http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/370.html
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市場経済は競争したんじゃ儲からない。だから大企業は減産などをして需給調整をする。
酷いときは談合、カルテルなどを結ぶ会社もある。
米国のウオールマートの会長が「その市場に進出するかどうかは、その市場の支配的プレーヤーになれるかどうかだ」と言っていた。
米国などはドライだから、法律の範囲内なら何のためらいも無い。
こうやって資本と企業は寡占による利潤を目指している。一番確実で手っ取り早いもんね、寡占で儲けるのが。
農業なども政府の指導により、減反など供給制限して価格を維持している。
しかし労働力はグローバル化により、世界的に無数の労働者が供給過剰により過当競争に晒されている。
政府はこういう部門では需給調整の音頭は取らない。政府が需給調整の音頭をとるのは、あくまでサプライサイド、産業界だけ。
これって不公平なんじゃない?
片方は需給調整で保護し、片方は過当競争を野放しにする。保護するか競争させるか、どちらかにさせるのが公平というもの。
昔はそれでも労働法を造ったり、労働組合を造ったりして、過当競争で賃金が下がらないようにしたもの。
しかし現在は規制緩和とやらで、これらの保護を無くして行き、弱いものだけに過当競争を強いている。
ちなみに政治家は世界一高い選挙供託金で参入制限をして、既得権を守っている。
弱い者には過当競争をさせ、強いものはしっかり規制で守ってきたのが、新自由主義の規制緩和というもの。
ではどうすれば良いのか。日本だけのことなら労働力の需給調整をすれば良い。法律で週20時間、30時間労働と制限すれば、たちまち労働力不足になり賃金が上がる。企業も日本だけのことなら同じ条件だから競争ができる。
しかしグローバル化で世界と競争しなければ成らないので、日本の企業にだけ不利な条件を押し付けるわけにはいかない。
世界的に競争条件を公平に戻さなければ成らないのだが、そんなことは100年河清を待つに等しい。
別の方法を考えなければ成らない。
http://kyudan.com/toukou/gukky01.htm
企業が原価割れ販売を継続できないように、労働力にもコストが有る。食べて生活して、結婚し子供を生み、育て教育できなければ、労働力の再生産が出来ない。
労働力の再生産が出来なければ、社会は崩壊してしまう。
現在の賃金は労働力の再生産可能な賃金なのだろうか???
コスト割れの賃金を過当競争させ、無理やり強いているのではないか???
多くの人々が再生産可能な賃金を普通に得て、安心して消費が出来るように成らなければ、、安定した持続可能な経済体質には成らない。
「豊作の中の飢饉」を、愚かと感じなければどうにもならない。
http://www.asyura2.com/11/hasan74/msg/175.html
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