http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/254.html
Tweet |
オバマと大統領選を戦った「ロン・ポール」氏は、今年で75歳。大統領選では彼のみが「米軍のイラクへの覇権」に唯一反対していたことで有名だ。
彼は一貫して、「個人・国家の自由(フリーダム)」を尊重しており、さらに、すでに財政破綻が直前のアメリカ政府を救う政策として、4つの「反・官僚支配、反・重税国家、反・統制、反・過剰福祉」を即刻行うべきだと提言している。これは、震災復興やTPPなどで揺れ動く日本の国策にも、そのまま当てはまるので紹介したい。
ポール氏も、日本の暗部を糾弾しようとして暴漢テロで亡くなった故石井紘基と同様に、政治家生命をかけ、アメリカ連邦政府の官僚や権力者のことを糾弾しつづけている。彼によると、連邦政府自ら組織立って財産権を蝕み侵害し厄介な規制を積み上げて、より高い税金をより多く略奪していることだと指摘している。
例えば、アメリカのインフレは、官僚が策定した悪法(偽金発行制度)導入により、ドルという貨幣価値が破壊し、引き起こされた側面が強い。あらゆる場所で「なぜ政府はお金の製造を止めるように要請しないのか」「なぜ彼らの行為の悪い結果を統治者たちに指し示さないのか」とこの制度の欠陥を指摘したため、幾度となく命を狙われたそうだ。
このインフレに対する解決策として、FRB議長だったグリーン・スパンなどと会合し「お金を国家から分離することが必要であり、市場の商品貨幣(例えばゴールドなど)に戻すことだ」と結論ずけている。
さらに、アメリカ政府に対して
「連邦政府の借金は90兆ドル、年金や医療保険維持で50兆ドルだ。その赤字分は、日本と中国の借金で賄っており、アメリカ人は日本人と中国人のカネで生きている」という皮肉の一言がある。
一方で、「いまのアメリカには日本の在日米軍を維持する余裕はない。平和と安全を確保する上で、日本は全ての責任を自ら負うときだ。いままでのような米軍依存は止めるべきだ」と話し、日本の従軍慰安婦問題は、
「日本をいつまでも過去のことで攻め続けていいのか。どの国にも同じような酷い過去がある」と真っ当な意見を述べている。
最後に彼は「権力者たちの見えない動きに注意しろ」と警告している。
過去の歴史からも、権力者たちが、国家革命や戦争、謀略躍動などを引き起こすときには、以下「3つの支配」を頻繁に活用していたという。
ひとつめは「食糧とお金の支配」。人が生きてゆくために必要な食べ物とお金の支配である。
ふたつめは「暴力の支配」。言うことを聞かない奴を黙らせるしくみのことだ。規制や法律改憲などだ。
3つめは「情報と知識の支配」。一方的に送りつけられるマスメディアからの情報操作のこと。最近ではインターネットも支配されはじめた。
日本は、震災復興を含めて、経済の復興が最優先だ。
ポール氏が提言している「反・官僚支配、反・重税国家、反・統制、反・過剰福祉」や、「ドルから独立した商品貨幣への切り替え」などの早急の立案が望まれているのではと思われる。
http://mamechoja.blog22.fc2.com/blog-entry-747.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK122掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。