http://www.asyura2.com/11/senkyo122/msg/225.html
Tweet |
「おはよう日本」という報道番組を見ていて、昨日までとはがらりと違うTPPに関する報道ぶりに「おいおい、またかよ」とげんなりした。
昨日までの報道は、影響は農業だけという感じで、医療など政府が公表した影響の可能性をチラチラ紹介していたが、あれもこれもとTPPが持つ包括的影響を取り上げていた。
米国はTPPに日本を引きずりこむことでアジアとの経済的つながりを維持したいと解説し、米国政府の“意向”も、日本が参加しなきゃTPPは始まらないと思っていた(趣旨)と伝え、米国の政府や議会は“日本に関税撤廃と非関税障壁の除去を強く迫る”と表明したことを報じた。
最後には、日本が参加表明しても実際にTPPのルール作成に関われるのは、米国に限っても、事前協議で参加が認められ、それから90日が経過してからだということを説明した。
これまでにどの程度交渉が進んでいるのとか、交渉に参加したあとに、どれくらいの時間的猶予があるのかといったことは相変わらず“秘匿”していたが..。
これらの内容は、昨日20時から今朝6時頃までのあいだに取材したものではないことは自明で、野田首相の参加表明が無事終わったことを受けての解禁だと推察する。
今も生きているかどうかわからないが、NHKは、幅広い国民から視聴料を徴収していながら、「政府が政策を実現できるようにする」(趣旨)という政治的目標を内規に盛り込んでいるそうだが、あまりに露骨すぎる。
(そのようなふざけた内規は戦後占領終了直後に定まったそうで、NHK自身が教育テレビで放送した“ラジオ番組が犯した罪の検証”的番組で紹介していた)
今朝紹介していたような内容を1か月前から報道していれば、NHKに対する“信頼”の大きさ影響の強さを考えると、TPPに関する国民世論は大きく違ったものになっただろう。
(NHKは、ひとの記憶があいまいなことを利用して、あたかもずっと前からTPP関連の情報をちゃんと報じていたように思わせたい狙いもあって、一気にギアチェンジしたんだろう)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK122掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。