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民主政権は即刻下野が必要
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2011/12/8 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
つくづく民主党政権は無能だ
ずうずうしいドジョウだ。野田首相が堂々の居直り宣言である。きのう(7日)の参院本会議で問責可決必至の一川防衛相について「閣僚として職務を着実に遂行しており、任命責任を問われるものではない」と、自らの任命責任も蹴飛ばし、一川ともども居座りを決め込んだ。
野田はとことん首相の座にしがみつき、何としても消費税アップを強行するハラだ。「不退転の決意」とか言って、年内に消費税増税法案の「素案」をまとめようと、シャカリキである。
こんな腹黒いドジョウを後押ししているのが、大マスコミだ。増税やむなしムードをつくり出そうと、消費税アップに向けた地ならし記事がやたらに目に付くようになってきた。
朝日新聞は、きのうの朝刊で、景気が悪ければ増税を凍結できる「景気条項」をクローズアップ。「『景気条項』の書きぶり次第では増税できなくなる」「金融市場に、日本が財政再建に後ろ向きと受け止められれば、欧州の債務危機が飛び火しかねない」などと読者を脅しまくっていた。
日本は財政難だ。早く消費税を上げないと、ギリシャの二の舞い。景気条項などとんでもない――大マスコミはこんな三段論法で国民を惑わし、増税まっしぐらの野田のお先棒を担いでいる。野田は野田で、消費税増税を掲げていれば、財務省と財界、大マスコミが支えてくれるから政権維持は安泰の計算だ。このままだと消費税アップの流れが完全につくられてしまう。
◆誰が許可したのか野田増税路線
しかし、こんなことが許されていいのか。09年総選挙の民主党マニフェストには「消費税アップ」の文字はどこにもなかった。その上、「4年間は増税しない」と調子のいいことを繰り返していたではないか。
増税路線の民主党の方針転換がその後の選挙で支持されてきたのなら、まだ話も分かる。だが、現実は逆だ。
「菅首相が、いきなり消費税10%を持ち出した昨年7月の参院選で改選数54を44に減らして惨敗して以来、民主党選挙は連戦連敗です。昨年秋の衆院補選、今年1月の愛知ダブル選挙、4月の統一地方選の知事選、県議選と全部一人負けだから、イヤになります」(民主党関係者)
組織票を握った政権与党なのに、今年の与野党対決型の知事選は、北海道、青森、三重……とことごとく敗北。ハンパじゃない嫌われ方だ。
「民意はとっくに民主党政権を見放しています。そんな政権に消費税アップを強行する資格はありませんよ」と、立正大教授の金子勝氏(憲法・政治学)はこう言う。
「先日の大阪ダブル選挙でも、自民党や共産党とまで相乗りしたのに民主党は惨敗しました。ここまで民意が離れ、選挙で負け続ける政権に正当性があるのでしょうか。歴代の自民党政権があまりにヒドく、下野後もテイタラクを続けているから、民主党政権は何とかもっているに過ぎない。積極的な支持あっての政権ではないのです」
完全に民意を失った政権は、即刻下野するしかない。それが民主主義国家のルールというものだ。野田の「消費税増税法案を成立させてから、解散して民意を問う」という主張は、盗人猛々しいにもホドがある。
◆これが選挙民熱狂の政権交代のなれの果てか
そもそも民主党の国会議員たちは、前回の総選挙で一票を投じた選挙民がどんな思いでいるか、考えたことがあるのか。
きのうも朝日新聞にこんな投書が載っていた。
「民主党のマニフェストはいったい何だったのか。国民との約束を臆面もなく、ほごにし続けている。(中略)消費税の増税を掲げ、年金減額にも熱意を見せる民主党政権に対し、私はもう支持する気持ちを失ってしまった」
こういう思いの民主党支持者が数知れずいる。だから選挙という選挙で負け続けているのだ。
「野田政権のままだと、民主党は次の総選挙で大惨敗が確実ですよ。いや、その前に分裂や新党の話が持ち上がり、総選挙が終わったら民主党は消えていると思います。でも、それも仕方ない。2年前の総選挙で有権者は、小泉政権にメチャクチャにされた国民生活や格差を修正して欲しい、アメリカ流の金持ちが勝者という新自由主義はやめて国民生活最優先の政治をやって欲しいという期待で一票を投じた。それで劇的な政権交代が起きた。ところが、アメリカかぶれの松下政経塾出身の野田首相や前原政調会長を中心に、小泉政治と何も変わらない新自由主義政治を復活させている。アメリカと財界に尽くし、庶民をイジメる。これでは政権交代の意味はないのです」(経済アナリスト・菊池英博氏)
◆努力しない政権に存在意味なし
政治ジャーナリストの泉宏氏は、自民党以上に自民党的な野田政治の手法について、こう言った。
「この臨時国会は公務員改革など残った法案がいっぱいあるのに、大臣2人の問責決議が可決されるから、首相は今週で国会を閉じてしまう。それじゃあ、野党が怒って来年1月の通常国会は召集が難しい。そこで、首相はちょっと前からの震災復興の4次補正を言い出している。補正をエサにすれば野党は審議拒否できないと計算しているのです。手練手管のいやらしい政治です」
これが民主党が目指した政治なのか。国民は、そんなダマシの政治を期待してはいない。
全部のマニフェストを直ちに実現しろと言っているのではない。少しは努力して汗を流してみろと言いたいのだ。安易に増税に走るのでなく、官僚政治の裏の裏を知る小沢一郎を使い、選挙で公約した予算組み替えや、埋蔵金発掘、特別会計見直しで官僚を慌てさせないのか。そういう変化を有権者は見てみたいし、期待していたのだ。筑波大名誉教授の小林弥六氏が言う。
「民主党は完全に変質してしまった。鳩山政権までは、日米関係を少しでも対等にしようとしたり、政治主導を貫こうとする姿勢が見えました。しかし、菅政権になるや、やりたいことがないから、官僚が操るままの政治になり、党分裂にウツツを抜かし、民主党らしさをどんどん捨ててしまった。そのうえ野田政権になってからは、菅政治、自民党政治以上にひどい対米隷属で財務省言いなりの大増税亡国政権になってしまった。2年前とは全然違う裏切り集団に成り下がっている。大震災、原発事故も重なって、日本は暗い沈んだ国になるばかりです」
野田政権の存在そのものが、もう決定的な公約違反。一丁前に、解散して信を問う資格なんてない。無能を恥じて詫びて、大政奉還するしかないのだ。
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