http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/234.html
Tweet |
なにもかも予言どおりの展開になったTPP問題
http://www.amakiblog.com/archives/2011/11/12/
2011年11月12日 天木直人のブログ
手前勝手で恐縮だが、私が急いで書いた野田首相のTPP決意表明
とその後の展開の予測が、なにもかも見事に当たった。
どうとでもとれる決意表明。
それを賛成派、反対派が、それぞれ勝手に解釈し矛をおさめる。
しかし問題は何一つ解決していないからTPP問題は今後もさらに
ヒートアップして続いていく。
なにもかもこれからだ(11月12日朝日新聞社説)。
ついでに更に予測する。
野田首相はオバマ大統領にはもっと明確に参加表明をするだろう。
二枚舌を使う。
そして、その後の交渉は官僚まかせだ。
官僚まかせの交渉では日本はすべて米国のごり押しを飲まされることになる。
いままでの日米交渉の繰り返しだ。
日本はその都度大騒ぎになる。
しかし、その頃には野田首相はいない。
野田首相は何でもオバマ大統領に言えるのである。今さえよければ
いいのだ・・・
◇
社説 TPP交渉へ―何もかも、これからだ 朝日新聞
http://www.asahi.com/paper/editorial.html#Edit1
2011年11月12日(土)付
野田首相がきのう、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉への参加に向けて、関係国との協議に入る考えを表明した。
首相の方針そのものは、良かったと評価する。
だが、民主党内の強い慎重論を受けて方針決定が遅れ、きのうの衆参両院の審議で議論を深められなかったのは国会軽視そのものだった。
首相はもっと早く自身の考えを示し、みずから説得にあたるべきだった。ほとんど国民の理解が広がらないままの見切り発車は残念だ。
首相はきのうの記者会見で、「アジア太平洋地域の成長力を取り入れなければならない。十分な国民的議論を経たうえで、国益の視点に立ってTPPについて結論を得たい」と述べた。
ヒトもモノもカネも国境を越えて行き交う時代に、輪に加わらずにいるのは難しい。これからも国を開いていくのは当然のことだ。
一方で、すでに問題点や疑問が山ほど指摘されている。農業と地方の衰退に拍車がかかる。公的保険や金融などの制度見直しを強いられる、などだ。
さまざまな懸念は、杞憂(きゆう)とも言い切れない。疑問に誠実に答えつつ、日本の経済成長につなげられるか。成否を分けるのは、今後の政府の対応である。
まず、他の参加国に強い姿勢を貫くことだ。交渉に加わるには9カ国すべての同意が要る。交渉に入りたいなら、この分野で譲歩せよと米国などに求められても、安易に請け負ってはならない。不透明な「密約」が明らかになれば、国内の逆風がさらに強まるのは必至だ。
同時に、国内の合意づくりにもっと汗をかかねばならない。民主党国会議員の半数が、現時点での交渉参加表明に反対する署名に名を連ねた。野党も、みんなの党を除けば軒並み反対だ。このままでは交渉に妥結できても、国会での承認に行き詰まりかねない。
首相は、国民の不安を解きほぐす努力をするしかない。交渉で何を勝ち取るのか。「医療制度や伝統文化、美しい農村は守り抜く」というが、どう守るのか。明確にするためにも、国民との対話の場として、東日本大震災で中断したシンポジウム「開国フォーラム」を再開してはどうか。
農業対策をはじめ、しわ寄せを受ける分野へのテコ入れも急がねばならない。
首相は、対外交渉と国内の合意づくりという難しい二正面作戦を、どう指揮するのか。何もかも、これからだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK122掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。