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小沢と田原の対談を見て・・・TPP問題を中心とした考察
http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/585.html
投稿者 天橋立の愚痴人間 日時 2011 年 11 月 22 日 00:37:56: l4kCIkFZHQm9g
 

http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/545.html

「TPP問題に関する、小沢と田原の対談内容」


田原: この間13日に野田総理がハワイで、いわゆるTPPで参加すると言ったのか、あるいは各国の協議に参加か・・・極めて曖昧なんですね。だけど新聞は一面トップでドーンと「交渉参加」とうたった。日本が参加することがきっかけになったように、カナダもメキシコもフィリピンも、もちろんベトナムやマレーシアも参加するという方向へ行き、中国まで慌てに慌てたと。私は野田さんはもっと自信を持ってりゃいいと思うんだけど、帰ってきて国会で何を言ってんだかさっぱりわかんない。参加するんだかしないんだか曖昧だし、アメリカ側、つまりオバマさん側が言ったことを「違う」と言いながらアメリカに訂正も要求してない、訂正もしてない。何でこんなに曖昧で自信がないんだろうと。ここをちょっと小沢さんにお聞きしたい。

小沢: 今度のことで、野田さんがどうこうって個人的なことを言うわけじゃないんですが、今までと同じようないわゆる「使い分け」をしてるんですね。

田原: 使い分け?

小沢: 使い分け。官僚、特に外務官僚のね。要するにアメリカへしゃべることと国内で言うことを、ちょっと違ってしゃべってるわけですね。

田原: そうなんだ。あの人(=野田総理)元財務大臣だし・・・そうすると財務官僚に言われたままに言ってるんだ。

小沢: 外務(省)のほうでしょうね、担当するのはね。だけどもこういうやり方はずっと以前からなんですよ。

■TPP交渉参加議論「アメリカにはアメリカの思惑がある」

田原: 日本は、あるいは野田さんは・・・。

小沢: 僕がアメリカとの交渉に行った時も、この使い分けにアメリカはものすごく怒ってるわけです。目の前では皆いいようなことを言って、国内向けではいろいろ問題があるからといって、また違う言い方をするという。このやり方はアメリカからも信用をなくすし、国内的にもいま田原さん仰ったように「一体どっちなんだ」ということで国民から信用を失うし、私は本当に今までと同じようでよろしくないなと思ってます。野田さんがやるというなら、もう「やる」とはっきり言っちゃえばいいんですよね。信念として。

田原: 今までアメリカと日本を使い分けてきたのは、自民党ですよね。ずっと自民党政権。野田さんは民主党(政権)になっても自民党と同じことをやってるんですか。

小沢: だから役所なんですね。

田原: 役所がね。

小沢: 役所なんです。基本的に事なかれ(主義)ですから。そしてアメリカの言うことは聞く以外しょうがないという観念でおりますから、アメリカとの話の時にはアメリカにいいようにしゃべる、しかし日本でそのまま言うとどうも具合悪いなと思う時は変えてしゃべると。僕はこれが一番良くないと思いますね。

田原: 実は、僕はそこを野田さんのわりと近い人に聞いたの。何で曖昧なんだと。さっき小沢さんが言ったように、使い分けてるんじゃないかと。何で使い分けるんだと聞いたら、やっぱり日本では使い分けないと具合悪い、怖い人がいるって。誰と言ったら小沢さんだって。

小沢: いえいえ、そんなことないです(笑)。

田原: 要するに、もっと小沢さんの前に、日本では例えば前の農水大臣の山田(正彦)さんとか、それから今の鹿野(道彦農林水産大臣)さんたちが、特に山田さんが中心になってTPP反対運動、民主党でも100何人も運動してますね。だから山田さんや鹿野さんたち、反対の人たちを刺激するのが怖い。だから向こうではアメリカにはちゃんと言っても・・・ちゃんとかどうかわかんないけど。日本では使い分けてんだと言うんですよ。そうですか?

小沢: そうだと思います。常に。

田原: 山田さんたちが怖いんですか?

小沢: いや、怖いというか。山田さんとか何とかという個人個人の政治家というよりも、その背景のいろんな利害関係の団体やらいろんなものがありますから。

田原: 農協とかね。

小沢: 農協であれ何であれですね。

田原: 医師会とかね。

小沢: そういうものに対して、反発されるのはちょっと怖いから、どっちつかずの話ということになっちゃうんですね。これは非常に良くないと思います。

田原: ところが、その良くないのはね、やっぱり本当に怖いのは山田さんや鹿野さんじゃなくて、小沢さんだっていうんですよ。

小沢: いや、はは。

田原: 小沢さんはTPPに賛成ですか、反対ですか。

小沢: TPPは表の顔と裏の顔と二面持ってるんですよ。

田原: そこ来た。うん。

小沢: 自由取引、自由貿易、これは誰も反対する人はいないし、日本はそれで利益を得てるんですからいいことなんです。ただ、このTPPというのを強く主張してきたのはアメリカでしょう? アメリカにはアメリカの思惑があるんですよ。

田原: ほう。

小沢: ですから、アメリカときちんと話さえすれば、これは解決する問題なんですよ。

田原: うん。

小沢: そこをきちんと言えないと、おたおたあたふたという話になっちゃうんで。そういう意味ではアメリカでも、農業問題でも、アメリカはアメリカで国内でもいろんなことを持ってるんですよ。

田原: 持ってますよ。

小沢: それからアメリカの自動車業界が反対したとかって伝えられてるでしょう? だからアメリカでもいろいろ議論があるんですよ。

田原: だって、もしTPPが決まって関税障壁がなくなったら、日本の自動車は関税なしでドーンと行きますからね。向こうの業者は怖いですよね。

小沢: あらゆるものがね。ですから、本当に完全にフリーにしちゃってどっちが得かということはわかんないわけです。アメリカも自分に都合の悪いところはフリーにしたくないし。そういうところはそれぞれの国が国益と国民を抱えてるんですから、事情はいろいろなんです。だから話し合いができるんですよ。

田原: ということは、使い分けていいんだということですか?

小沢: いえ、使い分けてじゃなくて・・・。

田原: 野田さんがアメリカに言うことと日本の国内に言う時は使い分けるわけですね。

小沢: いや、それはいけないと言ってるんです。

田原: どうすりゃいい?

小沢: それはきちんと正直に言えばいいですよ。アメリカと正直に議論すりゃいいんです。

田原: そう。何でできない?

小沢: だからそこがやっぱり・・・1つは官僚依存の体質がずっと続いてきてますしね。官僚は事なかれ(主義)ですし。アメリカの言う通りにしてたほうがいいという意識が強いですから。

田原: アメリカに対してはアメリカの言う通りにすればいいと。

小沢: ええ。

田原: それで日本で都合が悪ければ、言い換えればいいと。

小沢: え?

田原: いや、別のことを言えばいいと。

小沢: そうそうそうそう。

田原: 使い分ければいいと。

小沢: 日本の国内のいろいろな議論に対しては、ほどほどにうまく使い分けてしゃべればいい。

田原: ということは、官僚というのは日本の国民を馬鹿にしてるわけですね。

小沢: いや。馬鹿にしてると・・・。

田原: 国民なんて馬鹿だから、いい加減に使い分けても・・・。

小沢: だけど、それは官僚を責められないんですよ。

田原: ほう。

小沢: なぜかって言うと官僚は所詮スタッフですからね。決定する責任を持つ人じゃないんですよ。

田原: それは政治家が決定。

小沢: 政治家なんですよ。だから政治家が責任を持つということがはっきりすれば、官僚だってちゃんとしますよ。

田原: 野田さんは代表選挙に出たってことは、責任を持つ覚悟があるんじゃないですか。

小沢: ですけども往々にしてやっぱり、野田さんだけじゃないですけれども、役所に頼るという面が多くなっちゃうでしょう。それが、いろいろ今言われてるところなんですけどね。

(引用終わり)

結局「小沢が言っているのは、野田と違い、自分ならアメリカと交渉する力がある」と言っていて、TPP参加には反対している訳ではないのである。

如何に小沢と言えども、農産物で日本の農業が守れるほどの譲歩をアメリカ相手に出来ると思っているのであろうか。
医療保険制度においても、アメリカ様式を排除できると思っているのであろうか。
これ以外にも、金融、サービス、公共事業の外国籍企業の参入を止められると思っているのであろうか。

公共事業は、今後の我が国の雇用を確保すべき大きな分野であるのに、そこえ外国人労働者を入れるというのか。
我が国の疲弊を救うための施策を何処まで放棄するつもりであろうか。
自由貿易の我が国も利益を得ていると言っているが、そのことについては現状維持でも良いのではないか。
何故、今更、我が国の産業、福祉のシステムを歪なものに変えるだけの利益が認められるとでも言うのであろうか。
試算に拠れば、10年間で数兆円と言われているではないか。

TPPに片足踏み込んでおきながら、小沢なら、我が国の利益をアメリカから守ることが出来ると思っているのであろうか。

結果は見えている、野田ブタと50歩、100歩の違いを大げさに言うべきではないのである。

さらに、官僚共は悪くない、政治が彼等を指導出来ないことが問題であるなどと、官僚を擁護しているが、官僚の横暴は、そんな生易しいののであったろうか。

官僚組織の陰謀は、そんなものではなかったはずである。
自らを陥れている司法の横暴も、政治の指導不足と言うのであろうか。

もちろん理論的にはそれも、成り立つであろう。
現実は、どうかと言えば、トンでもないことである。

なのに、官僚を庇うものは何であるのか。
少なくとも、官僚に徹底的な責任を取らせることをするつもりはないのである。

小沢とは、人々が期待するようなずば抜けた改革の意思も、力もないことがはっきりとしている。  

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コメント
 
01. 2011年11月22日 00:53:28: xxLEHs1Jxc
小沢氏はスーパーマンではない。
先日、入院したように病気を抱え、しかも高齢だ。

しかし、「小沢とは、人々が期待するようなずば抜けた改革の意思も、力もないことがはっきりとしている」としても、
小沢氏を凌駕する力量・見識をもった政治家もなかなかいない。

政治学者、丸山真男は、福沢諭吉の言葉を引き、
政治とは悪さ加減の選択であるとしばしば言っていた
(丸山「政治的判断」、『丸山真男セレクション』平凡社)。
政治とは悪さ加減の選択である。

丸山眞男における「政治の精神」
「政治的判断」という講演(集F)は「政治の精神」と政治的リアリズムについての卓越した解説である。
それを読むと如何にわれわれの政治思考が停滞しているか、
いかに政治思考の訓練がなされないままに五〇年近くが経過したかがよくわかる。
そこでも政治的な選択というものは必ずしもベストの選択ではなく、
精々ベターなもの、更には「悪さ加減の選択」だという、
丸山自身の言葉によれば「何か頭に水をぶっかけるようないい方」がされている。
政治をベストの選択であるというのはお上への過度の期待感という伝統に近いのみならず、
過度の期待は早晩酷い幻滅と失望につながるというのである。
過度の期待と冷笑とが実はうらはらの形で同居している実態、
中立性を装いながら政党の政策全てにケチをつける新聞の態度が実は政治・政治家不信を慢性的に培養し、
無関心や逃避の要因になっていることなど、日本における政治思考を取り巻くバリアの存在が縦横無尽に論じられている。
「文脈的思考」という彼の提言は政治思考の考察と不可分のものと考えられるが、
眼前に氾濫しているのはかつてのイデオロギー的裁断に代わる新たな「単純化」・「刹那化」現象のように見える。
そもそも政治思考において未成熟という現象があることすら、今やすっかり忘れ去られている。
http://www.iwanami.co.jp/shiso/0988/kotoba.html


02. 2011年11月22日 01:06:16: JPtXa0qTnk
言葉を選んで発言していたのは、まだ政治改革に諦めてない証拠。
がんばれ、小沢。

03. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 01:08:49: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
01 さん

>小沢氏を凌駕する力量・見識をもった政治家もなかなかいない。

これは、何時でも、何処でも認めています。

一有力政治家としての期待はしている。

しかし、現在の日本自体を憂う前では、現在の小沢を期待しすぎることはしない。
すべきではないと考えます。

それなのに小沢の復権なくしては何も出来ないというあきらめの気持ちの消極性をなじっているのです。

小沢が真に英雄であれば、何時までも待ち続けても良いかと思います。


04. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 01:12:40: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
02 さん

>言葉を選んで発言していたのは、まだ政治改革に諦めてない証拠。

何が目的で、何のために、言葉を選んでいるのです。

今の閉塞状態で国民が求めているのは、明確な意思表示でしょう。
小沢こそが、やってくれると期待されているのではないでしょうか。

また、一体、何時、どのようになれば、国民が期待する意思を表明するつもりなのでしょうか。


05. 2011年11月22日 01:13:16: xxLEHs1Jxc
>>03
ぜんぜんあきらめていないよ。

それどころか、私は、ポジティヴシンキングの持ち主です。

とにかく、ネガティヴシンキングや冷笑するだけでは、世の中よくはならない。
国民は、積極的に政府与党に「こうしてはどうですか?」と粘り強く前向きに提案しつづけることが大事だと思う。

そのうえで、来年4月の小沢裁判無罪判決で小沢復権。
9月までにある代表選で小沢さんに首相になってもらう。

これ以外、正解はないと思う。


06. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 01:19:25: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
05 さん

私の書き方も原因でしょうが「あきらめ」の意味は、小沢の復権をあきらめるという事ではありません。

「小沢に頼らず何とかしなければならない」と言うことをあきらめているという意味です。
貴方も判った上でのレスとも思いますが、誤解のないように、念の為。


07. 2011年11月22日 01:23:48: xxLEHs1Jxc
>>06
いや、誤解していませんよ。

私は、来年4月までは小沢氏は動けないだろうから、
小沢氏に頼らず、国民はTPPにせよ、年金にせよ、経済政策にせよ、エネルギー政策にせよ、
政府与党にポジティブな提案をし続ければよいといっているまで。

「くたばれ!」とか「氏ね!」とか罵声を浴びせたりするよりは、
建設的だ。


08. 2011年11月22日 01:30:38: 0FgZkezZ4E
TPPにしても原発にしても反応が悪くて失望するばっかし。どうしようもなし。出鱈目裁判で葬られればチョウドいい。なるようになればいい。農業も原発とTTPで滅べばいい。そこらあたり、破産だらけで葬式のような仕事が増える景気がよくなるぞ。

09. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 01:40:09: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
08 さん

悲しい現実ですね。

TPP参加の暁(?)は自殺者が4万人を超えることは間違いないですね。

葬儀屋はTPP賛成をすればよいかと!


10. 2011年11月22日 01:40:22: JPtXa0qTnk
>>04

>何が目的で、何のために、言葉を選んでいるのです。
もうすぐ動くためと感じました。ぎゃんぎゃん今大声で騒いでも損(マスゴミのネガキャン等)するだけでしょうし。

>今の閉塞状態で国民が求めているのは、明確な意思表示でしょう。
そのとおりですが、政治家の意思表示とは、あのような所で行うものでしょうか?
政治家であるなら何かしらの行動に伴って、意思表示をするべきものの、私は思います。小沢氏は評論家ではないのですから。

まあ感じ方は人それぞれ。私はこのように感じました。(一応、動画はすべて視聴しました)


11. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 01:42:57: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
10 さん

私と貴方の違いは、まだ多くを期待をしておられるのと、半分以上その気がなくなった者の違いですね。


12. 2011年11月22日 01:47:20: xxLEHs1Jxc
「政治は悪さ加減の選択。
ベストの選択と考えると、政治への過度の期待と結びつき、それは容易に手酷しい幻滅に転化する。
政治的権威への盲目的信仰と冷笑は裏腹」という丸山眞男氏の言葉をかみしめたいと思っています。
08や09は、まさにそれ。

自殺者がこれ以上、増えないよう国や自治体は、セーフティネットを拡充するなど、取り組みを強化するべきだが、
「自殺者4万人は間違いない」っていうのは、
統計的な裏づけはなく、まったく根拠がないこと。

過剰に期待することがなければ、過剰に失望したり幻滅したりすることもなく、
暴論や感情論に走ることもない。


記者の目:東京都知事選「無党派層」に問う=日下部聡(サンデー毎日)
◇政治家にオーラ求めるな−−強者に迎合してないか
(前略)こうした有権者の傾向を臨床心理士の矢幡洋氏は、「アイドル政治家症候群」(中公新書ラクレ)と名づけている。
石原氏や田中康夫・前長野県知事、小泉純一郎前首相誕生時の圧倒的人気。
そして今年1月、東国原英夫(そのまんま東)氏の宮崎県知事当選−−
(さらに、橋下徹前大阪府知事)
一見、無党派層が強大な力を持ったかに見えて、実は逆に無力化しつつあると矢幡氏は指摘する。
「リビングでテレビを見る感覚で候補者を論評する。
そこにあるのは、主体的に発言・行動する姿勢ではなく、
『○○さんなら何かやってくれるだろう』という依存的な心理です」
今回の都知事選では、石原氏にこうした支持が根強い一方で、
「任せられる人がいない」「(候補者は)みんなダメ」という、あきらめや冷笑も目立った。
全く正反対の態度のように見えるが、政治家に普通の人間と違う何かを求める点で、根は同じだろう。
このままでは、この国の選挙は際限なく強い刺激を求める「オーラ競争」になってしまう。
そうした危惧(きぐ)の中で、政治学の巨人、故丸山真男氏の言葉に出合い、深く共感した。
丸山氏はかつて講演で「頭に水をぶっかけるようないい方ですけれども」と断って、こう言った。
「(政治的選択とは)福沢諭吉の言葉ですが、『悪さ加減の選択』なのです。(中略)
悪さの程度がすこしでも少ないものを選択するということです」
「政治というものをベストの選択として考える考え方は、容易に政治に対する手ひどい幻滅、あるいは失望に転化します。
つまり、政治的な権威に対する盲目的な信仰と政治にたいする冷笑とは、
実はうらはらの形で同居している」(丸山真男集第7巻=岩波書店)
「何かやってくれそうな人」をヤンヤの喝采(かっさい)で迎え「あとはお任せ」では、無責任というものだ。
政治を「お上の仕事」と見る発想から抜け切れていないともいえる。
視点を変えれば「強者」への迎合の心理も見え隠れする。
丸山氏のこの講演が行われたのは1958年のことだ。
50年前の指摘が色あせていないところに、問題の根深さを見る思いがする。


13. 2011年11月22日 01:55:03: JPtXa0qTnk
>>11
たぶんそうだと思います。

ただ、私も小沢氏に神様以上の期待はしておりません。当たり前ですが。

それでも天橋立さんよりはまだ期待をしているということなのでしょう。


14. 2011年11月22日 01:57:52: JETHN3JPNU
>小沢とは、人々が期待するようなずば抜けた改革の意思も、力もないことがはっきりとしている。
で、その先に一体何を求めているのですか?
小沢氏は既に終わっていると考えているからの投稿ですよね?

ならば天橋立の愚痴人間さんはこの日本がどの政治を目指すべきだろうって考えていますか?

特定の政治家だけを批判しているだけでは何も変わりませんよ。
確実に日本を強くし、国民(もちろん役人も含む)の生活が良い方向へと向かうような
政策を掲げる政治家は誰なのか。
完璧な政策を掲げる政治家は単なる理想だから全てを実行出来る事はまず有り得ない。
だからこそ、政策を詳しく見て来たり勉強して来た人こそが、反小沢意見ではなく
他にこう言った政策を掲げたり、例えばTPPに関してはこの政治家は良いことを言うので
この意見は正しい! とか、どんな政治家がどんな発言をしているのか解れば何も小沢氏だけを
見ている必要など全く無い筈です。

小沢氏だけを見て判断している事こそがそこから先の「なら、他の誰ならまともなのか?」という
疑問にぶち当たる筈ですよ。

批判する事こそが最も簡単な政治に関心を持つ方法だと思いませんか?
気に入らない事は批判していればいい。

でも、批判しているだけではそこから先へ進めなくなる。
一体どうすればその先へ進めるのか?
批判をするなと言う事ではありません。
とても支持出来ない政策や政治家は批判されて当然なのですからね。
だから、一体誰なら小沢氏に代わる日本の未来を進める事が出来るのか思考する必要があります。

何も言わない政治家は、発言すると批判されのでイメージが悪化するのを恐れているとしたら
こいつこそ自分の評判だけ気にするあまり、何をしたいのか言わなくなる。
つまりは批判を恐れて何をしたいのか目標を言わない政治家に支持など出来る筈など有り得ない。
小泉Jrは個人的に支持したくない政治家ですが、しかし自分の主張かどうかは解らないけども
批判を恐れずにしっかりと発信している。
実はすごい根性が座っていると思う。
裏を返せば政治家としての巨大なバックがあるから何も心配する必要が無いとも考えられます。

本来の阿修羅掲示板の目的って、「真実を知りたい」と思う人が意見を出し合ってあ〜だこ〜だ!って
意見を出し合っていましたよね。

それが今では小沢は最高の政治家だ!とか、いや、最低の政治家だ!ってけなしあいの投稿ばかリ。
この間に他の政治家は何を行なっているのか出て来ないばかりか、これは!と思える内容の
投稿が埋もれてしまっている。

もうちょっと他の政治家に目を向けてみませんか?


15. 天橋立の愚痴人間 2011年11月22日 03:10:44: l4kCIkFZHQm9g : M1dRyg1AKE
14 さん

>ならば天橋立の愚痴人間さんはこの日本がどの政治を目指すべきだろうって考えていますか?

先ず、市場主義経済のシステムの一部を修正することです。
全体としてのグローバル化は避けられず、また、それに拠る恩恵もあります。

ただ、現在のグローバル化は、一部の勝ち組企業がより勢力を増すばかりで、これでは多くの企業が犠牲になります。

国により事情は異なりますが、国に応じた規制なり例外処置を講じて、末端の企業まで仕事が行き渡るようなシステム(地域循環型経済圏、その中ではやはり市場主義経済であっても良いでしょう)を作り出し維持することです。

これには、経済を経済だけに任せておいては実現しません。
国家が介入して、その環境を作るのです。
例えばの話しですが、TPP問題が言われいる時でもあるので、原則食糧鎖国政策を取れば如何でしょう。

問題はいろいろとありますが、日本の農業、漁業は何としても発展しなければなりません。
TPP参加により350万人の雇用が失われるといいますが、逆に200万人程増えることも考えられます(この場合、大規模営農はやめて従来どおりの体勢を続けます)。

また、鎖国などはしなくても、公共事業を税金ではなく政府印刷紙幣で年間30〜50兆円を新規発注することを、30年も続けるのも良いでしょう。

それに必要な資金は、高々900〜1500兆円です。
財政再建といいながら、このままのやり方を続けて行けば、現在の1000兆円の借金も、自然と2000兆円くらいは増えてゆきます。

これに対して、新たな公共事業をつぎ込んだ30年後には、おそらく社会のかたちも相当変化し、新しい産業が起きている可能性もあります。

要するに、これくらいのスタンスで国のかたちを考えねば、現在の市場主義の矛盾は解決できないのです。

これは単なる仮定の話しですが、この様な大きな構想(現代の仕組みを逸脱するようなもの)を政治家が、国家が把握することです。

この様なことは性急に、簡単に出来るものではないが、その方向性を求めて動き始めることは出来ます。
そういう理念を必要とします。

理想に過ぎると言われても、結局は、世界はこの方向へ進む以外の道はないと考えます。
これは政治が経済に隷属している現状を克服することによって可能なのであり、政治とは、元々、そのようでなければならないのです。

最も、この様な構想を持った政治家は現在いないと思います。
私は、小沢がその方向を見つけてくれると期待していたのですが。


16. 2011年11月22日 04:12:35: maxkpWHZCo
お怒りは察します
しかし今一度よくお考えください
小沢氏を見捨てないでほしい
彼しかいないじゃないですか

17. 2011年11月22日 07:24:45: 1b47Mr60QK

女流BKD
http://kaleido11.blog111.fc2.com/

18. 2011年11月22日 08:10:13: beQiOMZZVw
天橋頑張れ!

その調子で小沢支持者をボロボロに分断せよ!

産経・読売・朝日・毎日・日経みんなで笑って応援してるぞ!

東電・九電・北電・関西電・東北電みんなで笑って応援してるぞ!

とにかく天橋頑張れ!

お陰でTPPも、増税も、社会保障費給付削減もみんな上手く進んでいるぞ!

ついでに小沢人格破壊の総仕上げの片棒もお前に頼むぞ!

しくじるなよ‥くれぐれも‥よくよく単純馬鹿の脳ミソを腐らすなよ!

戦前もお前のような単純馬鹿がよく働いてくれたよ‥頑張れ天橋!


19. 2011年11月22日 08:50:19: nNPddbW4SY

>先ず、市場主義経済のシステムの一部を修正することです。
全体としてのグローバル化は避けられず、また、それに拠る恩恵もあります。

ただ、現在のグローバル化は、一部の勝ち組企業がより勢力を増すばかりで、これでは多くの企業が犠牲になります。

国により事情は異なりますが、国に応じた規制なり例外処置を講じて、末端の企業まで仕事が行き渡るようなシステム(地域循環型経済圏、その中ではやはり市場主義経済であっても良いでしょう)を作り出し維持することです。

小沢とどこが違うのだ、オリジナリティー皆無ではないか(笑)


20. 2011年11月22日 10:57:17: BIgfJMRMNE
小沢は全知全能のスーパーマンではありません。
長所もあれば短所もある、至って普通の人間なんですよ。

21. 2011年11月22日 11:27:44: 1b47Mr60QK

インドでは、モンサント社にだまされ、25万人が自殺。
経団連会長はモンサント社と長期契約。

金のためならなんでもやるさ、

みんなの党は、なんでもやる党だ。

http://democracynow.jp/video/20110511-3


22. 2011年11月22日 12:17:48: FUviF2HWlS
小沢氏の言うことを要約すれば、

「同じ対米隷属であっても、政治家が官僚に頼らず、官僚に責任を押し付けず、政治家がきちんと米国に主張する姿を国民に見せれば、結果的に米国の要求を押し付けられても、政治家は国民の信頼を失うことは無いだろう。

ということだ。

小沢一郎氏は、政治家の向き合う姿勢が大事、結果は二の次、という論を主張している。


23. 2011年11月22日 12:36:04: v4FBVQGgEE
一部、阿修羅投稿者やコメンターにときどきいるタイプなのだが、名の知れたひょ〜ろん家などの名を出して、高邁?な言説を展開するバカがいる。

「政治は悪さ加減の選択」

なーーーーにを寝ぼけたことをいっているのか。
これが「政治思想」? あほか。大笑いだ。ちなみに「政治」のところに「女房」という単語を入れ替えてみろよ。w

「女房は悪さ加減の選択」
「(自分の妻を)ベストの選択と考えると、女房への過度の期待と結びつき、それは容易に手酷しい幻滅に転化する。」

こんなものは政治思想の中核でもなんでもなく、世渡りのコツとして世慣れた庶民のだれもが得心している生活の知恵のひとつにすぎない。
それをまあ、いかにも政治思想のように粉飾してさしだされると権威に弱いバカはなにかたいそうな思想のように妄信し、はては、だれかにおれのすごい政治思想を喧伝しようとwいう気になる。

あほらしい。丸山真男がどうした。書斎でお茶を飲みながら、あーでもない、こーでもないと論理をひねくることならいまどきの中学生のゲーム感覚といかほどの違いがある。
リアルな政治の経験もねえくせに、寝ぼけたことをいうものじゃない。


24. 2011年11月22日 12:37:08: NthRh3C7Ag
天橋立の愚痴人間氏は、結局は他力本願に陥っている。

少なくとも小沢は民主主義の信奉者だ。
だから、官僚ではなく政治家が決断と責任を負えと言っている。
国民の多数がTPPに反対なら、小沢はそれに従い、官僚を動かすだろう。

問題なのは、他の政治家では官僚を動かすことができないことだ。
国民の声を無視し、ありとあらゆる手を使って、自らの利益に誘導する官僚権力にほとんどの政治家は抵抗できない。

小沢のみがその可能性を持っている。だから、小沢を批判するのはいいが、小沢に国民の声を届ける形の批判でなければならない。

国民主権を小沢は理解しているからだ。


25. 2011年11月22日 12:43:07: NFhYhMLydY
>>22

それはあなたの引き下げ。
いいように小沢を引き下げて、何が言いたいの?
あなたは何を支持するの?
誰ならあなたを満足させる結果を出すと思うの?
それを語るのが掲示板の本来の趣旨。
○○はダメ、は、書かなくてもいいレベル。
意義がない。


26. 2011年11月23日 00:13:12: dPZ7CJutOs
>>23
馬鹿・アホの類は、おまえだよw
お笑いはおまえだ。

何様のつもりかは知らないが、
ずいぶん偉そうだなw

故丸山真男氏は、評論家ではなく、
日本でもっとも尊敬されている政治学者で、東京大学教授だった人だよ。
おまえこそ、寝ぼけているのかw

丸山のゼミナールからは多くの政治学者・政治思想史家を輩出した。
学者では特に松本三之介、石田雄、藤田省三、松下圭一、橋川文三、神島二郎、藤原弘達らの名などが挙げられる。
彼らは総じて「丸山学派」と言われ、マルクス主義の政治学に対する近代政治学として日本の政治学界において一大勢力をなした。
日本政治思想史専攻以外にも、篠原一、福田歓一、坂本義和、京極純一、三谷太一郎といった東大系の政治学者は、
多かれ少なかれ影響を受けており、かつそれをさまざまな形で公言している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E7%9C%9E%E7%94%B7

おまえのレスは、ただ罵詈雑言を浴びせているだけ。
罵詈雑言を浴びせるくらいのことなら、小学生でもできる。

丸山真男を嘲笑するなら、
政治的選択について、丸山真男を超える具体的な提案をしてみろよ(嘲笑)


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