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TPPに賛成する小泉進次郎を軸とした政界再編の臭い
http://www.amakiblog.com/archives/2011/11/19/
2011年11月19日 天木直人のブログ
11月11日の朝日新聞に次のような記事があった。
すなわち、TPP賛成派の小泉進次郎議員が衆院議院運営委員会の委員
を差し替えられた。野田首相のTPP交渉参加表明に反対する谷垣自民党
の方針に従わない構えを見せたためだ、と。
小泉進次郎議員は記者団に次のように語ったという。
「(交渉参加は)拙速ではなく遅すぎる。自民党だったらもっと早く
決断して交渉の場で戦えた」
「自民党が早期解散を言うなら、なぜ(野田)首相の判断を遅すぎると
言わないのか」
そしてその小泉進次郎議員のTPP賛成論はさらに続く。
11月18日の読売新聞は次のように報じていた。
小泉進次郎自民党青年局長は17日、自民党本部で講演し、谷垣総裁が
「米国と組み過ぎて中国やアジアをオミットするのは日本にとってよくない」
などと発言したことについて、「耳を疑う。鳩山前首相が掲げた『東アジア
共同体構想』とまったく同じ論法だ」と強く批判した、と。
いくら小泉元首相の七光りといえども、なぜここまで一年生議員の小泉
進次郎がここまで強くTPP推進論を繰り返すのか。
それははっきりしている。
彼は小泉首相の時に米戦略国際問題研究所に引き取ってもらい、ジャパン・
ハンドラーのマイケル・グリーンを家庭教師よろしく対米従属を叩き込まれ
たからだ。
そして小泉進次郎のかくも強いTPP推進論は、あたかも米倉弘昌経団連
会長が「自民党が復権した場合でも、今やっていることが足かせになったら
困るのではないか」と脅迫まがいの発言をしているのと符合する。
そして財界は今でも小泉純一郎の食い扶持の面倒を見ているほど小泉父子
とは対米従属で一致している。
そこに政界再編の臭いを感じ取る。
小泉純一郎が親ばかを覚悟で息子を世襲議員にしたまではよかったが、
野党暮らしでは意味がない。
そして今の自民党にとどまる限り小泉進次郎の将来はない。
政権政党の議員にならない限り世襲した甲斐はない。
今のままでは自民党の政権獲得は困難であり、たとえ政権をとっても長続
きする保証はない。
安定政権の唯一の可能性は、自民と民主をTPP賛成(対米従属)と慎重
対米自立、アジア重視)の二つに割って、TPP賛成の対米従属「みんなの
党」を取り込んでTPP賛成政党で過半数をとることだ。
それを財界、官僚、メディアが応援するということだ。
そうなればTPP反対の自民、民主の議員たちは吹っ飛んでしまう。
もちろん小沢もだ。
共産党、社民党、国民新党などは消えていく。
公明党はいつもの通り政権政党と連立を組む。
数合わせの雑魚議員は皆、ひれ伏してついてくる。
私が小泉純一郎であればそう考える。
もっともわかりやすい政界再編のシナリオである。
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