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防衛官僚の沖縄暴言事件の真相を明らかにした週刊フライデー
http://www.amakiblog.com/archives/2011/12/02/#002100
2011年12月02日 天木直人のブログ
一川防衛相が、1995年に起きた沖縄少女暴行事件の事を詳しく
知らないと12月1日の国会答弁で発言した事が問題となっている。
野党はこれを失言に次ぐ失言だと攻撃し、一川防衛相の問責決議案
を提出するという。
おそらく一川防衛相は追い込まれるだろう。
素人大臣が1995年の少女暴行事件を詳しく知らなかったという
のは正直な発言だと思う。その発言を責めるのは酷のように思える。
しかし、やはり防衛相がこれを国会答弁で口にしてはいけない。
1995年の少女暴行事件は普天間問題の原点であるからだ。
しかし、私がここで言いたいのは防衛相の正直な、しかしやはり軽率な、
その発言の事ではない。
あの更迭された防衛省の田中局長が、実は11月28日夜のオフ
レコ懇談で、この少女暴行事件についても言及していたというのだ。
きょう発売の週刊フライデーに小さな記事であるが重要な記事を
見つけた。
田中局長の「犯す前に犯すと言いますか」という発言には伏線が
あったのだ。
すなわち1995年の少女暴行事件については、当時米側関係者が、
馬鹿な事をしたものだ、タクシーに乗って逃げる金があったら女を
買えたのに、という発言をして問題になったことがあった。
田中局長はオフレコ懇談の中でその米側関係者の噴飯発言に言及
していたというのだ。
この重要な発言を、10社もの大手メディアやNHKの記者がその
オフレコ懇談に同席していたというのに、誰も報じていない。
おそらくあのオフレコ懇談は酒席の場の緩んだものであり、田中局長
の暴言も、その緩んだ雰囲気の中で何気なく自然と漏れた発言であった
に違いない。
その場にいた記者たちもそれを見過ごす馴れ合いの雰囲気があったに
違いない。
琉球新報の記者はそれが許せなかったのではないか。
義憤に駆られて書いた琉球新報記者のオフレコ破りの記事に目を
覚まさせられた記者たちが、自らを恥じ入って、後追い記事を書かざる
を得なかったのだ。
そして田中局長の更迭という形で野田政権を追い込む事になったのだ。
もし琉球新報記者の義憤にかられた記事がなければ、ひょっとして、
いや間違いなく、この問題は封印されて終わっていた。
フライデーのその小さな記事は、官僚の驕り、官僚とメディアの
なれあい、そして野田政権の普天間問題に対する取り組みの甘さなど、
実に様々な事を教えてくれる価値ある記事である。
大手メディアの報道を表面的に見ているだけでは何も分からないという
ことだ。
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