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不条理な人間どもに、ガンディーの「七つの社会的罪」は美しすぎ 豚に真珠 (世相を斬る あいば達也) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/402.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 10 日 02:52:02: igsppGRN/E9PQ
 

不条理な人間どもに、ガンディーの「七つの社会的罪」は美しすぎ 豚に真珠
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/d25031df663fd6e1d392cf4dd31f179a
2011年12月10日  世相を斬る あいば達也


 最近では鳩山由紀夫の施政方針演説や小出裕章氏の参議院行政監視委員会での発言などで、マハトマ・ガンディーの「七つの社会的罪」が引用されている。筆者の人生では、ガンディーさんのような立派すぎる人の教訓など、参考にならない。しかし、人間社会で一定の影響力を持つ立場に立っている者達や政治的に指導的立場に立たされた人間達にとっては、ガンディーの「七つの社会的罪」は充分に行動原理の参考になると思われる。

 このガンディーの「七つの社会的罪」は1925年「Young India誌」に掲載されたのだが、同氏の社会を見つめる原点が端的に書かれており、デリーのラージガードにある慰霊碑に刻まれた碑文である。ただ、ガンディー自信は、この「七つの社会的罪」について、演説や声明で語ることがなかった点を考慮すると、大衆に向かって、この「七つの社会的罪」を語るつもりはなかったようである。つまり、下々への要求ではなく、支配層への行動規範であると理解も出来るし、単に自らの自戒を含んだ言葉だったのかもしれない。

 ただ、このガンディーの言葉を現在の為政者や財界人、学界人に当てはめて考える事は、非常に有益なようだ。時代の背景が相当異なるので、ピッタリ当て嵌まるわけではないが、実験的に、その七つの言葉を、最近やたら流行っている“暫定基準値”として、追っかけてみようと思う。今日は連想ゲームの気分で。(笑)

 「理念なき政治」(Politics without Principle)
 この理念なき政治は、小泉政権の政治から顕著になってきた。最も特長的なの事が、政治よりも経済が上位に位置した事である。経済政策イコール政府の政策と云う事だから、国家国民より市場原理の経済が国家を席巻する事になり出した。象徴的な人物が竹中平蔵と云う似非学者だったのだろう。その後紆余曲折はあったが、民主党の菅政権、野田政権により政治より経済重視主義は受け継がれている。“政治理念”と云うもの、実はその旗印如何では、国民に苦渋を与えても、時に過程における苦渋と云う受けとめをして貰えるのだ。しかし、菅や野田が求めている苦渋を国民が受け入れない可能性は非常に高い。それが、理念なき政治の弱点である。理念がない場合、その政治は、常に論理性とか合理性の盤石が求められる。それが不可能な場合、官僚の詭弁に頼るという最悪の道を辿る。今の野田佳彦の姿そのものだ。

  「労働なき富」(Wealth Without Work)
 当時のインドの綿織物がイギリス綿布に圧された状況から生まれた考えのようだが、支配国が膨大な金融資本を駆使して、被支配国の富を収奪しようと企むことは、現在のTPPに同様の姿を見る事が出来る。筆者は、この言葉から、資本による労働の搾取の進化として、世界金融資本の資本主義への冒涜を感じる。まさにキーボードをタッチするだけで、瞬時に1000億の取引をし、瞬時に50億円を手にするファンドマネジャーの姿を思い浮かべる。彼の手にはコーラのカップが握られている。

  「良心なき快楽」(Pleasure Without Conscience)
 この言葉は、極めてガンディーの個人的領域に属する自戒の言葉なのだと思う。筆者はあまり感想らしきものを持たない。

  「人格なき学識」(Knowledge without Character)
 この最高の事例が原発開発に係わった東大中心の学者であり、学識経験者だろう。開発ばかりではなく、そこから派生的に生まれた原発のエンドレスな利権集合体の学識分野を常に受け持ち、各種審議会や委員会をリードし、悪魔のエネルギーの創出に貢献した。そして、未だにその動きを止めようとはしていない。以下に出てくる「人間性なき科学」にも通ずる事である。

  「道徳なき商業」(Commerce without Morality)
 これも素晴らしき事例が我が国の経済界のリーダー、日本経団連会長・米倉爺の口から、常に吐き出される「銭が欲しい!銭儲けがしやすいようにしろ!国民より、国家経済だ!国家経済は大企業に任せろ!」所謂“守銭奴”という言葉が最も相応しい男を会長にしているのだから、日本の経済界は守銭奴の集団と思われても致し方がないようだ。米国・モンサントも好例といえる。

  「人間性なき科学」(Science without Humanity)
 上述の日本の原発開発に関わり、その維持に奔走する原子力関連学者集団を観察すれば、もうそれで充分だ。まぁ、大きな世界的眼で見ると、アインシュタインと原爆開発問題とか、クローン人間の誕生は何時かとか、優性遺伝子学を極めるとか、筆者も知らないような科学者の探究心は、時に人間性・倫理面から如何かという課題は生まれるのだろう。凍土に守られたマンモスのミーラから細胞核を作り、雌象の子宮に移植?象ならOK、もしエジプトミーラから同じことが起きるとすれば…。色々考えさせられる大きなテーマだ。

 「献身なき信仰」(Worship without Sacrifice)
 この部分、筆者は不得手な分野だ。ガンディーの宗教観からすると、“献身なき”は“差別なき”の方がしっくりする。ガンディーの寛容の心を重視するなら「寛容なき宗教」の方が現代人には理解しやすいかもしれない。たしか、ヒンズー教とイスラム教の対立をなくすことに彼は苦慮していた記憶がある。

 まぁ筆者のような現実主義者が、マハトマ・ガンディーを語るという事は、あまりにも節操を持たない、見苦しい野党の国会での態度、それにも増して酷過ぎる与党野田政権の姿を見る所為なのだろう。幾ら小沢一郎の政治理念が正しいとしても、同じ政党の中でコップの中の空騒ぎを続けている限り、世論が大きなウネリに変わる可能性はゼロに近づいているようだ。多分、年内には何事も起きない情勢。判っているけど、動けないのでしょうね、小沢一郎さん。

 

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コメント
 
01. 2011年12月10日 13:12:07: g9jLm1zljE
ガンディーの「七つの社会的罪」、、、素晴らしき理念ですね。

せめて、為政者・支配層達に、古くからの日本の良き文化、良心、人格、道徳を守って頂きたいのですが…。

「心ある国民の願い」が支配側に届かない、否定されています。既得権益者に勝てません!!

「マスゴミの世論」には、大半の国民が受け入れている現状に、空しさを感じます。


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