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野田バカ丸出し〜日本を歓迎するよう各国に頼めだって
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20111121/plt1111211235000-n1.htm
2011.11.21 夕刊フジ
野田佳彦首相が出席した米ハワイでのAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に、随行した官僚があきれている。日本では、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉への参加方針を明らかにしたとして注目されたが、各国の反応がイマイチだったため、首相周辺が「歓迎を表明してくれるように頼め」と指示していたというのだ。
「がっかりした様子でした。野田首相は『(参加方針を表明したのに)こんなものか…』と話していました。仏頂面がより不機嫌に見えました」
こう語るのは随行官僚の1人。野田首相がTPP首脳会合に呼ばれなかったことが報じられたが、各国の反応は冷めていたという。
「野田首相は、党内の慎重論を抑えて表明しただけに、(交渉9カ国に大歓迎されるなど)国民に分かりやすいメリットを持って帰りたかった。ところが、反応は鈍かった。9カ国の中には、すでに日本とEPAやFTAを結んでいる国もあり、あまりメリットを感じなかったようだ」
このため、首相周辺は密かに「日本への歓迎を表明してくれるように頼め」と指示したというのだ。
別の随行官僚は「大変でしたよ。『今までと大して変わらないのに、なぜ、歓迎しなければならないのか?』という声もあった」と明かす。ただ、仕事として各国に掛け合ったという。
最終的に、APEC終了までに、各国は歓迎の意を表してくれた。野田首相らは単純に喜んだが、前出の官僚は「まさに、自ら外交オンチを証明している」とあきれ、こう続けた。
「外交交渉とは、国益と国益の調整。相手国が歓迎の意を表するのは、相手国の国益が満たされたということ。歓迎を受けて喜んでいること自体、外交センスはゼロだ」
野田政権に国益を死守する厳しい外交交渉を期待できるのか。(政治ジャーナリスト・宇田川敬介氏)
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