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民主党の中枢には松下政経塾出身者がずらっと顔を並べている。野田佳彦・前原誠司・玄葉光一郎…。そして政経塾出身でないが、驚くほど彼らに似ている連中がいる。菅・仙谷・岡田・枝野・安住。どっちがどっちに似たのか分からないほどこの連中は親和性がある。
この連中はそろって消費税増税派である。そしてTPP推進派である。さらに不思議なことに彼らはすべて反小沢である。これまでのところ小沢一郎自身は、TPPに対してさほどはっきり反対論を唱えているわけではない。ただTPP反対論者が親小沢派に多いことは確かである。しかしながら野田たちと小沢一郎との対立は、決して政策の中身そのものからきているのではなさそうだ。政策というよりは、政治家としての立ち位置の違いからきているものと思われる。
官僚・財界・アメリカからどれだけ自立しているか。自立しようとしているか。小沢一郎は明らかにこちら側に立っている。野田らは向こう側にいる。官僚・財界・アメリカの側である。向こう側の利益を計ることが自分たちの利益につながる。彼らは向こう側のために国民を騙す。
「バスに乗り遅れるな」
「アジアの成長を取り込む」
「早期参加で有利な条件をかちとる」
「途中で離脱も可能」
「最後は国会が批准を決める」
彼らは抜かりなくガス抜きも施す。
首相の判断制約せず「慎重意見が多数」民主党提言案 (産経ニュース 2011.11.9)
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の是非を検討する民主党のプロジェクトチーム(鉢呂吉雄座長)は8日、国会内で役員会を開き、提言案をまとめた。交渉参加に慎重な意見が多数を占めたことを盛り込むと同時に、野田佳彦首相の判断を制約する内容にはせず、参加の判断は政府の方針に事実上委ねた。
お笑いぐさである。「参加の判断は政府の方針に事実上委ねた」?野田は始めから参加の腹である。単なるガス抜き・アリバイ作りに過ぎない。野田の国民騙しは消費税でも同様に行われる。
首相、消費増税法案成立後の総選挙を強調 衆院本会議 (asahi.com 2011年11月7日)
野田佳彦首相は7日の衆院本会議で、社会保障費を賄うための消費増税に関して「(今年度中の)法案提出の暁には成立に全力を尽くし、実施する前には総選挙で民意を問う」と述べ、衆院総選挙を実施する時期は法案成立後とする考えを改めて示した。
法案が成立してからでは手遅れである。法案が成立すれば、役所は早速準備に入る。たとえすぐに解散・総選挙が行われても新内閣発足までは2ヶ月以上かかる。消費税法案停止・廃止の審議に何時入れるかは分からない。既成事実だけが積み上げられていく。いつの間にか後戻りできなくなっている。法案成立後では民意を問うことにはならない。そしてこんな連中にすり寄る奴らがいる。
鹿野農水相 野田首相の方針受け入れ「和を以て貴しとなす」 (産経ニュース 2011.11.1)
鹿野道彦農水相は1日昼、民主党鹿野グループの会合であいさつし、政府・民主党がアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議前の意見集約を目指している環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉参加問題について「決まったことについては、野田政権を支える与党として冷静な対応をしていこう。『和を以て貴しとなす』の精神だ」と述べた。
野田佳彦首相はAPECでTPP交渉参加を表明する方針でいることから、鹿野氏の発言は、自らも首相の方針を受け入れるとともに、民主党の議員は首相の方針に従うべきだとの考えを示したとみられる。
TPP交渉参加に反対なのか賛成なのかよく分からない。本音は、”どっちでもいい”のだろう。党内の”和”を最優先にする。TPPに賛成・反対は言わずに、”和”を大事に野田の決定に従う。つまりは党内主流派にくっついていくという判断に過ぎない。国民の生活よりは我が身が大事、ということである。
こういう政党に存在価値はない。心ある議員は離党にとどまらず民主党解党に向け全力をあげよ。受け皿?自分で考えなさい。いずれにしろ民主党にとどまる限り、あなたたちに明日はない。
http://yamame30.blog103.fc2.com/blog-entry-198.html
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