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小沢一郎、石原伸晃らが動き始め、「来年解散・総選挙」が漂いはじめた永田町  長谷川 幸洋 (現代ビジネス) 
http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/695.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 11 月 25 日 07:15:32: igsppGRN/E9PQ
 

小沢一郎、石原伸晃らが動き始め、「来年解散・総選挙」が漂いはじめた永田町
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/27741
2011年11月25日(金) 長谷川 幸洋「ニュースの深層」:現代ビジネス


 また「政局の季節」がめぐってきたようだ。消費税と環太平洋連携協定(TPP)をめぐって民主、自民両党で内部の意見対立が激しくなっている。永田町では「いずれにせよ来年中の解散・総選挙は間違いない」と緊張感が高まってきた。

 火を付けたのは小沢一郎元民主党代表だ。

 11月19日に出演したニコニコ生放送の番組で田原総一朗の質問に答え、消費税引き上げに反対する姿勢を明確にしたうえ、22日の小沢グループ会合では「消費税増税を強行すれば党運営は厳しくなる」と野田佳彦首相に警告した。

 自民党の石原伸晃幹事長も22日の講演で「首相が『民主党を割ってでも消費税を10%にする』と言えば、自民党も割れ、新しい政治体制ができるかもしれない」と政界再編の可能性に言及した。

■「増税法案さえ可決すれば政権はどうなってもいい」

 民主、自民の大物たちが機を同じくして、消費税引き上げをきっかけにした政変の可能性に言及したのは、けっして偶然ではない。どちらの党も執行部は増税路線を掲げているが、内部に強い反対勢力を抱えている。党内事情がそっくりなのだ。

 TPPも同じである。野田首相は交渉参加の意思を決めたが、民主党内には依然として強い反対論が残っている。自民党に至っては、過半数の議員が反対と言われているが賛成意見もあり、党としての方針を決められないありさまだ。

 自民党は本来、自由貿易を協力に推進する立場であったはずなのに今回、まったくの腰砕けになった。はっきりとTPP賛成を表明しているのは、1年生の小泉進次郎議員や元老格の中曽根康弘元首相くらいである。野党に転落したら「あえて火中の栗を拾って、農村票を離反させることはない」と日和ってしまったのか。

 増税やTPPのような重要課題をめぐって、どちらも党内が一致結束していないので、執行部がどちらかの路線で突っ走ろうとすると、ともに党が割れる可能性に直面してしまう。首尾一貫しているのは「霞が関党」とも呼ぶべき官僚集団とそれに鋭く対立するみんなの党(あと共産党?)くらいである。

 これから年末の予算編成と税制改正を控えて、この意見対立は激化しこそすれ、和らぐ見通しはない。野田政権は社会保障と税の一体改革大綱で引き上げ幅と時期をはっきり書きこもうとしている。

 露払い役の五十嵐文彦財務副大臣は講演で「2013年10月以降に7%か8%を引き上げ、残りは15年4月か10月に引き上げる」と語っている。これは財務省の意向に沿った形でアドバルーンを上げたとみていいだろう。

 財務省とすれば、上げ幅の数字と時期を明示した増税法案さえ可決成立すれば、後は野田政権がどうなろうとかまわない。野田首相が続投できればそれに越したことはないが、仮に総選挙で敗北し民主党が下野する場合でも、次の政権が増税路線を引き継ぐよう水面下の工作に全力を上げていくだろう。いや、もう着手しているだろう。

 むしろ東京電力・福島第一原発事故の処理やTPP問題での党内分裂ぶりをみれば、民主党が次の解散・総選挙でも勝利し、野田首相が続投できる可能性は低いとみているはずだ。冷徹な財務省がそれほど楽観的になるとは思えない。財務省は実質的に政権を切り盛りしているのはいつだって自分たちなのだから、表で政権を担うのは民主党だろうが自民党だろうがどっちでもいいと思っている。

■石原発言を歓迎する財務省

 そんな財務省の視点からみると、先の石原発言は歓迎するシナリオである。自民党が増税派と反増税派に分裂し、民主党も総選挙敗北で増税派と反増税派に分裂するなら、両党の増税派を合体させて「増税新党」をつくればいい。あとは残った両党の反増税派が合体して大きな勢力にならないように工作するだけになる。

 もしも五十嵐が言及した「13年10月」に第一弾の引き上げを実施するとすれば、野田首相は「実施前に国民の信を問う」と言ってきたので、解散・総選挙はそれより前という話になる。常識的に考えると、たとえば半年前では「実施を織り込み済みじゃないか」という批判が出るのは避けられない。

 仮に総選挙の結果、反増税政権が誕生したとしても、半年後の引き上げを中止するには、国会での引き上げ凍結法案の可決成立と、その後の事務作業が間に合わなくなる可能性があるからだ。つまり総選挙で示された「国民の意志」を反映できない形になってしまう。それが見え見えでは、かえって国民の反発を招きかねない。

 そこで余裕をみて1年前なら12年10月、もっと前なら12年6月あたりに解散・総選挙という見立てになってくる。いずれにせよ来年である。

 意見対立のエネルギーが党分裂を引き起こすほど高まるかどうか。そこはなんとも言えないが、ここでは2点を指摘しておきたい。一つは内閣支持率、もう一つは欧州危機だ。

 内閣支持率が低くなれば「この内閣の増税路線に付き合って自分の選挙は大丈夫か」という議員心理が強くなる。とくに1年生議員が多い民主党はそうだ。議員は当選してなんぼの世界である。増税路線を真正面に掲げた野田政権と心中するつもりで総選挙を戦う気概のある議員が民主党に何人いるだろうか。

 支持率が低くなればなるほど当然ながら、政権の求心力は低くなる。反対派の声は一層強くなり、賛成派から寝返る議員が出てきてもおかしくない。まして野党であればなおさらだ。公明党は一段と政権との戦闘姿勢を強めるに違いない。

■政局より深刻な欧州危機

 欧州危機からも目を離せない。ギリシャに続いてイタリアも危機が深まっている。2008年のリーマン・ショックは前年の07年8月9日にフランスの大手、BNPパリバ銀行傘下のヘッジファンドが突然、新規募集と解約を凍結したのが発端だった。

 今回の危機がリーマン・ショックのような世界危機に発展するかどうか予断を許さないが、イタリアの10年もの国債利回りが再び7%台に急騰し、ドイツの国債入札が調達予定額に達せず「札割れ」を起こした事態を見れば、年末までに再びパリバ・ショックのような突然死が起きても不思議ではない。すでに市場は十分、緊迫しているのだ。

 危機の拡大が始まれば、消費税引き上げ論議にも大きな波乱要因になる。財務省は「欧州の二の舞を防ぐためにも増税が必要だ」と大キャンペーンを張るだろうが、永田町では「景気の先行きが不透明になったから先送りせよ」という合唱が起きるだろう。

 欧州危機が本格的に世界に広がれば、もはや各国の財政出動は期待できず、金融市場では「悪影響はリーマン・ショックの比ではない」という見方でほぼ一致している。私自身は永田町の政局よりも、実はこちらのほうがはるかに心配だ。

(文中敬称略)

 

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コメント
 
01. 2011年11月25日 07:43:12: txfDxGOXwI
増税&税制改革論議を政局論議に矮小化するべきではない。今回の増税&税制改革も突き詰めれば、TPPと同じく国の形をどうするかの問題だろう。新自由主義者は自分達が考える国の形こそが最良であるとの前提を常に置いている。増税が数年遅れたところで、その数年の差が国家財政面に決定的に大きな問題を新たに発生させるものではないだろう。

02. 2011年11月25日 07:59:40: HtMH0AmHDQ
そもそも、政界再編を望むなら、選挙制度改革が不可欠。
今の選挙制度では、政界再編は困難。
離党者が出ようが、
解散しようが、
TPP積極推進派の経団連をスポンサーにしている自民党政権になるだけで、
「自民党は、自身が与党ならTPP参加賛成、野党だから態度曖昧」なので、
自民党が政権に復帰すれば、TPPへ参加する。
しかも、自民党は参院選公約に消費税引き上げを掲げたように、
民主党以上に消費税増税に積極的だ。
解散しても何の希望ももてない。

長谷川さんは、選挙制度を考慮してほしい。
今の選挙制度は、昨年の参院選1人区で自民党が圧勝したように
自民党が圧勝するようになっている。
その自民党は、小沢氏の証人喚問や議員辞職を求めている。

選挙制度改革なくして、政界再編なし。

比例代表制中心の選挙制度に変えるべきだ。

そうすれば、仮に小沢新党ができた場合、生き残れる。
みどりの党といった新勢力も国政の表舞台に登場することもできる。

今の選挙制度では、たとえ小沢新党をつくっても壊滅だ。
みどりの党も全滅だ。

今の選挙制度では、政界再編は困難。

選挙制度改革なくして、政界再編なし。


03. 2011年11月25日 08:18:12: YRyE4hspJA
ほんまに汚沢はアホ ! 自分で撒いた失敗の種は自分で始末をつけろ、ボケ !

05. 2011年11月25日 11:36:47: rL2csZSzRs

自民党の石原伸晃幹事長が、消費税増税をめぐる
「話し合い解散」に言及したことに対し

谷垣禎一総裁が火消しに回る一方、
党内からは「石原氏は幹事長失格だ」(伊吹文明)と
厳しい意見も出て波紋が広がった。

戦う前に、足並みそろってないですね〜自民党さん?
アメリカ政策支持の野田内閣応援する野党ですか?


06. 2011年11月25日 12:33:45: lRYfivAqeo
野党の幹事長に「話し合い解散」を云う資格はない!!無能な奴だ口軽で軽薄な奴
ひょっとこノビテルバカ息子は、必ず落選する。楽しみだな〜〜〜ぁ。

親爺の御蔭でそのポストに有りついているだけだ!!本人は勘違いしている(哀)
親父も今に神通力が無くなって来る!!!ナベツネが弱体する!!!

そろそろ親子共々消え失せろ!!ついでに不治惨軽TVの天気予報士も失せてくれ
こいつらの顔見たくね〜〜〜よ!!!!


07. 2011年11月25日 15:27:51: rWmc8odQao
「財務省は「欧州の二の舞を防ぐためにも増税が必要だ」と大キャンペーンを張るだろうが、永田町では「景気の先行きが不透明になったから先送りせよ」という合唱が起きるだろう。」

そういうこと。
そして増税は延期になります。そういうことなのです。もう変えられないのです。財務省、あきらめなよ。
裏も表もない、キチンとした議論を時間をかけてやって、はじめて増税はできます。「自分が事務次官のうちにやろう」とか、功名を争うような動機・都合に合わせて、政治が動くわけではないのです。
政治はそれ自体が生き物なのです。


08. 2011年11月25日 15:31:29: fbQMqs4IhM
政界再編は無理だよ
大政翼賛会しかできない
それは避けなければならない

TPPや消費税ではまとまれないよ
TPP反対派には西田や稲田のようなトロイの木馬がいるし
それ以外のTPP、消費税反対派は力(政治力だけじゃなく勇気もない)が弱すぎて話しにならない

小沢は当然分かっているはずで
負け戦にしかならないことはしない、できない。今のところは

裁判も抱えているし
今はとにかく自分の考えを発信すること
第一段階だ

それを政界再編に動いたと見るのはセンスがないな


09. 2011年11月25日 16:36:53: Zh6F3rmMSM

次の選挙をにらみ、そろそろ行動する時期ですね。

泥舟には乗りたくない。

選挙参謀より


10. 2011年11月25日 23:14:44: grDJUPvuQU
いくら、マスゴミ、財務省以下大半の霞が関、アメリカ、財界がついているといっても

増税賛成、原発推進、TPP参加、公務員利得ぞのまま、天下り放置、年金切り下げで選挙に勝てるはずはない。


11. 2011年11月26日 10:06:01: Hgt2hGJTZc

 国民が心底願うワンイッシューで結党したら

 結構な支持集めるとおもう

 真の国益党 霞が関改革党 財政透明化党 ‥ってね


12. 2011年11月27日 09:49:49: 3pzJyybIjk
比例選挙制度は、ヒラメ議員をつくる

小選挙区制は、2,3世議員地元有力者ばかり、で<地元>の意思、願いを有権者の意思を伝えず、地元を抑えて出てくる、楽な選挙で国会に来る。彼らは厳しい局面に不慣れだ、脅しにも誘惑にも弱い。きつくなると総理の座もあっさり放り出す。
比例区は得票と議席が比例してよさそうだが、個々の議員として、地元にしっかり根ずく力が弱い。有権者は議員ここの候補者の力量より政党をを見るしかない。個々の議員がいかに地元の意思によって国会に送り出されたかが、議員の力になる。
比例区は議員が党本部ばかりを気にするヒラメ議員をつくる。地元に行け、地元に帰れ、と新人議員に事あるたびに小沢さんは言った。
地元の支援、地元にしっかり支えられてこそ強い議員ができる。比例区では地元との強い絆は生まれにくい。

中選挙区は与党ならダブルでの立候補もある。同じ党でも上か下かでやっぱり違う。小選挙区のように立候補者の事前の調整は難しい。中央省庁の落下傘候補の邪魔はしないが、容赦もしない。4人区なら4,5番手争いは熾烈を極めるが、結局地元にどれだけ支持の根を張れるかが結果を左右する。

今議員の力不足や、2,3世議員が問題だが、小選挙区の<楽な選挙>が地元と議員の関係を弱くしたことに原因があるのではないかと思う。

郵政のとき小泉の強力なリーダーシップも、地元の力が大量の造反を生み、とうをわらせることにもなった。

地元、有権者の力をしっかり組み上げることが、アメリカの圧力を跳ね返すつよう力になると思う。

比例区は共産党、公明党のように、党本部に力を集中したい政党にうれしいだろうが、それは結局党の官僚制を強めるばかりで、ほんとの強さにならない。
比例区名簿の上位には党の長老やタレント候補が並んで、ほんとに働く中堅は真ん中から下で自分のためにも、頑張るほかない。当選しても、党の力、と言われかねない。こんなばかばかしい選挙は、結局ヒラメ議員の価値になる。

小選挙区はダメだが、比例選挙も今のダメ議員問題を解決しない。
中選挙区で苦労して、地元に依拠して、地元の意思をしっかりしょった議員が一番いいと思う。


13. 2011年11月30日 06:58:29: XJL2YLIhEs
選挙区で落ちて比例で復活なんて、選挙区選挙をグローするようなゾンビ制度を即刻やめるべきですね。
あと、小泉郵政選挙に触れてらっっしゃいますが、野田聖子のような出戻りには詐欺罪を適用できるようにするとか。刑務所に入るか、選挙にかかった費用を自腹で負担、国庫に返納するかを選ばせる。無所属で当選したら、所属してはいけない。比例でのみ当選したら、党を割ってはいけない。
与謝野が民主に近づいた時、自民の比例で当選したくせにって自民の連中が批判しましたけど、だったら与謝野が立ち枯れを立ち上げた時に言え、と。立ち枯れは泡沫政党だと思ってほっといたんでしょうが。っていういか野田聖子出戻らせといて偉そうに言うな、と思いました。
野田聖子の地元ではありませんが。

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