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野田謝罪ですまぬ沖縄の怒り
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2011/12/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
防衛大臣のクビも飛ぶ
民意無視、沖縄軽視の野田政権が墓穴を掘った。防衛省の田中聡前沖縄防衛局長の「犯す」暴言でドジョウ政権が一気に窮地に立たされている。自民、公明両党が一川保夫防衛相に対する問責決議案提出を検討、谷垣禎一自民党総裁は衆院解散を求め、揺さぶりに出ているのだ。
一川防衛相はいち早く田中を更迭し、野田首相はこう陳謝した。
「更迭は当然の措置だった。沖縄県民の皆さまには大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく思う。私からもおわびを申し上げたい」
しかし、こんな上っ面の言葉だけの謝罪で、沖縄県民の怒りが収まるはずがない。沖縄大学客員教授で軍事評論家の前田哲男氏が言う。
「今回の事件は、明治政府による琉球処分、サンフランシスコ条約によるアメリカ統治に匹敵する日本政府による“第3の排除”と言っていい。あけすけな言葉による沖縄蔑視が歴然です。その痛み、苦悩を野田政権は何も分かっていません。首相に本当に謝罪の気持ちがあるのなら、ただちに沖縄を訪問すべきです」
今回の暴言で、普天間移設問題は完全に行き詰まってしまった。「局長だけでなく大臣の任命責任に直結する」と怒りの声が相次いでいるのだ。野田政権は無傷では済まない。
「一川さんへの問責案提出は避けられないでしょう。ただでさえ就任直後の“安全保障の素人”発言が問題になった人ですからね。そうなったら国会が止まってしまいますから、野田首相も更迭せざるを得ない。すると野党側は第2弾で、マルチ問題の山岡国家公安委員長をターゲットにしてくる。そういう状況の中で、内閣支持率は落ち込み、政権の弱体化が進むことになります」(政治評論家・浅川博忠氏)
オバマ政権に約束した環境影響評価書の年内提出も絶望的だ。野田がいくら「理解していただけるよう全力を尽くしたい」と言ってみせても沖縄の怒りは解けない。仲井真弘多知事は「お互いの信頼感の回復は極めて厳しい」と突き放している。
「だいたい、野田さんは総理になってから一度も沖縄を訪れていません。玄葉外相や一川防衛相らに任せきり。米国にばかり目が行き、沖縄の民意を直接汲み取ろうとする姿勢もなかった。軽視そのものです。沖縄は絶対に野田さんを相手にしませんよ」(前田哲男氏=前出)
大臣更迭、支持率急降下でガタガタになる野田政権。環境影響評価書の年内提出までダメになれば、米国からも見放される。そこに消費税増税問題が加わったら、もはやひとたまりもない。
「野田首相周辺は来年7月あたりの解散を模索しているようですが、そこまでもたないかもしれない。12月危機が現実になってもおかしくない」(政界関係者)
ドジョウ内閣の命運が尽きるのは、時間の問題だ。
◇
一川防衛相、仲井真知事に直接謝罪へ=2日に沖縄訪問
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2011120200019
2011/12/02-00:59 時事通信
一川保夫防衛相が2日に沖縄県を訪れ、仲井真弘多県知事と会談する方向で調整していることが1日分かった。田中聡前沖縄防衛局長が米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)移設先の環境影響評価書の提出をめぐり不適切な発言をしたことを、知事に直接謝罪するのが目的。会談では田中氏の後任の人事についても説明する見通しだ。
不適切発言に関しては、防衛省の中江公人事務次官が先月30日に沖縄県を訪れ、仲井真知事に「極めて不適切だった。心よりおわびしたい」と謝罪した。しかし、知事は「信頼回復はなかなか簡単でないことだけ伝えたい」と不快感を表明。15分間の会談予定を6分間程度で打ち切った。
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防衛相の問責案 自公、今国会提出へ 2日に最終協議
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY201112010670.html
2011年12月2日3時3分 朝日新聞
普天間問題をめぐる前沖縄防衛局長の不適切な発言を受け、自民・公明両党は1日、一川保夫防衛相の監督責任は免れないとして今国会に問責決議案を提出する方向で調整に入った。2日に幹事長・国対委員長会談を開いて最終協議する。自公が参院に提出すれば可決する可能性が高い。
一川防衛相は1日の参院東日本大震災復興特別委員会でも、1995年に沖縄県で起きた米兵による少女暴行事件について「正確な中身を詳細には知らない」と答弁した。自民党の茂木敏充政調会長は記者会見で「あり得ない。こうした状態で普天間問題の解決は不可能。内閣にふさわしくない人間がいることは間違いない」と批判。同党の参院幹部は「国会会期末に問責を出す」と語った。
一川氏が就任時に「私は安全保障の素人」と発言したことやブータン国王夫妻歓迎の宮中晩餐(ばんさん)会を欠席したことも自公は批判しており、公明党の山口那津男代表は「防衛相を任せていいのか大いなる疑問が出てくる。問責について検討したい」と記者団に表明。別の同党幹部も問責提出を明言した。自公両党は一川防衛相に加え、マルチ商法業者との関係が指摘される山岡賢次消費者相への対応も2日に協議する。共産党の志位和夫委員長も1日の記者会見で、一川防衛相の問責に「反対することはない」と明言した。
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