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平松氏、VS橋下氏討論番組ドタキャン「田原総一朗氏司会イヤ」…27日・大阪市長選
http://news.livedoor.com/article/detail/6056115/
2011年11月24日11時35分 提供:スポーツ報知
27日投開票の大阪市長選で再選を目指す平松邦夫氏(63)は23日、MBSテレビ(毎日放送)で24日に予定されていた対立候補・橋下徹前大阪府知事(42)との生討論番組(関西ローカル)の出演をキャンセルした。番組は放送中止が決まった。平松氏陣営は司会のジャーナリスト・田原総一朗氏(77)が橋下氏寄りで、公平性を欠くと理由を説明。平松氏自身はこの日、「出たい気持ちはあったが、選対本部の判断に従った」と話したが、橋下氏は「信じられない」と厳しく批判した。
地方選挙では超異例だった、午後7時から2時間のゴールデンタイム生討論番組「激突!選挙直前スペシャル どうなる大阪の運命」。出演辞退の理由は田原氏だった。
平松氏の選対本部は支援者から情報提供を受けたとして「レフェリー役が影響力の大きい評論家で、橋下氏サイドと思われる発言が公になっている以上、出演すべきでない。批判されるリスクも考えた上での戦略的な判断」と説明した。田原氏は10月26日のiTunes向け動画コンテンツで、橋下氏について言及。大阪都構想に対し「基本的には賛成」とし「(橋下氏は)最初から大阪市長になればよかった」「ふたりだけで飯食って3時間話し合った」などと語ったという。
新聞社などの世論調査の大半が「橋下氏一歩リード」と報じたことも辞退の一因。毎日放送によると22日午後11時ごろ、平松氏の選対本部から「選挙戦略の見直しを迫られている。今後のスケジュールをすべてリセットしたい」との申し出があった。
22日の同局のラジオ討論会でも橋下氏の“挑発”に激高した平松氏はこの日、「出たい気持ちもあったけど、選対の判断に従った。ラジオもそうだけど(橋下氏との討論は)どこまで行っても交わらない。それなら町に出て、一人でも多くの人に会って支持を訴えた方がいいと、気持ちを切り替えました」と辞退の決断を説明した。
同局は「橋下さん1人ではあまりにも公平さを欠く」と番組の中止を決定。TBS系のバラエティー番組に差し替える。平松氏は1971年から37年間、アナウンサーとして勤務した古巣に泥を塗る形となった。
平松氏の出演辞退に、橋下氏は怒り爆発。「許されないことじゃないですか。有権者に訴えを聞いていただく最高の環境を、感謝しなければいけないのに。信じられない」と強い口調で批判した。
平松氏の「逃げた」という印象と、ライバル・橋下氏に対する警戒心は、有権者の心証も大きく左右しそうだ。
◆大阪市長選立候補者
平松邦夫〈62〉市長 無現
橋下徹〈42〉前知事 諸新
※届け出順。数字は年齢。
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