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株式日記と経済展望
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国と地方の公務員1人あたりの支給額は同1.8%増の76.5万円と予想。
民間企業は前年同期比0.3%減の37.8万円で3年連続の減少。
2011年12月4日 日曜日
◆橋下大阪新市長、年功給与・官民格差などに大なた 12月4日 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111204-00000146-yom-pol
19日付で大阪市長に就任する大阪維新の会代表の橋下徹・新市長が、年功序列や民間との格差見直しや現業職員の民間との格差是正など、市職員の給与制度の大幅改革に乗り出す構えを見せている。
約2400億円にのぼる大阪市の人件費(2010年度普通会計決算見込み)削減を目指し、府知事時代に取り組んだ改革を市でも踏襲する方針で、労使交渉が紛糾する可能性もある。
橋下氏は先月29日、報道陣に「給与体系はすぐに改革に着手する。府庁で1年間かけて議論した元ネタがある」と明言した。
維新が市長選公約で掲げた給与制度改革は、〈1〉局長など幹部職員に「定額制」を導入〈2〉階級が下なのに、上の職員より高給を得ている状態の改善〈3〉現業職員の給与を民間の同職種程度に――の3本柱。うち〈1〉、〈2〉は橋下氏が府知事時代に取り組んだ内容で、年功序列ではなく、職責に応じた給与とするのが目的だ。
◆国家公務員給与引き下げ、法案成立困難 一転ゼロ回答、野党反発 12月3日 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111203-00000093-san-pol
■「柔軟に」前原氏は修正案/「待った」輿石氏が横やり
国家公務員給与を平均7.8%削減する臨時特例法案の今国会での成立が困難になった。民主党の前原誠司政調会長が1日の民主、自民、公明3党の政策責任者会議で法案修正に応じる姿勢をみせたにもかかわらず、民主党の最大の支持勢力である連合の意向を受けた輿石東幹事長らが反対し、2日の実務者協議で一転「ゼロ回答」をしたためだ。党代表時代、「脱労組依存」を打ち出した前原氏と労組系議員のドンである輿石氏の対立が、与野党協議にも影響を与えた格好だ。(水内茂幸)(後略)
◆冬のボーナスで明暗 民間は0.3%減 公務員は1.8%増 みずほ証券調査 11月2日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111102/biz11110215490017-n1.htm
みずほ証券は2日、全国の約3万3000社の民間企業や国と地方の公務員を対象にした平成23年の年末賞与・一時金支給額の予想をまとめた。
従業員5人以上(パート含む)の民間企業は従業員1人あたりの支給額が前年同期比0.3%減の37.8万円で3年連続の減少。減少の理由について、「東日本大震災直後に企業活動が制限された影響や政府の23年度補正予算の成立が遅れ、復興需要も遅れているため」としている。このほかに欧州債務問題など世界経済の減速懸念も大きな影響を与えているとしている。
一方で、国と地方の公務員1人あたりの支給額は同1.8%増の76.5万円と予想。政府が成立を目指している平成23年度の国家公務員の給与を平均7.8%引き下げる給与特例臨時法案については成立や施行時期が不透明として予想に反映しなかった。
このため、官民合計の1人あたりの今冬の賞与・一時金支給額は前年同期比0.2%減の41.0万円となる見通し。
(私のコメント)
大阪ダブル選挙の結果については、日曜の報道番組でも取り上げられていますが、大阪府の知事が橋下氏に代わっただけで大赤字だった大阪府の財政は立ち直りました。その実現には橋下氏の実行力が実ったからですが、大阪で出来ることがなぜ国では出来ないのでしょうか。それは制度的なものもあるし、人材的なものが影響しています。
名古屋市長や大阪市長などは、直接選挙で選ばれるし、市議会などとの調整も小規模で一院制だからやろうと思えば出来るのでしょう。地方の赤字財政については構造的な問題もあり、東京や大阪のような大都市と過疎地域の県や市などとは事情も違います。しかし民間と公務員との給与が違いすぎては住民の納得が得られないでしょう。
12月に入ってボーナスシーズンとなりましたが、みずほ証券の調査記事でもわかるように、民間が38万円程度なのに対して、国と地方公務員の冬のボーナス支給額は倍近い76万円になると言うことです。民間はパート従業員などを含むからこれほどの差になるせいもありますが、官民格差が広がったままの状況が放置されている。バブル崩壊前はこれほどの差はなかった。
このような記事を書くと決まって、民間も賃上げすればいいと言った公務員の方の意見が投稿されますが、公務員を長いことやっていると民間企業の事が分からなくなるのでしょう。、また民間企業でも大企業と中小企業との給与格差が広がってきている。確かに一流大企業では100万円近いボーナスが出るところもありますが、公務員給与が高いのもこれらの一流大企業を比較対象にしているからだろう。
また公務員も最近はアルバイトや非正規公務員も多くなり、それらを含めれば差はだいぶ縮むだろう。だから正規の公務員と非正規の公務員との格差も問題になる。民間にしても公務員にしても中高年の正規社員が年功賃金で高給をもらっているしわ寄せを、若い非正規社員が受けている。この王に官民格差の問題もあるし世代間格差の問題も含まれている。
大阪ダブル選挙でも橋本候補は、若い人に投票を呼びかけて票を集めることに成功した。世代間格差が広がってしまったのも、若い人の投票率が非常に低くて、若い人の政治への関心が低いからでしょうが、投票を棄権したところで何の効果も無い。政治への無関心が若い人の就職難や低賃金に繋がっているのですが、橋下氏は若い人に投票を呼びかけて票の掘り起こしに成功した。
民主党にしても自民党にしても年齢が若い議員もいますが、若いだけで党内ではまるで子ども扱いで、何とかチルドレンと呼ばれている。これでは若い有権者の意見が通りにくくなり、若年労働者の非正規化が進んだ。一流大企業でも派遣労働者の割合が高くなり賃金水準は低下してその分が企業の利益になっている。
このような歪を正すのが政治なのですが、どうしても労働組合や経団連などの声ばかりが政権に届いて、政策に反映されてしまう。国家公務員の給与カット7,8%の法案も労組系議員によって潰されると言うニュースも報道されている。そもそも非正規労働者には労働組合もないし、彼らの意見を反映する議員もいない。そのような若い有権者に投票させるような候補がおらず橋下大阪新市長は投票率を17%も引き上げた。
自民党も民主党も既成政党であり、若い有権者の票の掘り起こしに失敗している。党幹部は老害で汚染され、若手の幹部も二世議員が多い。これでは官民の給与格差の是正などできるわけがない。もしかしたら橋下新市長にもスキャンダルの罠が仕掛けられるかもしれない。前横浜市長中田宏氏もスキャンダルの罠が仕掛けられましたが、いずれも裁判で無罪となりマスコミは真相を報道しない。
◆政治家の殺し方 中田宏:著 カスタマーレビューより
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BF%E6%B2%BB%E5%AE%B6%E3%81%AE%E6%AE%BA%E3%81%97%E6%96%B9-%E4%B8%AD%E7%94%B0-%E5%AE%8F/dp/4344020855
◆必死に家族のために働いているつもりだが、私に限らず普通の労働者なら程度の差はあれど皆そうだろうと思っていた。
ところが、この本を読んでその認識は的はずれだということがわかった。
特に公務員の実態の酷さに憤慨した。
退職の前日に昇給して退職金を増額する。細かいところでは、役所では特別手当というものが当時55種類あり、例えば住民票を発行する戸籍課窓口の職員が発行手続きをするだけで「登録事務従事手当」をもらっているという、羨ましい限りの第二のお給料があるのだ。横浜から東京へ行くだけでも出張手当が出ているという。
真面目に仕事をしているのがバカらしくなる。
その見直しだけでも29億円もの経費削減ができた。このようなさまざまな改革をした中田宏・前横浜市長だが、賞賛をうけるどころか、ねつ造記事の餌食になっていた。いったい、日本はどうなっているんだ?
横浜市の例はほんの氷山の一角なのだろう。自分が住んでいる地域でもこのようなことが行われているのかと思うと、怒りがおさまらない。
この本を読んで世の中の実態を知った。
こんなおかしな社会が続かないことを願うばかりだ。
◆それにしても、橋下バッシングは凄かった!
そのからくりが、この本でよくわかる。
大阪の橋下さんが知事を辞任した頃からあらゆる週刊誌、月刊紙が
出自や血脈について口汚く書いたり、ハシズムなる造語で攻撃した。
テレビでは、毎日放送のちちんぷいぷいが酷かったが
ここは平松さん出身のテレビ局だ。
マスコミも酷いがこうしたネタをマスコミに持ち込む反橋下派の
人間がいる事は確実だ。
この本を読んでいなければ、こうしたバッシング報道を見る目は
養われなかった。
中田さんも橋下さんもやればやるだけ叩かれる。
何もやらない政治家は叩かれる事もなく、高給を貰えて幸せなのだ。
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