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TPP、首相発言の日米食い違い、米国は訂正しないと
2011.11.15 :(まるこ姫の独り言)
どうでも良いけど、参議院予算員会は、例のごとく自民党議員の個人追及の独壇場だ。
森まさ子氏と、西田昌司氏が、私立探偵のように調査してねちねちと追及していた。
しかし、このネチネチ具合は、本当にひどい、ひどすぎる。
政権を取る気があるなら、個人的な問題を大仰に追及するよりも政策について、ネチネチと追及してもらいたい。
それはそうと、TPP問題で首相が会談で、”すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる”と米政府が公表したが、外務省は、”そのような発言を行った事実はない”と否定するコメントを発表したとなっていたが、日米の発言は食い違っている。
>米改めて「訂正ない」…首相発言の日米食い違い
読売新聞 11月15日(火)11時44分配信
>首相は発言を否定し、「事実関係はなかったと米国も認めた」と強調した。
自民党の山本一太氏は米政府に抗議するよう求めたが、首相は解決済みとの認識を示した藤村官房長官も同日午前の記者会見で、米政府に訂正を求めないとした。
野田首相が、”すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる”とは言っていないと言い、アメリカ政府は言ったという。
だとしたら、山本議員の言うように、断固として抗議するのが筋なのではないだろうか。
官房長官も、米に訂正を求めないとしているが、日本流のなあなあ主義は、外国では通用しない。
自分が言ってもいないのに、アメリカ政府が発表したとなると、これは国益が損なわれていると言う事だ、ちゃんと抗議すべきだ。
国対国の国益を考えたら、こんな大問題、“解決済み"で済む事か?
しかも、野田首相はそんな発言はしていないとしているにもかかわらず、
アメリカの方は、
>米政府の発表内容は正確だとして「訂正は考えていない」と改めて強調した。副報道官は「野田首相や政権関係者が公式に話した内容にも基づいている」と説明
アメリカは、首相が”すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる”と発言したとしている。
だから訂正はしないと。
日本の国民に向けては、いかにも国益重視のような事を言いながら、結局、会談ではアメリカの国益に沿った発言をしているではないか。
国民をばかにするのもいい加減にしろと言いたい。
この首相は、まやかしの天才だ。
消費税増税も、勝手に国際公約してくるし、TPPも慎重派の矛先を鈍らせることに大成功したが、ハワイに行ってオバマを喜ばせる為にか、”すべての物品とサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる”、と売国奴さながらの発言をしている。
昨日のテレビタックルを見ていても、推進者たちは、日本の国益に沿った交渉をすれば、アメリカに攻め込まれることは断固として無いと言っているが、最初の一歩でこの体たらくだ。
交渉力、外交力がないことは歴然としているではないか。
これから、どんどんアメリカの良いように攻め込まれるのだろう。
野田首相、野田政権は蛇ににらまれた蛙も同然だ。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2011/11/tpp-7c66.html
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