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“圧勝”橋下氏が目論む“次”の一手!一気に政界再編へ突入か
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111128/plt1111281549003-n1.htm
2011.11.28 夕刊フジ
大阪ダブル選挙は、市長選では、地域政党「大阪維新の会」代表で前知事の橋下徹氏(42)が、知事選では、同会幹事長で前府議の松井一郎氏(47)が圧勝した。橋下氏は「大阪都構想」の実現を宣言し、選挙戦で激突した既成政党側が障害になるなら、次期衆院選に大量70人を擁立する計画を示し“恫喝”した。大阪秋の陣を勝ち抜いた橋下氏が国政進出に動き出せば、政界再編の起爆剤になる可能性は高い。
「4年間で大阪都に移行できるよう法改正を迫る。できる限り、既成政党の国会議員にお願いするが、やってくれないなら維新として国政に足をかける」
橋下氏は27日夜の記者会見で、国政進出の準備に入ることを明言した。さらに、「近畿一円の小選挙区、比例代表で70人。協議に応じてもらえなければ年内から準備に入りたい」と具体的な構想も明らかにした。
この大量擁立計画に、既成政党側は戦々恐々。大阪、京都、奈良、兵庫、滋賀、和歌山の2府4県の小選挙区は48しかないため、橋下氏はほぼ全選挙区での候補者擁立を模索していることになる。
このためか、大阪が地盤でもある藤村修官房長官は28日の記者会見で、大阪都構想について、「まず、大阪の中で、しっかりした協議が必要だ。その後に要請があれば受ける」といい、橋下氏との協議に応じる考えを示した。
それにしても、絶句するほどの圧勝劇だった。
橋下氏は75万813票を獲得して、民主、自民両党府連の支援を受けた現職の平松邦夫氏(63)に23万票差。選挙前は無名に近かった松井氏は200万6195票で、やはり両党府連の支援を受けた前池田市長、倉田薫氏(63)に80万票差をつけた。
各党とも、次期衆院選戦略の見直しを迫られるのは必至。『橋下徹 改革者か壊し屋か』の著書があるジャーナリストの吉富有治氏も「橋下氏の力を見せつけた。既成政党も無視できない存在になった」と指摘する。
大阪の熱狂と離れて、財務省傀儡とされる野田佳彦首相は現在、年内に消費税増税法案をまとめて、来年の通常国会への法案提出を模索している。これに対し、自民、公明両党は法案提出前の衆院解散・総選挙を要求している。
野田首相としては、衆参ねじれで予算関連法案を人質に取られているうえ、民主党内にも小沢一郎元代表らが「行財政改革は緒に就いておらず、あまりにも乱暴だ」などと消費税増税に反対しており、最強省庁・財務省の支援を受けても増税法案は簡単には通りそうにない。
そこで浮上するのが、消費税と予算関連法案を成立させることを前提とした「話し合い解散」だ。橋下氏らの圧勝で浮上した大阪都構想に加えて、消費税増税やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などを対立軸とした政界再編が現実味を帯びてくる。
自民党の石原伸晃幹事長は22日の講演で、消費増税について「自民党も割れ、新しい政治体制ができるかもしれない」と語った。
政界再編の「起爆剤」となりそうな橋下氏だが、ダブル選挙後にすり寄ってきた民主、自民両党とは違い、一貫して良好な協力関係を築いてきたのが、渡辺喜美代表率いる「みんなの党」だ。公務員改革で一致し、橋下氏のブレーンである霞が関改革派の「脱藩官僚」らは、みんなの党のブレーンとも重なる。
「渡辺氏は8月下旬から、何度も隠密で大阪入りして、橋下氏側と政策のすり合わせをしてきた。当然、今回のダブル選挙だけでなく、次期衆院選を見据えた動きだ」(みんなの党周辺)
大阪に居城を構えた橋下氏の「大阪維新の会」と、首都圏中心に改革派の有権者の支持を得る「みんなの党」と、中京圏で一大勢力を誇る名古屋市の河村たかし市長と愛知県の大村秀章知事のグループ、民主党の小沢グループなどが結集・決起すれば、日本の3大都市圏に基盤を持つ改革勢力が浮かび上がる。
大阪維新の会以外は「消費税増税反対」で一致しているうえ、橋下氏もかつて「(地方消費税の増税に)大反対」と発言している。
また、東京都の石原慎太郎知事も投開票日前日(26日)、橋下氏の応援のために大阪入りし、「橋下さんは独裁ではなくトップダウン。東京と大阪は右と左の目玉で、片方がダメになれば日本は滅びる。大阪に橋下さんのような強力なリーダーが必要だ」などと呼びかけた。
先週、国民新党の亀井静香代表が、石原氏を党首とする新党構想を披露している。構想の中には、橋下氏や小沢氏、大村氏らの名前も見られ、亀井氏は「橋下氏はリーダーシップも発信力もある」と絶賛している。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「今後、中央政界が橋下氏を軸に動くのは間違いない。民主党政権が頼りなく、野党の自公両党には対立軸がない。閉塞感が漂っている状況だ。各政党が橋下人気を利用するためにアプローチをかけるだろう。これに対し、橋下氏は既成政党に、公務員制度改革や大阪都構想で踏み絵を迫る。これを政界再編につなげていくのではないか」と語る。
解散含みの2012年政局では、橋下氏の動向が焦点となるのは間違いない。
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