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小沢一郎の「共生」理念の原点は今西進化論
http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/596.html
投稿者 内田良平 日時 2011 年 11 月 22 日 08:28:55: ce8lhuPxZ7s6.
 

小泉政権をはじめ民主党の前原、野田ら松下政経塾政権は、米国の主導の下、欧米流の「市場原理主義」の経済政策取り込みを積極的に進めてきた。ところでこの「市場原理主義」とは「強いもの、環境により適応したものが生き残る」とした「ダ−ウイン進化論」の自然選択説を市場経済に当てはめたもので、20世紀初頭、モルガンやロックフェラー等は自分達の強欲な経済活動を正当化するためにこの考え方を利用してきた。

一方、小沢一郎の「自立と共生」という政治理念は、東洋のダーウインと言われた京都大学教授、今西錦司博士の「今西進化論」を原点としているように思われる。1978年に出版された今西博士と「知の巨人」吉本隆明の対談をまとめた「ダーウインを超えて」という本は、今では旧説となった「ダ−ウイン進化論(弱肉強食による競争)」に代わり、現代進化論の1つとして世界的に高い評価を受けた「今西進化論(棲み分けによる共生)」について解説している。

この今西進化論を要約すれば「生物界を種社会による有機的調和体」とし「進化とは競争で相手を淘汰するのではなく、切磋琢磨によってより強い共生関係を作り上げていく」という考え方を採っている。今西進化論を社会に当てはめると「進歩は自由競争によって獲得されるようにみえるが、実は社会の中で形成された共通の文化と、その文化が持つ共生のメカニズムによって創られる」と読み解くことができる。

日本人は元来レベルの高い文化を保有しており、その文化に根ざした経済環境を作ることこそ国家の力を高めていく事になると今西らは主張する。ところが「市場原理主義」を信奉する欧米や、彼らに操られる日本の政治家や経済人にとって、小沢一郎の主張する「自立と共生―国民の生活が第一」の「共生国家の建設」は彼らの「賢い人間だけが生き残り、劣った人間は淘汰される」という理念に反することになるのである。

彼らにとって、この「競争を絶対とする米国資本主義」を守るため、小沢一郎という政治家を葬り去る必要があり、またTPPという米国資本主義のための「競争による収奪装置」に日本を参加させることが重要なのである。もし民主党政権が国民を豊かにしたいと考えるならば、国民を競争で煽りたてたり、金儲けの上手い人間を優遇する狩猟民族的政策ではなく、小沢一郎が説く「共生」の理念を基に、道徳的倫理観や礼節、弱者への思いやりといった日本文化の良さを生かした新しい経済政策を打ち出すべきだろう。


 

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コメント
 
01. 2011年11月22日 09:09:49: lGQ9x4NIUs
> 一方、小沢一郎の「自立と共生」という政治理念は、東洋のダーウインと言われた京都大学教授、今西錦司博士の「今西進化論」を原点としているように思われる。

一方、小沢一郎の「自立と共生」という政治理念は、東洋のダーウインと言われた京都大学教授、今西錦司博士の「今西進化論」を悪用しているように思われる。

> この今西進化論を要約すれば「生物界を種社会による有機的調和体」とし「進化とは競争で相手を淘汰するのではなく、切磋琢磨によってより強い共生関係を作り上げていく」という考え方を採っている。

この今西進化論を悪用して「生物界を種社会による有機的調和体」とし「進化とは競争で相手を淘汰するのではなく、切磋琢磨はせず、日本社会に寄生して共生関係と名付けた強い寄生関係を作り上げ、日本人の税金を吸い取る」という考え方を採っている。


02. 2011年11月22日 10:48:15: lGQ9x4NIUs
>>01
「共生関係の美名の元に、寄生関係を作り上げ、日本人の税金を吸い取る」の一例は在日の生活保護費支給である。
生活保護法は憲法に規定されている国民の生活を保障する条文を守るために作られた法律であるが、この法律を外国人の生活を守ると歪曲し、外国人へ生活保護費を支給している。

現在、外国人3万5000世帯が生活保護受け、全受給世帯の2・9%になり、09年のデータでは韓国・北朝鮮、フィリピン、中国の順に多い。

韓国・朝鮮人の人口比は0.5%であるが、生活保護費全受給世帯の2・9%は、日本人よりも6倍多い。

世界広と言えども、外国人へ生活保護費を支給して住まわせているのは日本だけで、これが小沢一郎の言う共生関係であり、「国民の生活が第一」である。

日本政府は在日を本国へ強制送還できない以上、日本が負担する在日の生活保護費を韓国・北朝鮮政府に要求すべきである。

外国人3万5000世帯が生活保護受ける(日刊スポ−ツ)
韓国・北朝鮮フィリピン中国の順 但、帰化人除く
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/782.html
投稿者 木卯正一 日時 2011 年 11 月 17 日 01:17:26: xdAt6v.ugMgqA
外国人3万5000世帯が生活保護受ける
 生活保護を受ける外国人は2009年に約3万5000世帯に上り、全受給世帯の2・9%になる。難民やドメスティックバイオレンス(DV)の被害者のほか、08年のリーマン・ショック以降は失業した人たちが保護を受けるケースも増えた。
 厚生労働省によると、保護を受けている外国人は永住や定住、日本人の配偶者の在留資格を持つ人が中心で、09年のデータでは韓国・北朝鮮、フィリピン、中国の順に多い。厚労省は「人道上の観点から保護を行っている」としている。


03. 2011年11月22日 11:32:37: 2pdZ0dmPp2
「競争を絶対とする米国資本主義」は今にぎわしている、橋下徹の個人政党維新の会の党是である。
小生は、そうではなく、実力主義が必要と思っている。実力主義は「切磋琢磨によってより強い共生関係を作り上げていく」とは矛盾しない。競争でなく、努力してこつこつと実力を高めてゆく事だからだある。
例えば、競争主義では「引きこもり」の人たちはドンドン増えてしまう。実力主義では、共生できるので引きこもりの人たちも実力を蓄える事ができる。
ところで、今西錦司は「ノータリンクラブ」の顧問をしていた。釣んぼなどをするヤツはみんな脳たりんだという事らしい。本気でツチノコを探し、本気で渓流釣りを愛するひとの倶楽部である。
会則は
会員の第一資格は、ツチノコの実在を確信してやまぬこと。(でなくては、本気で捜すこともできまい)
第二資格は、アマゴ、ヤマメ、イワナ等、渓流釣りの愛好者であり、渓流魚と呼ばれるこれら日本在来マスの保護増殖に尽力を惜しまないこと。
第三資格は、自分の家庭よりも自然の山河をより一層愛すること。
などである。
ノータリンクラブとは・・・?
http://tenkara.fool.jp/essay/body.php?gphplog=yuugyo&gphpnum=1

こんな倶楽部、競争主義とは相いれない。
いま、日本の渓流に本来からいる、やまめ、アマゴ、いわな、オショロコマなどを増やし、維持していく事がいかに大変か。
「なにもたさない、なにもひかない」
ということが、どれほどの努力がいるかみんなわかっていないのである。
改革改革という方が正しいと勘違いしているが、ホントの保守がわかっていない。
地元民の天然のアマゴ、いわな、あゆを守ろうとするのが保守である。
E.O.ウイルソンのとなえた、生物多様性を守らないと、琵琶湖南湖のようになってしまう。


04. 2011年11月22日 11:32:48: DBTD2oPWa2
小泉政権後の、強いもの・いわゆる「弱肉強食」の例え・・。この、強い者とは、欲望のおもむくままの生き方と解釈出来る。が、一個人として、この生き方では、「自信」といった気持ち・気概・表現こそ難しいのでありますが、何か内から突き上げてくる「もの足りたい」と言った欲望に敗北した生き方になる。日々、人間ですから、この欲望{もの足りたい}の気持ちはある。が、その事に振り回される生き方では、「自信」といった心持ちは生まれない。克己心と表現するか、打ち克つ・・この「もの足りよう」の湧く頭からの分泌物に打ち克つ・・。そこには、葛藤も生まれる。が、辛抱してみる。生命には、その様な働きが備わっている。

05. 2011年11月22日 14:21:23: 47ymqusthI
市場 原理を極力活用した資本主義経済体制が新自由主義であるが、弱肉強食の社会を肯定する輩は、いわゆる仏教で言う「修羅界」の思想の持ち主であろう。

「修羅界」も地獄界の一種であり、これでは人間は幸せになれない。

因に地獄界は「修羅」「畜生」「餓鬼」「地獄」と最悪になって行く。

一時的に競争相手に勝ち、優越感に浸っていても、自分も何時かは競争原理により打ち負かされる。
これが「修羅界」の掟である。

競争原理は全ては否定はできないが、あくまでも基本は仏教で言う「人間界」を目指すべきだ。

人間である以上、仏教で言う「人間界」の思想を個人的にも社会的にも構築しなければ、人間は幸福になれない。


06. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 17:22:05: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
>小沢一郎が説く「共生」の理念を基に、道徳的倫理観や礼節、弱者への思いやりといった日本文化の良さを生かした新しい経済政策を打ち出すべきだろう。

内田さん、

これをずっと待っているのです。
出せるはずです。

しかしながら、規制の経済学者、財界、官僚、WTOなど世界の機構が、それを妨げていて、容易なことで発表すればふくろ叩きを狙ってくるだろうことも理解しています。

これに対応するには、国民が一致団結して国のかたちを守るという強い意思表示をしなければ一政治家が言うだけでは潰されます。

民主党が政権を取った直後、当時の小沢代表は、民主党が考える国家像を明示したいといっていましたが、結局、それは示されずマニュフェストのタイムテーブルに変わってしまいました。

当時、民主党が、マニュフェストなどではなく、もっと広範囲な国家経営の理念を示すことが出来、それにしたがってマニュフェストの遵守に向って行くならば、ここまでのテイタラクにはならなかったでしょう。

この段階で、?マークをつけていたのですが、鳩山、菅内閣の状況を見て、民主党の党内は、とてもそれに対応しえる状態ではないことが判りました。

その後、一度ならず2度までも、小沢さんを排斥した民主党などと早く手を切っていただき、少々時間はかかっても、本物の道筋をつけていただきたいために、誹謗中傷に励んでいます。

小沢さんが実際に政権を担うことが出来なくても、冒頭で言った、新しい国のかたちの道筋をつけ、それを追い求める本物の政党を残してくれれば、将来につながると思っています。

それも出来なければ、日本は長い間、立ち直ることは出来ないでしょう。
今、小沢さんに、何が期待できるか、期待すべきかを穿き違えている人も多いようですね。


07. 2011年11月22日 18:05:40: FUviF2HWlS
小沢一郎氏の信条は本当は新自由主義だろう。
「共生」は、彼の支持者や彼の取り巻きの平野貞夫氏らが言っているだけじゃないのか?

08. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 18:15:23: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
07 さん、投稿者氏も

「日本文化の良さを生かした新しい経済政策を打ち出すべきだろう」

と言うように、小沢はそのようにすべきと言っておられます。

私は、平野貞夫氏を全く買ってはいません。
仮に、彼が「共生」と言う言葉を使っても、それは学校で習う「共生」と言う辞書的意味の範囲を出ることはありません。


09. 2011年11月25日 14:08:03: DBTD2oPWa2
2重投稿になります。が、05さん・の様な方がいるんですね・・。昨晩、サンデー毎日拝読しました、「自立と共生」とありました。これにも、やはり、こころを開く・・・。この事が大切と思いました。大人の世界では、やっぱり、難しい課題です。現実・娑婆を見渡せば解ります。欲とは、我の満足とも解釈できます。が、この「我」のぶつかり合いでは、お互い傷つくものです。弱者は尚更です。強いもの{企業等}には、より強いものが現れるものです。今も多くの格差によって、傷ついた方が多いと思います。やはり、共同生活が大切と思います。特には、我の芽生える年齢として、14歳頃が、大切な年齢らしいです。学校では、いじめ問題から、ひきこもり。親のストレス・DVとか・・。どこかの、会・とか、NPO・とか、お寺さんとか、探せばあります。次世代を担う方々は、まだやわらかいものです。それこそ勇気をもって探して下さい。おしうけ・・のない所を・・・。

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