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11月30日外務委員会、無視された案件原子力協定
本日11月30日の衆議院外務委員会のビデオを見ようとインターネットの衆議院テレビの画面を開けると、なんと「原子力協定」が案件として記載されていた。これは面白そうだとビデオ画面を見たが、実際に話されたのは沖縄に関する田中聡前沖縄防衛局長の暴言問題とそれに付随することばかりの様子だ。「様子だ」と書いたのは外務委員会のビデオが4時間近くあり、全部チェックしたわけではないからだ。案件の記載が間違えではないかとさえ思った。実際、間違えの可能性があるのではと今でも感じている。
しかし、間違えでないなら、日本の原発輸出が国際的な圧力のもとに行われていて、国会議員は一切タッチできない案件なのだと改めてはっきりとそれを示す審議状況だと思う。
ベトナムとの原子力協定は多分使用済み核燃料の引き取りとか建設資金の融資と事故時の賠償までが含まれていたはずだ。つまり政府丸抱えで、日本の原発メーカーンにベトナムへの原発輸出をさせるもので、何かあった場合の処理は全て日本の国民の犠牲の上に行われるというものであるはず。下手をしたら何十万人という人命と数十兆円という費用が費やされてしまうような問題なのだ。このことについては多分一言も触れられていない。約4時間もの間話されたのは田中聡前沖縄防衛局長の暴言問題と日米地位協定に絡んでの裁判権の問題だけの様子だ。
この暴言問題に関して、野党は一川保夫防衛相の責任を重く見て参院での問責決議案提出の検討をしているという。これを聞いて、僕は国会議員全員の問責決議を国民投票にかけるべきだと思った。本当に茶番だ。本当に重要な問題については議論できず、どうでもいい問題で一生懸命見世物をやろうとする。まさにショウアップされ国会議員劇場だ。こんな三文ドラマをやるなら中年過ぎたおじさんではなくてジャニーズ系の俳優を連れてきてやったほうがよっぽど見栄えがする。
案件(議題順):
国際情勢に関する件
日・露原子力協定(177国会条2)
日・韓原子力協定(177国会条3)
日・ベトナム原子力協定(177国会条4)
日・ヨルダン原子力協定(177国会条14)
本日質問に立ったのは次の5名であり、それぞれの持ち時間が横に記されている。
河井克行(自由民主党・無所属の会) 42分
三ッ矢憲生(自由民主党・無所属の会) 31分
赤松正雄(公明党) 46分
赤嶺政賢(日本共産党) 55分
服部良一(社会民主党・市民連合) 42分
なお、衆議院テレビのURLは次の通り。
http://www.shugiintv.go.jp/index.php
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<879>>
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