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2011年11月21日(月)
お医者さんら2500人大行進/50年ぶり 「医療再生・震災復興」訴え(しんぶん赤旗)
「ストップ・ザ・医療崩壊!」。いまこそ医師と歯科医師が立ち上がり、医療再生を目指して大きな世論をつくろうと20日、全国の医師・歯科医師、医療スタッフなど約2500人が東京・日比谷野外音楽堂に集結。雨上がりの青空の下、「震災復興・医療再生ドクターズウオーク」と題して集会を開きました。主催は、ドクターズ・デモンストレーション2011実行委員会。医師による大規模な行動は1961年以来とされます。
植山直人実行委員会事務局長(全国医師ユニオン代表)があいさつ。長年の医療費と医師抑制策による医療崩壊が止まらないばかりか、環太平洋連携協定(TPP)により混合診療の全面解禁を迫られる恐れなど国民皆保険制度が危なくなっているとのべ、「国民と手をつなぎ、医療を守る大きな運動をつくろう」と呼びかけました。
被災3県からの報告で、岩手県立大船渡病院救急センターの山野目辰味副センター長は、「震災で多くの医療スタッフの命が失われたもとで、現地はいまも戦場のなかではいずり回っている状況。医療過疎地への応援を続けてほしい」と訴えました。
宮城・坂総合病院の藤原大医師、福島・生協いいの診療所の松本純所長が、現場のとりくみを紹介。「復興を妨げ、格差を広げるTPPなんてとんでもない」と語りました。各地の歯科、整形外科、小児科の各医師が現場の課題などについて発言しました。
日本共産党から小池晃政策委員長が、「日本の宝、国民皆保険制度を守りぬけの声を一緒にあげていきましょう」と連帯のあいさつをしました。
集会後、参加者は銀座方面へデモ行進しました。
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