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江川紹子氏12/1公判まとめツイート
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1)今日の裁判見ててつくづく思ったのは、裁判官って、取り調べを受ける側の状態に対する想像力が足りないな〜、ということ。今なお、暴力や明確な取り引きや利益誘導がない限り、取り調べに対して人間は本当のことを言うもんだと思っているらしい。
2)大久保元秘書は、前田検事の「大阪で忙しい。本当は東京でやればいいのに、検事総長から直々の指名で来ることになった」といった誇大な自己プレゼンに圧倒され、堀江貴文氏が検察に非協力だったので捜査を「拡大してやった」という話を聞き、「逆らったら何をされるか分からない」と恐怖した。
3)小沢氏の事情聴取までに認めないと「小沢先生がどうなるか分かりませんよ」とほのめかされ、議員会館の事務所の家宅捜索もあると言われ、大久保氏はすっかりパニック。弁護人についても、「事実を争っているので交渉はできない。あの弁護士を信頼していると不利になる」と言われたうえ、弁護人の
4)取り調べの進捗状況についての情報は、当然ながら検察側の情報より圧倒的に少なく遅いこともあり、弁護人が頼りなく思え、信頼関係が揺らいできた。毎日の大半を検事と共に過ごしていることもあり、どんどん検察側の情報に依存する状況になっていった。「正気に戻った」のは保釈されてからだった。
5)この辺は、刑事弁護の経験豊富な弁護士さんだったら、「あるあるある…。よくある話」となるところなんだろうけど、裁判官には、身柄拘束されて取り調べを受ける者が陥る異常な心理状態がち〜とも分からないらしい。特に、左陪席の井下田裁判官はまったく理解できないようだった。
6)「前田検事は(認めれば小沢氏を逮捕しないなど)明確な約束をしたわけではないですね」「前田検事の態度からあなたが忖度した部分もあるんですね」と、取り調べの問題性を薄める質問を連発。右陪席も「弁護人はあなたの味方でしょ」と、検察側に籠絡されたことが理解できないといった口ぶり。
7)裁判長も「検察官の言うことの方が信用できると思ったんですか?」と、いかにも信じ難いといった雰囲気。本件に関する大久保証言を信用するかどうかという以前に、取り調べを受ける側へのあまりの想像力の貧困さが問題ではないのかな?こんな体たらくじゃ虚偽自白など、到底見抜けまい。
8)ここまで想像力が貧困な人たちが裁判官になるなら、刑事裁判官になるには、20日間拘置所の中で生活し、朝から晩まで自分の主張を否定される取り調べを受ける研修くらい必要ではないか。 (了)
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