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本音を隠して行なう外交は弱く脆い。しょせん行き詰る
http://www.amakiblog.com/archives/2011/11/13/#002082
2011年11月13日 天木直人のブログ
本音を隠して行なう外交はボロが出ていつかは行き詰まる。
これはなにも日本の対米従属外交の事を言っているのではない。
米国とフランスの中東外交について言っているのである。
さる11月8日に欧米のメディアが、フランスカンヌで開かれた
G20首脳会議の際に行なわれた米仏首脳会談をすっぱ抜いた事が
あった。
すなわち、サルコジ大統領とオバマ大統領の会話の本音の部分を
暴露報道し、これを日本のメディアの一部(産経、毎日)が11月
11日の新聞紙上で小さく報道した。
マイクが入っていることに気づかずに話したことがそのまま報道陣
に流れたというよくある失敗である。
よくある失敗だが、それ故に本音が語られている。
「ネタニヤフ(イスラエル首相)には我慢ならない。彼は嘘つきだ」
こう述べたフランスのサルコジ大統領に対し、オバマ大統領は次の
ように応じたという。
「(あなたは)うんざりしているようだけど、私はあなた以上に彼と
つきあわなきゃならない」、と。
イスラエルの強硬なパレスチナ政策に辟易しながら、それでもユダヤ
ロビーに屈しなければならない米仏首脳の、これが本音だ。
日本のメディアは小さく報じて終わったが、これは重大な教訓を教えて
くれている。
すなわち本音を隠して行なう外交は力強い外交にはなり得ないという
事である。
それゆえにうまくいかないと言うことである。
どこかでかならずボロがでて行き詰まる。
この米仏首脳の中東外交に関する本音は、そのまま日本の対米従属
を表している。
本音で行なえない外交は弱く脆い。
日本の対米外交そのものである。
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