http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/306.html
Tweet |
●「官僚と国務大臣まで売国奴とは!」(EJ第3180号)
http://electronic-journal.seesaa.net/article/235035287.html
2011年11月14日 Electronic Journal
官僚機構を変革し、政治主導の日本にするために政権交代を成
し遂げた民主党──その最初の鳩山政権が発足するや否や、外務
事務次官をはじめとする外務省の高級官僚や外務省出身の外交評
論家が、次々と米国の外交関係者に鳩山首相の性癖や北京での首
相発言の真意や政権の内部事情など、明らかに米国側を利する機
密情報をペラペラとしゃべっていたことがウィキリークスによっ
て明らかになっています。このことは、11日のEJ第3179
号で取り上げてご紹介した通りです。
外務省の高級官僚らが、鳩山政権という民主党の政権によって
自分たちの官僚機構が崩壊させられるのではないかという強い危
機感を持つのは理解できますが、だからといって、実質的に国を
売るような行為を官僚が行っていることはとうてい許すことはで
きません。それはスパイ行為そのものだからです。
もっと情けないことがあります。ウィキリークスによって、官
僚たちのやっているのと同じ行為を鳩山内閣の国務大臣がやって
いたことが明らかになったからです。その鳩山内閣の国務大臣と
は、前原誠司国土交通大臣兼沖縄担当大臣(当時)です。
2010年2月8日に在日米大使館から本国に送られた機密文
書には、2月2日に前原国土交通大臣兼沖縄担当大臣がキャンベ
ル国務次官補やグレッグソン国防次官補と会談したときの発言が
報告されているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
◎普天間移設問題については北沢防衛大臣が決定権の鍵を握っ
ている。なぜならば、普天間の安保上の重要性を判断できる
専門知識を持っているのは防衛省だけであるからだ。
◎民主党と政権を組む政党(すなわち、社民党や国民新党)に
は拒否権をもたせない。
◎小沢一郎は相手によって発言を変えるから気をつけろ、米国
と話すときは普天間移転を強力に支持する(振り)をするか
もしれない。
http://www.amakiblog.com/archives/2011/09/06/#002022
―――――――――――――――――――――――――――――
普天間問題について前原氏は、2009年12月、ルース米大
使と会談を行ったさい、次の発言をし、そのことが12月10日
にルース大使から本国に伝えられているのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
普天間移設の代替設置案について進展が見られなかったのは連
立相手の社民党のせいであり、連立を解消しても、代替案を排
除していき、最終的には現行案に戻る。 ──前原誠司氏
──中田安彦著、『日本再占領/「消えた統治能力」と「第
三の敗戦」』/戌甲書房刊
―――――――――――――――――――――――――――――
時の国土交通大臣兼沖縄担当大臣が米国側に対し、2009年
12月の時点で、いろいろ県外移設の代替案が出てきているが、
それらを次々と潰し、最後は現行案(名護市辺野古に移設)に戻
るようにすると伝えていたことは衝撃的です。そのために障害と
なる社民党との連立解消も辞さないというのです。米国側は、こ
のように前原氏がいう以上、あらかじめ伝えられていた鳩山氏の
性癖と合わせて分析し、普天間移設問題は最後にはそのようにな
ると判断し、実際にその通りになっています。
いずれにしても一連の前原発言によって、こと普天間問題につ
いて、当時の鳩山首相が閣内・党内でいかに信頼されていなかっ
たかが、米国側は手にとるようにわかることになります。
その中にあって、外務省と連携し、最終的には連立の組み替え
を行っても現行案に戻そうとする政治家、前原誠司氏がひときわ
目立つことになります。米国が好感度をもって前原氏を受け入れ
るのは当然であり、前原氏もそれを計算して行動し、発言してい
ると考えられます。
鳩山元首相はこの公電が明らかになったとき、ウィキリークス
の公電には無関心を装う政治家が多い中で、唯一強い不快感を示
しています。鳩山首相にもともと敵対している外務省の高級官僚
だけでなく、内閣の一員である有力閣僚まで米国に対し、このよ
うな利敵行為をしていることは情けない限りです。
ウィキリークスによって明らかにされた前原発言の中に小沢一
郎氏に関わるものがあります。実は、前原氏との会談後、キャン
ベル国務次官補、グレッグソン国防次官補は、ルース米大使とと
もに小沢一郎民主党幹事長(当時)と会う予定になっており、そ
のことを前原氏は知っていたので、小沢氏の性癖について、彼ら
に吹き込み、小沢氏の印象に影響を与えようとしたのです。
2010年2月9日の在日米大使館が本国に向けた公電は、小
沢氏との会談を伝えており、JCASTニュースはそれを次のよ
うに書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
公電を見ると、前原氏の「予測」どおり小沢氏は、日米関係の
重要性を確認。小沢氏は中国と強いパイプを持つと言われるが
この会合では「軍の影響力が中国国内で増大している点を憂慮
しており、(場合によっては)日米両国が強い態度で中国に臨
む必要がある」と述べたとなっている。だが「今後の日本の政
治の動き」というテーマについては、党幹事長という立場から
「政府の政策を語る立場にない」とコメントを避けている。普
天間問題についても、公電には記録されていない。前原氏の忠
告は「空振り」に終わった感がある。
http://www.j-cast.com/2011/09/18107252.html?p=all
―――――――――――――――――――――――――――――
時の政権が自分たちの意に反する政策を進めているとし、米国
に自国の政権の機密情報を漏らす官僚と一部の国務大臣──何と
いうことでしょうか。それにしても誰もそのことを批判しようと
しないのはなぜでしょうか。日本は、そこまで駄目になったので
しょうか。 ── [財務省の正体/06]
≪画像および関連情報≫
●元駐レバノン日本国特命全権大使の天野直人氏のコメント
―――――――――――――――――――――――――――
日本の政権の中枢にいる国務大臣がここまであからさまに日
本政府の内情を語る。これを称して売国奴というのではない
か。このような男が、一歩間違えばこの国の首相になってい
たかもしれないのだ。いつか日本の首相になるのかも知れな
いのだ。ウィキリークスが公開した情報は凄い。なにしろあ
らゆる発言が実名入りで述べられているのだ。そのすべてが
日本国民の広く知るところとなれば、さすがの日本国民も覚
醒するかもしれない。また、朝日新聞などの日本のメディア
のいかさまが暴露される。日本のメディアもまた面目を失う
ことになる。ウィキリークス情報が日本に革命をもたらすか
もしれない。 ──天木直人氏
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK122掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。