http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/467.html
Tweet |
アメリカで起きている、オキュパイ・ウォールストリートデモの影響は世界へ拡散している。
しかしながらニューヨークのそれも2ヶ月が経っても、大きな爆発までには至っていない。
何故なのであろうか。
スローガンである、99%と言う言葉で格差に悩む弱者が立ち上がったのは理解できる。
そのような、抑圧された人々が世界中に増えてきていることも現実である。
現実と言えば、そういうデモが起きても、世界の政治,経済は、デモとは無関係で推移できる状況にある。
デモに参加してない多くの人々にとっては、デモの意味は理解出来るが、それは弱者の不満の意味以上には感知できないのである。
現実をどうにも仕方のないものと思っているのである。
不満の原因を解消する術を思いつかないのである。
熱狂する対象が見えないのである。
これに対して明治維新は、始めに尊皇攘夷、尊王倒幕、開国と言う具体的な社会の変革が提示されていた。
フランス革命は王権を廃して民主国家の建設と言う目標があった。
今のオキュパイ運動は、不満を言うだけで、弱者への保証を望んでいるだけ。
これは昔の百姓一揆、暴動となんら変わるものではないのである。
暴動は、何時かは収束するし、しなければならない。
社会を変えるのは革命であり、新しい国のかたちの理念が必要である。
現在、困窮する人々を生み出しているのは自由主義経済の結果であり、これについての根本的改革無しに革命は成り立たない。
ところが、革命の旗印であるべき、現在の資本主義経済体勢を修正する理念が表に出てこない。
有意の経済学者は研究していても寡頭勢力と言われる世界資本の存在が、これらのことごとく押さえ込んでいるのであろうことは想像できる。
翻って、我が国で政治改革を求める活動の状況は何であろう。
未だに、政治改革といえば、小沢、小沢で終始する。
オキュパイのように現状に対する不満の声すら上がらない。
社会を革命的に変えるには、国民の大きな不満、要求が、先ずあり、それに答える理念が登場し、初めて成就できるのである。
その革命の理念を示すものが革命の志士であり、政治家でなければならない。
国民の意を汲み取って立ち上がるものが英雄である。
現在の反政府運動は全て革命には結びつかないものである。
我が国では、アメリカ、ギリシャ、イタリア、イギリス、スペインのように、国民の不満の声さえ、正面切って為政者に向いていない。
社会の変革、改革までも誰かが自主的にやってくれるものと期待していて、自ら勝ち取る強固な意思は微塵もない。
それでいて改革を求める身勝手さは子供にも劣る性根である。
私は、信じて疑わない。
行過ぎたグローバル化を修正する資本主義経済の理念は必ず存在する。
それを信じて、それが日の目を見ることを信じて、それを求めて国民運動を激しく展開しなければならない。
その方向性を認識すれば、おのずと道が開けるのではないか。
我々の望みは、必要に応じて誰もが働ける社会にすることである。
誰もが働ける社会が出来たら、福祉も少なくて済むのである。
TPPに賛成などして、益々、人々の雇用を奪う政策など真逆の行きかたである。
誰でも働ける社会など、そういう仕組みが出来なければ、もはや個人の努力では出来ないのである。
革命の理念は、これを実現できるものでなくてはならない(決して共産主義のことを言っているのではない)。
我々は、先ず、職を寄こせ運動をやろうではないか。
その運動が充満したとき、新しい理念を引っさげて英雄が出てきてくれることを信じて。
ただし、経済は世界的な規模の影響下にある。
金融鎖国でもやりかねないくらいの意気込みがなければ国内的な活動だけでは不可能な面もあることを認識し、それを凌駕する活動が必要なことを知らねばならない。
既存の政治屋共の誰一人、この様な国民の意思を受け止めことが出来る人間は存在しないことを認識して活動するべし。
それが、国民運動と言うものである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK122掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。