★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK123 > 225.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
◎オフレコ破りには取材源が“逆襲”する (永田町幹竹割り) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo123/msg/225.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 05 日 07:45:25: igsppGRN/E9PQ
 

◎オフレコ破りには取材源が“逆襲”する
http://thenagatachou.blog.so-net.ne.jp/2011-12-05
2011-12-05 07:01  永田町幹竹割り


 クビになった前沖縄防衛局の田中聡の発言は言語道断だが、これも表に出なければ「発言」にはならない。記事にしたのは琉球新報記者であるが、発言はオフレコを前提にしたものであり、結果的にはオフレコ破りとなる性格のものであった。この経緯を観察してあえて言わしてもらえば、筆者だったら絶対にオフレコを破って書くことはない。なぜなら記者の財産は取材先との信頼関係であり、それを破ることは自らの存在を否定し、国民にとって不可欠なより一層重要な情報へのアクセスを不可能にする可能性があるからだ。多数で懇談する場で得た情報を書くには出席者全員の同意が必要だ。

 琉球新報が「『犯す前に言うか』田中防衛局長 辺野古評価書提出めぐり」と報じたのは先月29日。記事の末尾に「田中局長は非公式の懇談の席で発言したが、琉球新報社は発言内容を報じる公共性、公益性があると判断した」とオフレコを破った理由を説明している。確かに沖縄タイムズ紙との激しい競争がある中で、この記事を書けば、県民の感情を刺激して、大きな共感を買うことは間違いなく、あえてオフレコを破ってでも報道したくなるテーマであろう。報道すれば確実に政権を直撃する“英雄”にもなれるテーマである。表に出てしまえば公共性も公益性も確かにあるし、その場に居合わせた記者の感性が「県民として許しがたい暴言」と受け取ったであろうことも十分理解出来る。

 しかし冒頭述べたように書いてはじめて「公共性、公益性」の論議が「始まる」のであり、琉球新報の理由づけはあえてオフレコを破る真意については語っていない。職業には「掟」と言うものが必ずある。例えは悪いが「指詰め」が象徴する暴力団のそれから、ホワイトハウス詰め記者団の紳士協定(a gentlemen's agreement)にいたるまで様々だ。ホワイトハウス詰め記者の場合も少数によるオフレコ懇談があるが、ウオーターゲート事件の激しい政局取材合戦の最中でもオフレコ破りがあったという例は皆無であった。防衛局長の懇談に出席していた朝日新聞の那覇総局長が3日付朝刊の〈記者有論〉で「いまこう書くのは大変気が重いが、たぶん記事にしなかったのではないかと告白せざるを得ない。酒の席で基地問題を男女関係に例え、政府が意のままに出来るかのように表現するケースは、防衛局長に限らず、時々聞いたことがあるからだ」と述べていることは注目される。出席者の大半がこうした考えであったことを物語るからだ。しかしこの種の発言はいったん外に出ると「正義」としてまかり通る。事実上解禁となり、他の記者も追いかけざるを得ない。

 なぜオフレコは守らなければならないかだが、まず「小の虫を殺して大の虫を助ける」ということがある。政治記者の場合大の虫とは政局の動き、外交・内政とその帰趨、国会の展望など、国家の命運に関わる超重要課題を重要視する。酒の会などでの取材対象の失言は、その重要課題の「傍証」とはなるが、決定打とはならないケースが多く、オフレコを破ってまで書かない。その代わりより重要なニュースで勝負するのだ。オフレコなら本音を聞けるケースが大きいのだ。次に重要なことは、古い言葉だが、他社との“仁義”がある。1人だけ抜け駆けをして、他の仲間の記者を裏切ることはやるべきではないし、やれば絆は切れる。どうしても記事にしたいという問題が生ずることがあるが、その場合は幹事社にアピールする。幹事社は出席者全員に図った上で解禁かどうかを判断する。琉球新報の場合はこの手続きを踏むべきだった。

 よく言われるオフレコ懇談会批判に「記者は書くために働いているのであり、聞いたことはすべて書くべきだ」と言うものがあるが、これは多様な情報収集の現場を知らない。ゴミ記事に至るまですべてを書いて、重要ニュースが欠落する羽目になれば、それこそ国民共通の知る権利は達成されないのであり、ジャーナリスト失格ではないか。独自取材ならもちろん書くか書かないは自由だが、多数の場を間違いなく“利用”して得た情報を、勝手に書くのは“仁義”に反するのだ。

 新聞、通信社にはオフレコ懇談会や夜討ち朝駆けの内容を記者がメモにしてデスクに提出するのが通例だ。メモにした情報を政治部記者全員が掌握して、判断に誤りを来さないように期するためである。これには全く問題はない。しかし、最近はこのメモが政界などに出回っている。自民党前政審会長の山本一太が、自らのブログでこの傾向を分析している。山本によると「今の永田町には、マスコミ関係者との『オフレコ懇談』などというものは存在しない。懇談の相手が政府高官や党幹部なら、必ず『発言メモ』が本社に上がる」と実態を暴露している。

 したがって山本は「この記者に言えば、あそこらへんには伝わるだろうなと考えながら、言葉を選ぶ」のだそうだ。しかし自分のオフレコ懇のメモが回ってくることもあるようで、あきれている。山本は「今後はやけに詳しい記者メモが出回った時は、このメモを作った記者の実名を書かせてもらう」と警告している。取材源からの警告は初めて見たが、山本が読者数トップクラスの自らのブログで叩けば、その記者は永田町から総スカンを食らう可能性がある。もっともメモを書いた本人が流布することはまずあるまい。今後取材源が泣き寝入りするどころかwebを武器に反撃に出るケースが想定されて面白い。山本は「信頼関係のあるプロフェッショナルから、情報が漏れたことは一度もない。そういう人じゃないと、ディープな意見交換なんて出来るわけがない」と強調している。まさにいつの時代も記者と取材源は信頼関係だけでもっているのだ。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年12月05日 08:12:51: GoFmRaNnn2

日本国民に対する許されざる攻撃に対して、プロの記者ならオフレコであろうがなかろうが直ちに記事にするのは当たり前のことである。
国民に対する防衛省の犯罪性が明らかになった言辞だったのだ、
記事にするのは当たり前のことだ。
ジャーナリストとしての最低限のモラルである。

沖縄防衛局の田中聡の発言は日本国民を危機に陥れるだけではなく、国民の利益を大きく損なう看過出来ないものである。
こういうチンピラが中枢に居座る反国民的な省庁は社会をやがては破滅に導くことは自明である。
真のジャーナリストなら国民と社会に対する重い責任を自覚している、
月に一回の飲み会を主導することでマスコミを手懐けようとする卑しい心根の防衛省が東電原発の反国民的なマスコミ対策に酷似していることは言うを待たない。

http://esashib.web.infoseek.co.jp/kenpo05.htm
旧日本軍兵士・故武富登巳男氏(2002年84歳で亡くなった小竹町御徳の「兵士・庶民の戦争資料館」館長)の「旧日本軍の実態」
こういうふうになってくると、もうまともな国民の生活などは期待できません。このように軍事費というのは、いったん膨張したら整理がつかなくなるということです。例えば、今年新型の飛行機を用意しても、その飛行機はすぐに旧式になります。大砲でも潜水艦や軍艦といったものでもー緒です。年々新しくする代わりにお金も増々いり、国民の生活は圧迫されるということですcこのように軍隊を養うということはお金が非常にかかり、世界各国が同じような悩みを持ったために、大正の終わり頃、軍縮という問題が初めて起こった訳です。とにかく軍備、軍隊に使う金はもう全く非生産的なものですから、非常に国民は困ります。

軍隊としてのニ番目が残虐性とあります。
どういうことかと言いますと、武器を持った人間が、すなわち軍隊が、出動というんですけれども、実際、任務をもらって行動に移りますと、平気で相手を殺します。それは任務ですから、もう「私は嫌だ」とか、そんなことは言えません。だから、軍隊の中では罪もない人間を殺したり、裁判もせずに殺したり、そういうことが平気になります。それがすなわち残虐性です。
http://blog.goo.ne.jp/fugimi63119/e/29ccca663b23645d9044876e57310274

沖縄の軍事基地を認めるということは
イラクやアフガン、朝鮮、ベトナムなどでの米軍による多くの家族虐殺の共犯
http://image.search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&fr=top_ga1_sa&p=massacre+iraq


02. 2011年12月05日 08:24:39: mO1jfnawtQ
オフレコ破りは
出入り禁止だな。
ジャーナリストとしての最低限のモラル

言葉狩りの風潮は却って危険。


03. 2011年12月05日 09:41:55: 8rNCXQYiW2
杉浦正章(永田町幹竹割り)の「ジャーナリストとしての最低限のモラル」だそうだ。こういう大手社記者達は日本を駄目にした極悪人集団の一員である事を知るべきだ。

04. 2011年12月05日 09:45:14: oXjyYrHR4I
>筆者だったら絶対にオフレコを破って書くことはない。なぜなら記者の財産は取材先との信頼関係であり・・

 「言語道断」発言の前沖縄防衛局の田中聡と信頼関係?
個人的な感情でしか仕事ができないなら、ジャーナリストを辞めては?
マスコミの情報操作で、本当のことを知ることができない一般国民を無視し、
仲間内の楽屋ネタで酒を酌み交わすマスタベーションが「自称ジャーナリスト」の仕事?
辞めてしまえ!


05. 2011年12月05日 10:53:19: VakF4nKSH2

琉球新報はオフレコであるという約束のもとでの発言を報道した。

つまり記者が約束を破ったことは事実だから、記者はペナルティーを受けなければならない。
オフレコを報道した琉球新報を今後はオフレコ取材から排除することが正しい方法だ。


06. 2011年12月05日 10:56:45: VakF4nKSH2
>>04
>仲間内の楽屋ネタで酒を酌み交わすマスタベーションが「自称ジャーナリスト」の仕事?

あなたがそうバカにする場所に、オフレコを承知で琉球新報の記者も同席していたわけだ。

琉球新報が今後オフレコ取材に呼ばれることはないだろう。
琉球新報は約束を破ったのだから当然のペナルティーだ。

約束を守ることは報道以前の人間性の問題なのだ。


07. 2011年12月05日 14:54:51: E0tCLU7cRM
 そもそも、なんでオフレコ懇談会があるの? 背景を知るためとか、ああだこうだと、いろいろな理由を付けても、結局は官僚側のメディア洗脳の場ではないの? 政治絡みの取材の記者さんたちは、取材先と信頼関係を築くとかきれい事を言っても、国民の立場に立って記事を書いてくれているの?
 たとえば、政局の情報をもらうためと、忠実なしもべになっているだけではないの?
 国民のためには本当はそうあってはいけないんだよね、と心の中では思っていても、政治家の決めること、官僚の決めることを真っ先に報道することがニュースだと信じ込んでいる記者さんばかりではないの?
 「日本のためにはよくないんだよ。でも、事務次官がそう言っている以上、そうなってしまうんだよね」なんて言葉、聞いたことがあるよ。記者さんは結局、決まったこと、決まることの垂れ流し? その記事を早く書くのが誇れるニュースなの?

08. 2011年12月05日 16:52:50: gm93fActHE
オフレコの約束が守れないは、人間失格。
官僚に洗脳されるような事の真相が読めない記者は、記者失格。

マターべーションだとか何とか言うくらいなら、参加しなければいいのだ。

大体、会社で誰かが社長の悪口言ってるからといって、「社長への悪口は、
会社への忠誠心が無いことだ。会社存亡の危機である。」として表だたに
する?

今回の件は、単に記者がスクープを欲しがっただけでしょ。
周りの他社記者や官僚は、今後一切口聞かないよ。


09. 2011年12月05日 16:57:26: u5UAsD82gA

 「周りの他社記者や官僚は、今後一切口聞かないよ。」

 幼稚園レベルで楽しくやってろ(失笑)


10. 2011年12月05日 17:18:21: q4Ie5Xrq76

オフレコだから・・・

それを信用しないほうがいい。
記者には話さないようにしょうね。

それでも、彼等は憶測で書くか?


11. 2011年12月05日 17:38:40: gm93fActHE
>幼稚園レベルで楽しくやってろ(失笑)

酒の席の痴話話にレベルなんてありやしない。
この記者は、なんで田中局長に確認しなかったの?

記者A「その発言は、県民をバカにしてはいませんか?」
田中局長「ちゃんと言いたいことの本質を取ってよ。僕、沖縄に長くすん
     でるんだし、わきまえてるよ。大きな事をする前に予告する人
     はいないでしょって事だよ。気分を害したなら謝るよ。。。」

で、終わってる話。

記者は、酒の席の戯言を聞いて、「ラッキー」っておもったから、確認し
なかったし、「新聞協会の見解」も知らなかったんでしょ。


12. 2011年12月05日 19:36:10: FHVyh15Kso
あーあ、話が完全に「オフレコ」問題にすり替わってしまっている。
今回のケースは「オフレコ云々の問題ではなく」、発言そのもののが叱責されるべき問題。
オフレコなら「何を言っても許される問題じゃない」という視点がすっぽり抜け落ちている。

今回の件は、政府が沖縄の民意を「超法規的措置」によって、「踏み越える手続き」を「レイプ行為」に例えて表現している点に最大の問題。
しかも、その下敷きに「米軍の少女レイプ事件」を据える事で、
「政府と沖縄県の力関係は、米軍と少女と同じ」だと例示し、更に、
(一応、国民を代表とした)政府の(それが民意を無視した行為だとしても)行政行為をレイプに当てはめてしまった点にある。
「日本国民の代表者である政府が沖縄女性をレイプしますよ」と言っているのである。

この様な「思考回路」、日本国民全員がレイプ犯であるかの様な例えを用いた官僚を、「オフレコ」だからといって弁護する事は、大問題だ。


13. 2011年12月05日 21:21:36: VakF4nKSH2
>>12
>オフレコなら「何を言っても許される問題じゃない」という視点がすっぽり抜け落ちている。

トンチンカンだね。

何を言っても報道しないという約束が「オフレコ」だ。
このシステムによって記者は、取材源の本音や裏話を聞くことができ、次の取材に発展させることができる。

つまりオフレコは、報道の深化につながる国民にとっては有益なしくみなのだ。
オフレコがなくなれば取材源の本音や裏話を記者は聞くことができなくなり、取材の深化を止めることになる。

その愚かなことを琉球新報が売らんかなのためにやってしまったわけだ。

記者がオフレコに反対でも構わない。
だがその場合は、オフレコ宣言をされたときに「オフレコを拒否します」と否定することが人として最低限の作法だ。

「オフレコ」という仕組みが報道の深化のために存在しているのだから。


14. 2011年12月05日 22:24:45: zxRwWYtUnA
Vakaよ、おまえはまたたわごとをしゃべっているな!

オフレコだったら何を言ってもいいだと!!馬鹿め、なら、なぜ記者を集めてしゃべるんだ。なんでもしゃべりたいなら、役人仲間で飲み屋でくだでもまいてりゃいいだろが!

相手は報道陣だという緊張感もなく、報道陣にも役人に警戒心を抱かせるだけの鋭さもなく、馴れ合いのぐだぐだ。記者クラブ制度などに甘えてきたからこういうことになるんだ。

オフレコに意義があるとしたら、誘拐脅迫事件のように、報道しないことで国民の利益を守れるという前提あってのことのみ。この話は何なんだ?レベルの低い役人が普天間問題に対する愚劣な見識を披露したのだ。これを放置しては沖縄県民の利益が損なわれると判断した琉球新報の記者の行動は正しい。

それにしても卑しくもジャーナリストを名乗るならオフレコ取材なぞに同意するな!役人は責任逃ればかりを考えるもんだ。オフレコで責任逃れの答弁を許すくらいなら、自分で独自取材でもしてみせるくらいの根性を見せんかい。


15. 2011年12月06日 01:12:44: VakF4nKSH2
>>14

ただのアホだな。

オフレコには定義もあれば存在意義もある。
>>13で説明した通りだ。

理解できなければ、理解できるまで何度でも読め。
何度読んでも理解できなければ、アホに生まれた自分の頭を嘆くことだ。



16. 2011年12月06日 21:11:55: zxRwWYtUnA
Vakaよ、

誰がオマエのカキコなど二度読むか!馬鹿はオマエだ。

何が「オフレコに定義もあれば存在意義もある」だ。定義と存在意義はオレが書いてやったものだ。オマエは人の意見を読まない。そして馬鹿と言われただけでしつこく「言い返す」だけだ。反論ではなく、オマエは「言い返し」だけ。小学生並みの知性がここに現れる。

この嫌らしいしつこさには記憶がある。オマエID変えてずっと張り付いてるな。


  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK123掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK123掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧