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一川大臣問責議決に見る国会議員の「地頭力」の無さ。
http://31634308.at.webry.info/201112/article_10.html
2011/12/09 21:55 かっちの言い分
一川防衛大臣が、自民党、公明党などの野党の問責決議を受けた。しかし野田首相は、続投させることを決めた。
沖縄少女暴行事件の質問に対する答え方を取り上げて、問責決議を提出したが、野党もこれぐらいしかすることがないのかという思いである。仙石官房長官の時の問責決議は、確かに問責に値する言動、行動があったが、今回のように、相手の言葉尻を捕まえて問題化させる手法は、国会レベルとして何とも悲しいし、むなしく感じる。
自民党の佐藤ゆかり議員が 11月11日の参議院予算委員会TPP集中審議http://www.youtube.com/watch?v=D56inLxenF8で、TPPの本質的な問題点、つまり、TPPは国と国の条約なので国内法より上位に来て、国内法を超えるものだと規定されていること。国内法はTPPにかかれば用を足さないことを明らかにした。こういう質問こそ国会質疑というものである。
今回の少女暴行事件は、自民党の佐藤正久参議院議員が以下のように質門した。
「そもそも基本中の基本である1995年の米軍人による少女暴行事件ご存じですか」(自民党・佐藤正久 参院議員)
「1995年に米軍から少女が暴行を受けたという、そういう事案だというふうに思っております」(一川保夫 防衛相)
「中身ですよ」(自民党・佐藤正久 参院議員)
「中身って言われても、その正確な中身を詳細には私は知ってはおりませんけれども」(一川保夫 防衛相)
佐藤氏が「中身」と言ったが、どういう意味で言ったのか? 自分がそう質問されれば、暴行の中身など知る由もなく、何と答えていいか戸惑うだろう。一川議員は性格的に単純だから、その通りの気持ちを述べたのだろう。
このことを、仮釈放の鈴木宗男氏が以下のように述べている。
『鈴木氏は、一川保夫防衛相が1995年の米兵による沖縄少女暴行事件について「正確な中身を詳細には知らない」と国会答弁した問題についても言及。鈴木氏は「今の政治家に言えることは、勉強した・偏差値の高い政治家はいるけど、頭のいい政治家はいない。言葉の使い方を知らない」と発言。
その上で、「あの(一川防衛相の)答弁でも『(沖縄)少女暴行事件知っているか』と言われたら『十分認識している』と答えればいい。詳細云々なんていうのは、親切に配慮して言ったと思うが、使い方が間違っている」「同時に、『中身は?』と聞く方にお訊ねしたい。被害者も現にいる。家族もいる。国会周知の場でどうしてプライバシーや人権に関わる話の中身なんて聞けるのか。何という人間味のない話だ」と語り、両者をバッサリ。さらに鈴木氏は「私が言っているのは地頭(の良さ)だ」としながらも、「政治家は時には胆力を持って裂帛(れっぱく)の気合で相対しなければならない」と述べ、重ねて政治家の"地頭"について厳しい言葉を並べた。』
地頭力:「未知の領域」や「不測の事態」に立ち向かい打破できる総合的な力。
鈴木氏の話を聞くと、これが問責決議として取り上げるものでないことがわかる。佐藤正久議員はある意味確信犯である。暴行の中身の詳細など、マスコミに出てくるものではない。それをまともに答えようとした一川議員に「地頭」があれば、逆に佐藤議員をやり込めただろう。
国会も野田首相が辞めさせないというので、国会は審議拒否で空転するという。
沈みゆく日本は、こんな貧困な揚げ足取りをしてれば、明日は暗い。いい加減しろと言いたい。
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