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今回の選挙結果をどう考えるか、を論じる前に、私は、今回の選挙中、橋下氏に対するネガティブ・キャンペーンの中で、橋下氏の出自を暴く報道が有った事に、強い違和感を覚えた事を語らずに居られません。
この事について、作家の宮崎学氏が、月刊『Will』最新号(2012年1月号)で、一文を寄稿し、こうした選挙中の報道を批判して居るので、御紹介します。
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(以下引用)
橋下徹前大阪府知事の出自を暴く異常
『週刊文春』と『週刊新潮』という二大週刊誌が何週にもわたり、そろって橋下徹前大阪府知事のネガティブ・キャンペーンを続け、橋下氏の出自(しゅつじ)、“部落”出身ということまで書き立てている。これは週刊誌として決してやってはならないことだ。それはなにも同和問題を取り上げたからでは決してなく−−現に僕は解放同盟の批判も書いてきた−−出自に関する問題は、相手に抗弁権が一切ないからである。
本来、メディアができない隠された違法行為性を調査報道によって暴く。たとえ、それがどのような権力者であれ追及する。それが週刊誌ジャーナリズムの矜持(きょうじ)であったはずだ。
誤解のないように言っておくが、僕は橋下氏が大阪府知事選挙に立候補した2008年から、彼を一貫して批判してきた。「橋下的手法」は「ハジスム」などという立派なものではなく、単なるテレビメディア的ポピュリズムにすぎないと。
もちろん橋下氏が中学生の頃過ごした飛鳥地区の取材にも何回か足を運び、橋下氏がどのような出自であるかも分かっていた。しかし、抗弁のしようがない出自のことを、橋下氏の批判材料にしてはならないと思っていた。それは何も僕だけでなく、週刊誌ジャーナリズムとしては当然のことだった。かつては考えられないことだ。
一連の「橋下叩き」に対して、橋下氏本人がツイッター上で次のように反論している。
〈親が公人でも、子供の権利は最大限尊重され、配慮されるべきだ。権力チェックに必要な、選挙にとって必要な情報はどんどん有権者に開示されるべき。しかし無制限ではないだろう〉
対して、『週刊新潮』(11月10日号)は、〈もし彼の言い分が通れば、未成年の子を持つ為政者に対し、メディアは不祥事を報じられなくなるではないか〉と再反論した。
たしかに、不祥事があればたたけば良い。しかし、出自と不祥事は全く別の問題である。的外れな再反論と言わざるを得ない。
朴はかつて記者として週刊誌に良く携わってきた。選挙が近ずいた時にネガティブ・キャンペーンを続けた経験はあるが、出自にかかわる報じ方をしたことはない。
(中略)
また、僕自身も1996年から物書きとなり、『近代の奈落』(幻冬社アウトロー文庫)を書いた2000年に、父親が部落出身であることをカミングアウトしている。物書きとして、出自を隠したままではどこかで足元をすくわれると悩んだ末に、それなら逆に早く公表したほうが良いと考えたからだ。
冒頭申し上げたとおり、僕は解放同盟に対して、運動の原点を厳しく批判してきたが、解放同盟から文句を言われたことはほとんどない。それは、相手に抗弁権のないことでは決して批判しなかったからでもある。
人間が生きていくうえで自分の力ではそうしようもない運命、出自までたたく材料にするというのは、足元をすくう非常にいやらしい批判であり、ジャーナリズムとして完全に間違っている。
(後略)
(宮崎学『橋下徹前大阪府知事の出自を暴く異常』(月刊『Will』2012年1月号:278〜284ページ)278ページ〜280ページより)
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全く同感です。
宮崎学氏と、宮崎氏のこの批判を掲載した花田紀凱・月刊『Will』編集長に、心からの敬意を表します。
2011年11月28日(月)
西岡昌紀(反原発派)
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大阪ダブル選 維新が大阪席巻
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1826993&media_id=2
<大阪ダブル選>維新が大阪を席巻 改革に府民熱いまなざし
(毎日新聞 - 11月27日 23:55)
大阪市長選と府知事選で初当選が確実となり、握手する橋下徹さん(左)と松井一郎さん=大阪市北区で2011年11月27日午後8時43分、幾島健太郎撮影
「大阪都構想にGOサインだ」−−。27日に投開票された大阪府知事・大阪市長のダブル選は、既存政党の包囲網をものともせず、市長選で大阪維新の会代表の橋下徹さん(42)、知事選で同幹事長の松井一郎さん(47)が圧勝した。都構想を欧州の市民革命や明治維新に匹敵する大事業と位置づけて「大阪を変えよう」と訴え続けた橋下さん。主要選挙での「不敗神話」を引っ提げ、国政進出を見据える。2人が改革の両輪として大阪をどう動かすのか。そして、中央への波及は。記者会見は3時間におよび、府民は期待と一抹の不安を抱きながら、熱いまなざしを送った。
橋下さんと松井さんは午後8時半すぎ、大阪市北区のホテルに設けられた記者会見場に登場。壇の前に並んで深々と頭を下げた。花束を受け取る場面では約200人の報道陣から一斉にフラッシュがたかれ、万歳三唱の後、2人はがっちりと握手を交わした。
白と黒のチェックのブレザーにノーネクタイの橋下さんは満面の笑みで「まずは有権者に感謝したい」とあいさつ。「府庁、市役所、教委の皆さんは、この結果を重く受け止めるようしっかりお願いしたい」と述べ、職員基本条例案や教育基本条例案に抵抗してきた勢力をけん制した。
大都市の在り方については「今後、市役所の位置づけ、広域行政は大きく様変わりしなければいけない。広域行政は府知事が決定権と責任を持つ。市長は市民の声を代弁する存在」と語った。
紺のスーツに身を包んだ松井さんも「これからがスタート。橋下市長とともに大阪を再生させ、日本を支えるエンジンの役割を果たしたい。大阪が一体化して、二重行政を根本から変えていく」と決意を述べた。
その後の記者会見では、祝賀ムードが一変。2人は引き締まった表情になった。
圧勝の要因を問われると、橋下さんは「既存政党への不信感でしょう。政策、理念を完全に放棄しているのが伝わった。それを有権者に見抜かれたのでは」と分析。「都構想が信任されたということ。4年間で移行できるよう法改正を迫る」と宣言し、高投票率を聞いて「60(%)いきましたか。非常にありがたい」と喜んだ。
また「大阪市役所は意味の分からない補助金がたくさん出ている。市職員の体質も変えていく。意識を改める」と早くも対決モード。「民意を無視する職員は市役所から去ってもらう」と強調した。
表情が穏やかになったのは家族に話が及んだ時。雑誌のバッシング報道にさらされたが「妻もサポートしてくれ、長男、長女も気丈に振る舞ってくれた。みんなで戦った」と話した。
任期中に国政へ転身する可能性を問われると、これ以上雑誌に追いかけられるのは嫌だからとやんわり否定し、メディアの寵児(ちょうじ)らしく会場の笑いを誘った。会見場で顔を合わせた奥さんからは「携帯でしゃべっているところに話しかけたら、うるさそうな顔をされた」と明かし、また笑いを取った。
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