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議員16年で参院議長の平田氏 裏に輿石幹事長二年後の野望
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/111124.html
週刊文春 2011年11月24日号
今月五日に急逝した西岡武夫前参院議長の後任として民主党の平田健二参院幹事長が第二十九代議長に選出された。旭化成労組出身で、UIゼンセン同盟をバックに九五年初当選。現在三期目の六十七歳だが、永田町を一歩離れれば、ほぼ無名に近い。そんな平田氏が三権の長に大抜擢されたのは、民主党の輿石東幹事長の後押しがあったからだ。
閣僚経験ゼロの参院議長は七一年就任の河野謙三氏以来四十年ぶり。議員経験十六年というのも異例で、輿石氏から打診された自民党の中曽根弘文参院議員会長が驚いて「三期目の議長は憲政史上、例がないのではないか。絶対駄目だと言うわけではないが、参院の権威にかかわるので、いま一度検討してほしい」と再考を促したほどだ。
実は、与野党議員が新議長と予想していたのは、当選四回の直嶋正行元経産相だった。他にも参院民主で平田氏より議員歴が長いのは、北沢俊美前防衛相や石井一元自治相、岡崎トミ子元国家公安委員長、柳田稔元法相ら。
「北沢氏は輿石氏と犬猿の仲。創価学会攻撃を続けてきた石井氏は公明党が許さず、『極左』の岡崎氏は自民党が認めない。柳田氏は国会軽視発言で法相を引責辞任したので問題外でした」(参院関係者)
そこで、党内にも野党にも敵がいない直嶋氏が「本命」と見られていたのだが、輿石氏はハナから平田氏で押し通した。中曽根氏にも「再検討したが、ほかに適任者はいない」と木で鼻をくくったような返事をしている。それほどまでに「平田議長」にこだわった理由は何か。
民主党関係者が指摘する。
「輿石氏は二〇一三年の参院選後、議長になって最後の花道を飾るシナリオを描いている。しかし、直嶋氏は二年後に改選ではなく議長を辞めない恐れがある。そこで必ず言うことを聞く側近の平田氏を指名したのでしょう。先代の西岡氏は頑固一徹、輿石氏のコントロールが効かないケースもあったが、平田氏なら意のままに操れる。また、アッと驚く抜擢人事で政治力を見せつけ、『輿石に尽くせば必ず報いがある』と思わせることで、党内の求心力が一段と高まるというわけです」
もっとも、二年後に「輿石議長」が誕生するかどうかは参院選の結果次第。参院のドンと呼ばれた過去の参院自民党の実力者、村上正邦、青木幹雄両氏も議長就任の夢は果たせずに終わっている。輿石氏も皮算用に終わるか?
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