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TPP交渉参加表明でも 「米国のポチ」野田首相 いずれ“ポイ捨て”の運命
http://gendai.net/articles/view/syakai/133617
2011年11月10日 掲載 日刊ゲンダイ
<何を考えているか分からず評価されず>
TPPを巡る民主党内の攻防は、ギリギリまで揉めに揉めたものの、予想通り玉虫色の決着。野田は、10日の記者会見で正式に参加を表明し、12日からハワイで開かれるAPECで、オバマ米大統領に報告する。だが、ドジョウ首相が「これで長期政権は堅い」なんて思っていたら大間違いだ。
5時間にわたるプロジェクトチーム(PT)の議論で、いったん役員会がまとめた提言案は“微妙に”修正された。「(TPP交渉参加は)慎重に判断する」という文言が追加され、反対派が矛を収めた。
ま、野田にとってTPP参加は、APECで2度目の会談をするオバマ米大統領への“土産”みたいなものだから、民主党PTの提言がどんな文言になろうが、眼中にない。ドジョウ首相のアタマの中は、「普天間以降ギクシャクした日米関係を修復する」ことが最優先なのだ。
野田はオバマに、TPP参加に加え、米国産牛肉の輸入制限を緩和する方針も伝える。どこまでも“米国のポチ”になると忠誠を誓うのである。野田政権は発足以来、米国に気に入られようと必死だ。ユーロ危機でも「対米追従」の姿勢を示し、米国を喜ばせてみせた。
「先月のG20財務相・中央銀行総裁会議の前、安住財務相は米国の意向に関係なく、ギリシャ支援に前のめりになっていた。それが面白くなかったのでしょう。現地でガイトナー米財務長官から『積極的な支援表明はするな』とストップをかけられ、おとなしく言うことを聞いたのです」(財務省関係者)
中曽根、小泉両元首相のように米国に気に入られれば長期政権が約束されると野田は考えているようだが時代は動いている。景気低迷の米国は自分のことで精いっぱい。ユーロVS.米国のグローバルな覇権争いに利用され、TPPではオバマの再選戦略に利用されているだけ。野田はそれがまったく分かっていない。
元外交官の天木直人氏はこう言う。
「いま世界は、生き残りをかけての戦いになっています。米国さえ力を失っている。そんな中で相変わらず『日米同盟』を叫んでいるだけでは、日本は存在感が低下していくばかりです。そもそも野田さんのような何を考えているか分からないタイプは、米国では評価されません。オバマ大統領との関係も深まらないでしょう」
国民新党の亀井代表が、「(コメ市場を開放した)ウルグアイ・ラウンドと国民福祉税で細川政権があっという間に消えた。野田政権には細川さんの亡霊が覆っている」と言っていたが、野田もTPPと消費増税で命運が尽き、最後は米国からもポイ捨てされるのが関の山だ。
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