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オーストラリアを駐留先とした事は、
大変に熟考の上のことであったと考えられる。
これを単純に考えてはならない。
本当は、沖縄海兵隊を増強したいであろう。
次善の策はグアムに増強部隊を置くことだ。
しかし、沖縄とグアムは対中絡み、対日絡みの上から大変に具合が悪いのだ。
沖縄強化ではチャイナが強く反撥するだけでなく、沖縄県民の反米軍基地感情に取り返しのつかない火の手を上げさせる事になる。
沖縄から日本本土に反米感情が拡大する。
グァムでは、これまた都合が悪い。
なぜなら、沖縄県民に「グァムで増強するのなら、いっそのこと沖縄の海兵隊もグァムに持っていってくれ。沖縄で増強しないのならばそれは出来る筈だ。」との声が沖縄から上がるのだ。
それで、沖縄とグァムでは増強ができない。しかし、増強はしたい。対チャイナ強圧をアッピールする為に海兵隊増強はやり遂げたい。
という訳で、今現在のところ、日中の夫々を刺激しない為には、オーストラリアは最善の選択なのだ。
尤も、オーストラリア駐留は、インドネシアやフィリピンさらにはベトナム等で軍事的緊張を造り出すには好都合の地ではある。
それは先に考えられる強圧作戦において有効ではあろう。
しかし、今現在においては米国は経済に余力が全く無いので、戦争や紛争を対チャイナ強圧として仕掛けられない立場にあるのでオーストラリアは打って付けだ。
今後、日本経済と韓国経済を殲滅して富を吸収した暁には、再び経済バブルを軍事的冒険を梃子にして創出できる。
その時には、対タイャイナ周辺での紛争も戦争も仕掛けるだろう。
しかし、オーストラリア駐留は、これとは全く正反対方向の将来的な動きをも見据えてのものである可能性も込められていると考えられる。
今後の米国の国力の衰退が現実的に早まった場合に、覇権軍事力の前線を沖縄や韓国から後退させる必要性が出てくるのだ。
その際に、グァムを前線とし、オーストラリアを後方拠点として考えて整備してゆくと言う選択も考えられるのだ。
そして、さらにグァムからも退いてオーストラリアを前線とするといったところまで考えられるのだ。
という訳で、オーストラリアは米国の太平洋戦略において最終最後の防衛拠点と捉えられている可能性もあるのだ。
これは戦前に我が国が太平洋を押さえていた時に南太平洋やガダルカナルにおいて米軍と死闘を繰り返した時に、米豪連合軍にとってオ−ストラリアの基地が最終防衛地点であった事を思い出してみれば解るであろう。
今の時点では、沖縄やグァムでの海兵隊増強は米国にとっては不都合なのだ。
しかし今後の危険性は背景に隠されている。
米国のアジア再侵略は始まったのだ。
先ずは韓国が犠牲とされようとしているのだ。どうにもならないイミョンバクだ。
韓国国民に同情と連帯の感情を抱く情勢となってきている。
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