http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/227.html
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山田正彦がTPP推進派に転向www
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20111112/1321025799
2011-11-12 kojitakenの日記
首相・野田佳彦がTPP交渉参加表明を行なったが、これに対する「反対派の急先鋒」とされていた民主党の小沢一味・山田正彦の反応は下記。
時事ドットコム:民主・山田氏、首相会見「参加表明でない」=TPP
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2011111101066
民主・山田氏、首相会見「参加表明でない」=TPP
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に慎重な山田正彦前農林水産相は11日夜、衆院議員会館で記者会見し、交渉参加をめぐる野田佳彦首相の記者会見の内容について「ほっとした。交渉参加表明でなく、事前協議(の表明)にとどまった」と評価した。山田氏は「(首相は)党の提言をくんで踏みとどまってくれた」と語った。
(時事通信 2011/11/11-20:59)
本音では「TPP推進」のボス・小沢一郎の意図を「忖度」した小沢一味の政治屋らしい発言だ。鼻で笑うしかなかろう。
山田正彦は、実質的にTPP推進派に転向したと言っても過言ではあるまい。
それにしても。
私はずっと「TPPで内閣不信任案提出なんてあり得ない」と言い続けてきたが、その通りの経緯をたどっている。なぜTPPで不信任案があり得ないのか。それは、自民党にせよ民主党の小沢一味にせよ、自分たちが政権を掌握したら、TPPを推進せざるを得ない立場に追い込まれることをよく知っているからだ。
ここしばらくまかり通っていた俗説に、「TPPはアメリカにとってはどうでもよかったのに、菅直人が突然言い出したのだ」というものがあった。テレビでは岸井成格が大声でわめいていたが、私は「何言ってんだこいつ」としか思わなかった。
理系の菅直人が自分から興味と関心を持って「TPP推進」を言い出したというのはまず考えられない。菅はTPPになどほとんど関心がなかったはずだ。その菅が昨年10月1日に突如「TPP推進」を大々的にブチ上げたのは、財界とその意を受けた官僚、それに彼らとの結びつきの強い、昨年6月の民主党代表選で菅直人を支援した松下政経塾の政治屋連中の強い押しがあったと考えるべきである。
もちろんTPP推進の言い出しっぺである菅直人の責任は極めて重いが、同じ圧力は自公政権に対しても小沢傀儡政権に対しても働いたはずだし、今後もそうだろう。だから彼ら(自公や小沢一味)にとって「TPP」をネタにして内閣不信任案の政局にすることなど間違ってもあり得ないのだ。
TPPは実質的に日米FTAだとも言われるが、民主党内でもっとも強硬な日米FTA推進論者は小沢一郎だった。その小沢はTPPについて態度を明確にしていないが、小沢が「隠れTPP推進派」であることは疑う余地がない。ただ、推進論を明確にすると次の総選挙に悪影響を与えるから黙っていて、時には自らが「TPP慎重派」であるかのような情報操作を行なっている。
そういうことが頭に入っていれば、不信任案提出も民主党議員の「TPP離党」もあり得ないことなど最初からわかり切ったことだったはずだ。
なぜ浜岡原発停止は内閣不信任案提出に結びついたのに、TPPでは全くそんな気配がなかったのか。民主党の支持者も自民党の支持者も、いい加減「ひいき目」で支持する政党や政治家を見るのは止めて、もっと冷徹な観察眼を持って自らが支持する対象を見つめるべきだ。
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