http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/810.html
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春から非公開にしていた街カフェTVの重要映像を公開する。
4.29「脱原発デモ in 高知」・・・ 高知で最初の記念すべき脱原発デモが終わって集会に移ると、福島から高知に命からがら逃れて来た東電元技術者から驚くべき内部告発が・・・
彼は、事故が起きた福島原発で、原発メイン制御システムに不正アクセスしてデータ改ざんすることが仕事だったと話し始めた。。。『こりゃえらい事になる。』と思い、公開を控えていたが、先日、彼が自ら報道特集などに出演し、種々話をしていたので公開することに決めた。まさに、爆弾発言だ。
元東電技術者の内部告発・・・ 発言の肝心な部分は17分00秒位から・・・
この話を聞いた時、『後々、脱原発裁判の決め手になる。』と直感した。
私の中で、原発問題は、最終的に法廷の場で安全性を否定する勝訴判決が得られなければ解決できないという確信があった。。。やがて来る裁判の時、電力会社によるデータ改ざん証拠が決め手となると考えていた。
これは正にその証拠となり得る人物の証言なのだ。
しかし、この話を街カフェTVで生中継したのは4月29日・・・ まだ、時期尚早だと思えた。。。当時は、国民がヒステリックに情報に反応していた。わめき散らすように情報を拡散しても、良い結果が得られないように感じて非公開にした。
そもそも、この映像を納めた頃、告発者当人である木村俊雄氏の高知での生活が緒に就いたばかりで、騒ぎが大きくなれば彼の理想とする自然派生活を破壊しかねないと考えた。。。また、彼自身が、原発関連の社会的事案から逃れ、静かに暮らしたいと望んでいるではないか?ということも考慮しなければならないように感じられた。
木村氏がひょうひょうとして言うだけに、闘う姿勢でいるのか否か分からなかったから、確かめる時間を置こうと考え静観していたのだ。。。しかしというか、やはりと言うか、この話はネットを中心に既に広がっていた。また、最近、木村氏は遠方まで行って脱原発活動に自ら参加しているし、テレビ出演もして過去の話を紹介している。
もういいだろう・・・
慎重に構えて良かったと思っている。この映像を自前で撮れたことの意味は大きい。。。何も迷わず、先般、私が提起した原発全廃裁判(原発安全性確認訴訟)の証拠資料として使用する予定だ。堂々と公開します。
裁判資料はブログトップにあります。 http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/
【4.29 脱原発デモ in 高知】
15分15秒ころに四国電力前に到着! 『原発はいらんぜょ〜』と叫ぶ!!
日本で最初に「脱原発」の言葉を拡散し始めたのは、街カフェTVだ。「脱原発」という言葉の響きに、未来的融和の思想を感じていた。「反原発」では国民の心が動かないとも思えた。。。恐らく、このデモ報道は、「脱原発」を掲げた日本で最も早い時期のデモ映像ではなかろうか・・・
翌日、愛媛県松山市の脱原発デモに連ちゃんで出かけた。。。その後、数々の脱原発デモに参加したが、この高知と愛媛のデモが強く、強く、心に残っている。
【4・30 松山ピースウォーク(脱原発デモ) 穏やかに集合】
驚くことは、両方のデモに警察官がひとりも出ていないことだ。本当の市民デモとはこういうものではないか・・・
東京・大阪など、都市圏では警察の異常弾圧が続いていることが、こうした実例からも解るだろう。。。私が、警視庁の弾圧に厳しく対処する由縁も此処にある。本来、市民は、こんなにも自由なのだ。
【松山デモ、感動のフィナーレ】 2分30秒ころ 『原発を止めろ〜』と叫ぶ!!まいど(笑)
【最近の記事】
我々は小沢を失うのか… 街カフェTV/藤島利久
http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/769.html
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幸運な事に、上記動画の書き起こし記事がネット上にあったので転載する。。。感謝!
(転載記事) http://ameblo.jp/pinkglalem-kingfisher/entry-10902301313.html
4月29日に高知市内で行なわれた「原発のない日本へ」パレード後の意見交流会で、元東京電力社員が福島第1原発の現状と東電の実態について語る。
10年前に東電を辞めた木村さんは、福島第1原発の近くに住んでいて地震に遭い、家は全く無事であったが、原発の事故を受けてすぐに家族と避難した。知り合いのところを転々とし、最終的に高知へ避難することとなった。その避難の際に、どれだけ被曝したかを自分で計算したところ、20ミリシーベルトは浴びていたという。
「短くお話ししますと、僕は福島原発、第一原発から15キロ真西に住んでました。標高は550ぐらいあったんで、津波は全く問題なく、家も束石方式の基礎の古い家に住んでたんで、平屋の、で、屋根も軽くて、ちょうど本震が来たときは薪の仕事をしとって、で、一服しようかなと思って、3時前だけど、まあ、いっかなと思って、ココアを、薪ストーブに火入れて、ココア飲んで、で、たまたま午前中にデジタル放送のテレビの難聴区域だったんで、光ファイバーみたいなのを大熊町が引いてくれて、その工事が終わって、で、別にテレビとか、全然見たくないんだけど、子供とかがいるんで、テレビ見れるようにしたんですけど、で、ぱっとテレビつけたら、どーんと緊急地震速報が出て、で、これだと思って、すぐ外出て、で、ココア持ってたんだけど、薪割り台のとこに置いて、で、2分、3分弱ですか、本震があって、その間、山がもう、ごーってずっとうなってて。で、ココア、ほとんどこぼれました。そのぐらい。でも、立ってられて、別に這いつくばって腰抜けるようなほどでもなくて、薪ストーブにちょうど火入れたばっかりだったんですけど、中の煙突がちょっと外れたぐらいで、ひっくり返りもせず、何の被害もなかったです。
で、次の日、爆発したんですね、1号機が。その爆発までは、僕はもう、地震、津波、炉心溶融というのはもう予測してたんで、で、嫁はちょっと離れたとこに、たまたまちょっといたんで、迎えに来てくれて、土曜日、で、常葉町っていう35キロのところに嫁の実家があったんで、そこに逃げて、で、2日ほどして、まあ、子供もまだ小学校2年生の女の子なんで、もうちょっと逃げようかって話になって、さらに嫁の親戚筋をたどって、栃木県の那須、70キロぐらいですね。まで逃げて、で、そこに3週間ぐらいいたんですかね。で、高知県の県庁が県営住宅の無料開放を宣言してもらったんで、もともとナカムラのほうに、ほうばい?がおったんで、僕、サーフィンやるんですけど、サーフィンブラザーズがいて、県営住宅あれば、余計行きやすいかなと思って、4月の頭にこっちまで逃げてきました。
実際、じゃあ、放射線、どのぐらい浴びたのかなってぱっと計算したんですけど、20ミリシーベルトありました。放射線量率って単位時間当たりのマイクロシーベルトとか、ミリシーベルトで表示されてますけど、僕は一応、原子力、学校合わせると20年いて、国の日本原子力研究所ってとこで大学の原子炉工学コースのさらに短時間濃縮コースみたいのを半年ぐらいトレーニングを受けた人間なんで、ちょっとした線量率の計算とか、あと、どのぐらい積算で浴びるのかって簡単な計算方法はもう自分でできるんで、で、こっち来て、落ち着いて、計算したら20ミリシーベルトを大体浴びてて。
結局、具合悪くなりました。はっきり言うと。栃木の那須に逃げて、すぐ、だから、4日目ぐらいからもう鼻水、どろどろの鼻水が出て、で、鼻血もとまんなくて、のども痛い。これが低線量障害ってやつなんですね。
だから、実際、100ミリまで行かなくても、恒常的に常に浴びてれば、何らかの障害というのは出てきて、で、国も政府も、当然、原子力安全委員会も、東電も、全く問題ないって言い方してますけど、全く問題あります。というのが1つ、僕の生の証言です。
一応、今日あんまりコピーしてこなかったんですけども、単位時間当たりの線量率をどうやって積算にするのかという計算式を書いたメモ、すごい汚い字なんですけど、書いてきたんで、欲しい方はどうぞ持ってってください。
で、0.24マイクロシーベルトパーアワーって書いてありますよね、新聞に。1時間当たり0.24マイクロ、それを1年間ずっと浴び続けると、2ミリシーベルト、1年間当たり浴びるんです。
ICRPって国際放射線防護委員会が勧告してるのは、一般公衆の被曝線量限度ってのは1ミリシーベルト、わかりますか。その20倍をたった1カ月もたたない3週間ぐらいで浴びちゃったんです、僕は。
で、僕はもう今年47歳なんで、そんなにもう細胞分裂もしてないからいいんですけれども、子供、子供はもう細胞分裂、活発で、自分の原本のDNAをコピーして体でっかくしてるわけですから、壊れたDNAをコピーすることによって発がん率ってのは高まりますんで、まあ、子供もすぐこっちまで避難させたっていういきさつなんですけれども、そんな、ちょっと生々しい感じの話になっちゃんですけど。
で、もう1つ言わせてもらうと、僕は10年前に東電やめたんですね。で、何でやめたかって皆さん、聞いてくるんだけど、理由はね、ほんとに簡単なこと。もう、うそ、偽りの会社、ひどい会社。で、偉くなれるのは東大の原子力出てきた人間、技術系だったら、もしくは東大の法学部出てきた人間が社長とかになりますから。で、もう、そういうエリート官僚主義の最先端行ってるとこなんですね。最先端っていうのかどうかわかんないんだけども。
で、うそばっかついてて、例えば、あるものが壊れましたと、このハンドルが壊れました、壊れた理由は、例えばこうやって日に出しといて、紫外線で劣化して壊れたっていうのが普通の理由なんだけれども、それを経産省、昔でいうと通産省、で、今でいうと保安院と原子力安全委員会に説明するにあたって、自分たちが説明しやすい、しかも、結果ありきでつじつまが合うようにストーリーをつくって、それで保安院に報告してプレス発表するわけです。それを専用のテレビ回線を使って、トラブルをちゃんと収束するまでの間、テレビ会議で延々と、昼夜を問わず、1週間缶詰とか、2週間缶詰は当たり前の中で、どうやって壊れた、ハンドルが壊れた原因を役所で説明しようかってことをやってるわけです。
で、僕はもう17のときからサーフィンやってて、レゲエの神様のボブ・マーリーが大好きで、で、そのせいで、そういううそ、偽りに気がついて、僕は会社いるときにバランス崩しちゃってですね、そういう世界にいたから。いつも自然と触れてて、レゲエが大好きで、ビールも大好きで、で、友達といい波乗って、おいしいビール飲むっていう生活と、その東電のその組織の中での役割っていうギャップですよ、真逆ですから、はっきり言って。
で、それでバランス崩して、もうやめたいって表明して、やめるのに3年かかりました。3年です。もう引きとめに引きとめて、で、最後、もう、僕ちょっと労働組合の仕事とかも少しやってたんで、労働組合の委員長と面談になって、引きとめの面談になって、で、何で、キムラ、やめるんだと、そのほんとうの理由を教えてくれと労働組合の委員長に言われたときに、僕、こう言ったんです。
はっきり言って、10年前ですよ。原子力発電とか、原子力エネルギーというのは斜陽、終わってるって。
だって、わかりますよね。皆さん、ほんとに意識が高い人たちだから、プルトニウムの241番が放射能の力が弱まる、半分になるまで2万4,000年かかるんですよ。今この瞬間使ってるエネルギーのために2万4,000年先の子孫にごみを、負の遺産を受け渡すことの解が出てないわけじゃないですか、答えが。なのに、発電し続けてることのその矛盾、だから斜陽なんですよ。
そしたら、労働組合の委員長、こう言いました。キムラ、おまえ、頭が狂ったんだな、気が狂ったんだな。
僕は、あんたが気が狂ってるんだよってはっきり言ってあげました。そしたら、すごい怒って、おまえみたいなやつはもうやめろと、そう言われて、やめられて。
で、またその後におもしろい話があるんですけど、僕はね、原子炉の認可出力ってあるんですよ。例えば福島第一の1号機だったら、1,380メガワットなんですよ、原子炉の出力は。1,380メガワットを電気にすると、46メガワットで、東京ディズニーランドを1日動かすのに必要な電気は57メガワット。だから、福島第一の1号機じゃ東京ディズニーランドは動かないんです。足りないの。
でね、電気の出力ははかれるんですよ、ちゃんと。オームの法則みたいなやつで。「オーム」(ガヤトリー・マントラのたぐい?)ってやつ。なぜかオームなんですけど。
で、1,380メガワットをはかってるんですけども、間接的に、だけど、認可出力が1,380メガワットだから、絶対に超えちゃいけないんです、それは。1時間に1回コンピューターを使って計算して、打ち出しして、保安院に報告するんです。
で、1,380メガワットを1メガでも超えちゃいけないんです。で、誤差っていうのは2.5%なんです。ということは、27メガワットプラマイ誤差があるんですけど、だから、うちらは技術者の判断で、それは誤差範囲だからっていうことで下げるんですよ。1,381にならないように、僕が計算機に、大型コンピューターにアクセスして、裏技なんですよ、これは。アクセスして、超えそうなときに係数を掛けるんですよ、0.995とか。1に対して。それで認可出力を超えないように、打ち出しが、そういう操作をしてたんですよ、僕は。
で、それができるのは東京電力の中でも、4,000人原子力従事者がいるんだけども、社員だけでも、その中でも2人か3人、そんな技を持ってたんで、なかなかやめれなかった。全くやめさせてくんない。
何でかっていうと、やっぱりこうやってね、内部告発みたいなことするわけですからね。あれは間違ってるよって。だって、僕、人並みぐらいには正直な人間ですもん。だから、知りたい人にはこうやってちゃんとアナウンスして、ほんとうの情報だけ、さっきの単位時間当たりの線量率をどうやって年間にかえるのかとか、そういうことも全部レクチャーしますんで。
そういうことを危惧して、東電は僕に、会社やめるときに、850万円退職金上乗せしてくれたんです。そのときに、本店に呼ばれて、副社長に、キムラ君、わかってるよね。何がわかってんだろうって思ったけど、わかってますって。わかってるよねって言われたら、わかってます、わからないとは言えないんで、じゃあ、もう帰っていいよって言われて、面接2分、それで850万上乗せしてくれて、で、1,300万もらって、まあ、親が事業やってたんで、全部そっちに回しちゃって、今はそんなお金持ってないんであれなんですけども。まあ、そんなおもしろい話が1つあって。
で、あんまり、第一の1号機も燃料の全体の燃料の7割が溶けちゃって、で、最近はちょっとデータ見てないんですけれども、原子炉の圧力とかも上がってるし、格納容器内の放射線量率も上がってるし、で、ヨウ素の131番っていうのが減ってない、最近ちょっと減ってきたみたいなんですけども、つい最近までは確実に再臨界になってました。だって、皆さん勉強してるから、ヨウ素の131番というのは放射能の力が半分になるのにたった8日間ですよね。なのに、もう8日たって、もう1カ月近くになってるのにヨウ素131がどんどん増えてる、それ自体がもう再臨界して、臨界にならなければ、ヨウ素というのはできないんです。絶対に。中性子、ぼーんとウラン235番が受けて、割れて、ヨウ素の131番っていうのができるんですよ。原子力っていうのはそういうもんなんで。で、そのうちのアインシュタインの相対性理論の話になっちゃうんですけど、そのうちのほんの1グラムとか、0.何グラムが熱になって、で、水を温めて、蒸気にして、その蒸気をタービンに回して、タービンに直列につながって発電機を回して電気ができるんです。それが発電システムなんで。
で、絶対にヨウ素の131番は中性子が出て核分裂しない限りは、絶対に出ないんです。だから、再臨界してて、そういう、ほんとは再臨界してるのに、原子力安全委員会、認めないでしょう。東電、認めないでしょう。政府も認めないでしょう。これはね、再臨界はしてたんです。つい最近まで。これはもう事実です。プロがほんのちょっと原子炉の物理とか知ってる人間であれば、だれでもわかること。それがまず1つ、うそね。
で、さっき言った、例えば0.24マイクロシーベルトパーアワーというのは安全だとかっつってるのもうそ。うそです。
それが僕は今日、皆さんに伝えたかったことです。で、高知は結構離れてるんでいいんですけど、ドイツの気象局が出してる放射線の、放射能の分布予測、スピーゲルっていうんですか、わかんないですけど、それを見て、北東の風が日本を全体を流れてくるときは、絶対に子供を雨に当てないでください。あと、女の人、これから子供をまだ産む人は出さないでください。それは、おんちゃんらはいいですよ。おれとかも含めて。
何でかっていうと、セシウムの137番というのがあります、今度。それの放射能が半分になるのが30年かかるんです。で、何が危ないかっていうと、セシウムの137番というのは筋肉にたまりやすいんです。男の人は比較的筋量が多いんで、筋肉に薄く、体の中に取り入れたとしても薄く広がっていきます。だけど、女の人は乳腺と、あと子宮、どうしても筋肉がないんで、そういった器官に濃縮しやすいです。そうするとやっぱり乳がんの発生率とかがちょっと上がってしまう可能性があるので、そんなことは知ってれば防げることなんで、で、どうしても外に出なきゃなんないときは、布マスクの中にガーゼ入ってるじゃないですか。それをぬらして、で、マスクして外に出る。
あと、ヨウ素が出てる限りは、ヨウ素はやっぱり昆布とか海草類にヨードとしてたまるので、そのヨウ素なんです。で、髪の毛から吸収されやすいです、人間は。だから、帽子をかぶって、直接雨に触れないようにするっていうのが1つ防げる方法です。
全然そんなことだれも言わないですよね。政府も。だけども、これだけは僕は言いたかったんで、今日、ナカムラから来てみました。
あんまり話が長くなっちゃうとあれなんで、最後に1つだけ。
何かチェルノブイリの30キロ圏内にあるすごいきれいな泉を守った長老たちがいるらしいんです。どうやって守ったかっていうと、僕、こんなに原子力のこと勉強して、物理のこととかもある程度勉強したけども、目に見えない力ってのも絶対あるんです。その30キロ圏内にあった泉を守った長老たちは、逃げなかったんです。逃げずにその泉をどうやって守ったか。祈りです。だから、そう言っちゃうと信じる人も信じない人も、どのぐらいの割合でいるかわかんないけども、もしちょっとでも信じてもらえるんだったら、朝、まず、福島第一が穏やかに眠りにつきますようにって祈りと、あと、出てしまって、僕たちが使った放射能じゃないですか。電気のもとだから。それが、愛と感謝の思いによって消滅して、無毒化するようにという祈りで、何とかみんなで力を合わせて、次の世代に伝えてもらえたらなって思います。
以上です。ありがとうございます。」
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(転載記事:高知新聞)
http://www.kochinews.co.jp/?nwSrl=281467&nwIW=1&nwVt=knd
海辺で自給自足 福島第1原発元技術者・木村さん
2011年10月29日09時40分
土佐清水市にある海辺の過疎集落で、東京電力福島第1原発の元炉心設計技術者、木村俊雄さん(47)は暮らしている。目標は「自給自足の生活」だ。
「自然に帰れ、バイ・ルソーですよ」
栃木出身の妻と小2の長女を連れ、福島から移住して半年余り。空き家と農地を借り、有機農業に励む。
古い民家の車庫には、うずたかく積まれたまき。おので割り、風呂をわかす。
18年近く働いた東京電力では、原子炉内部にあるウラン燃料の配置の並べ替えなどをしていた。「風呂たき」のような仕事だ。
「そう、炭を並べ替えて効率よく燃やしていくような仕事。炭に当たるのがウラン燃料、うちわで送る酸素が中性子ですね」
出身は福島県双葉町。家は原発労働者が泊まる宿を営み、早くから母一人子一人。「東電さまさま」を身にしみて育った。
中学を出ると東京に出て、東京電力が運営する企業内学校「東電学園高等部」へ。
「寮費、授業料、制服代、車の免許取得費など、すべて無料。月給も出ました」
卒業後は新潟・柏崎原発へ。新潟に「原子の火」をともした1号機の試運転班に入り、一貫して原発の原子炉と付き合った。
福島第1原発に転任後は、原子炉のシステム設計、管理に当たる約30人のチームで主任を任された。
疑問を感じ始めたのは、いつごろだったか。
「購入費が1本3千万円ほどの燃料棒が、1〜6号機で3千本以上。すごい金がかかる。だから長持ちさせ、稼働率を上げよと。とにかく効率、効率なんです」
思い起こせば、原子炉の圧力を逃がすベント弁すらなかった。
「アメリカの原子力規制委員会の勧告で、やっと嫌々付けた」
とりわけ納得できなかったのは、「じゃあ、核のごみどうすんのって話」。
「置き場がなく、第1原発の敷地に増設、また増設。実はそんな自転車操業」
「ガラス固化して地層に5万年埋めますって。例えば原形で残った5万年前のガラス、見た人います?」
中学時代から哲学や自然に興味が深く、地元中学の野球部で4番を打つ傍ら、ルソーの著作を読みふけったりした。当時の日記をめくっていたら、「自然に帰れ、BYルソー」とあった。
10年前、36歳で退職。家でバイオ燃料を作り、八百屋で働いて生ごみのリサイクルなどに取り組んだ。
昨年10月、第1原発から西に15`の荒れ地を借りて開墾。併せて太陽光発電装置の販売を始め、種芋を買ってきたところで、「3・11」が起きた。
福島第1原発を津波が洗っていく映像が、テレビに流れた。
「これは絶対、炉心溶融までいく」
土佐清水はサーフィン仲間がいて、何度か来たことがあった。
海辺の集落。やってきて正解。暮らしが肌になじみ、「優雅でありがたい避難生活」。
ご近所さんと語らい、ついでに野菜をもらったり。時間があればサーフィン。太陽光パネルを付け、極力、電気は使わない。
パシッ。なれた手つきでウバメガシの幹を割る。「エネルギーを自給自足できる暮らし、地域をつくってゆくのが夢」と話す。
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どんなに苦しくても、世の中が真実で満ちていれば、それでいい。
どんなに辛くとも、信じるに足る社会であれば、人々は生きていける。
しかし、今の日本は何だ・・・
↓ 街カフェTV生中継&アーカイブ(録画) ↓
【街カフェTVの録画一覧はこちら】 ⇒ http://twitcasting.tv/kochi53/show/
街カフェTVは、市民の市民による市民の為のメディアです。高知白バイ事件や、陸山会事件、放射線被爆での業務上過失致傷事件など、社会正義を歪める問題に法的対抗策を講じ、やがて巻き起こる国民運動の骨子とします。
今、種々の法的書面作成に取り組んでいます。応援して下さい。国民の皆さんの応援が全てのエネルギーの源です。
詳しくは、ブログ先頭ページへ http://kochi53.blog.ocn.ne.jp/blog/
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