった。 チョ・ヨンファン憲法裁判所裁判官候補者選出案についても、可決するという約束をハンナラ党指導部から受け取ることはできなかった。 事実上、“何も得られないままで”登院するわけだ。
ホン・ヨンピョ民主党院内スポークスマンは「抜き打ち採決に対する国会議長団謝罪とISD再協議開始、チョ・ヨンファン候補者処理の方向などは12日臨時国会が始まれば与野党間でまた議論することにした」として「こういう要求事項に対する明示的な約束なしでは臨時国会の日程は立てないということにした」と説明した。 しかし予算案を年内合意処理することに合意したので、臨時国会開会とともに予算案検討は直ちに始まるものと見られる。 またキム・ジンピョ院内代表が韓-米政府間ISD再協議開始を国会正常化の前提条件として掲げたことについては、再協議に入るならば抜き打ち採決されたFTAも認めるという意ではないかという批判もでている。
民主党指導部はまた、内部の不一致も露にした。与野院内代表の合意に先立ってソン・ハクキュ党代表はこの日午前イ・ジョンヒ統合進歩党代表など野党代表らと韓-米FTA阻止汎国民運動本部のパク・ソグン代表らに会い、韓-米FTA発効手続き中断と韓-米FTA抜き打ち採決無効化を宣言した。 ソン代表は当初キム・ジンピョ院内代表に「11日の統合全党大会を先に行ない、その後国会登院交渉をしよう」という意を伝えたという。しかしキム・ジンピョ院内代表はこれを12日から国会正常化が可能だということと解釈してハンナラ党と合意したと見られる。
チョ・スンス統合進歩党議員は「これまで民主党が見せた怒りの大きさはせいぜい2週間ものだったのか」として「民主党の二重的な態度に非常に失望した。遺憾を表明する」と明らかにした。
結局抜き打ち採決された韓-米FTAの有効性に対する評価は民主党内部ではもちろん、今後総選挙で統合進歩党など進歩陣営との候補者単一化過程でもずっと争点になるものと見られる。 この日の合意はその火種を作ったわけだ。
イ・テヒ、ソン・チェ・ギョンファ記者 hermes@hani.co.kr
原文: http://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/509302.html 訳A.K
http://blog.livedoor.jp/hangyoreh/archives/1573125.html#more
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