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野田首相がTPPに突き進めば、亡き西岡氏の遺言のように来年3月までにまた政局が起こる
http://31634308.at.webry.info/201111/article_8.html
2011/11/08 22:38 かっちの言い分
TPP参加の課題は、日本の農業、医療、労働環境、食品、保険等の24業種の広範な分野の関税障壁、規制を廃棄するもので、あまりに不透明な取り決めである。菅首相が、沖縄基地問題の猶予、原発事故などで恩義を受け、昨年夏の横浜でのAPECでオバマ大統領に俄かに参加を示唆したものである。
このTPP参加の是非は、日本の憲政史上の中でも異様な政治状況を呈している。通常は政府案を与党一丸となって提案し、野党の一部も賛成して決められる。しかし、今度だけは違う。与党は菅元首相の流れをくむオリジナル民主党の議員たちだけが賛成し、小沢氏に近いグループの議員が強烈に反対し、そこに友党の国民新党、日本新党、野党の自民党、公明党、社民党、さらに共産党まで、超党派の議員が反対している。
8日の、上記の党の幹部や党首らが一同に檀上に立った決起集会は、普段決してみることはない光景であった。この状況を単なる反対と野田首相が思ってオバマ大統領にお土産をもって行ったなら、日本の戦後の政治史に汚点を残すであろう。しかし、前原氏、仙石氏の政調会長、代行は野田首相にTPP参加を進言するというが、野田首相も言われなくても参加の心は決まっていると思われる。党内の意見を取りまとめていると言っているが全くの茶番である。
友党の亀井氏がTPPに慎重な考えを伝えたというが、野田首相にとってはこれも単なるパフォーマンスのように感じる。この会議で亀井氏はTPPに性急に参加すると支持率が急落して細川内閣の二の舞になると言ったという。
民主党のTPP反対のリーダである山田前農相は、TPPに参加すれば断固離党も辞さないと息巻いた。また内閣不信任案のとき味噌を付けた原口前総務大臣も断固とした処置を取ると述べたが、本当に民主党を割ってでもそうしてもらいたい。このままでは、日本がどこに連れていかれるかわからない。みんなの党の渡辺代表が、TPPでこんなにゴタゴタしているのなら、「党を2つに分けたらいい」と述べたそうだが、それもありと思われる。
小沢氏の唯一の理解者であった西岡氏が逝ってしまった。西岡氏も民主党の今の状態を見たまま、亡くなったのは何とも残念であったであろう。西岡氏が残した言葉に、このままでは野田内閣は来年3月まで持たないと言ったそうである。ということは、来年の3月までに政局が起こることを意味する。
今の民主党は、理念が違う二つの党の寄せ集めで、菅元首相、野田内閣、執行部は学生運動の延長政府のようで、偶々小沢氏の力で与党なれたから首相になれたようなものである。今の執行部による政治は、一昨年の夏の有権者の期待から完全に遊離している。
小沢氏は今の混沌とした政治情勢の中で、最近情報発信をしていない。自分が民主党を与党にした責任はあるはずである。裁判という足かせをはめられているから、何も出来ないとは言えないはずである。自身がその渦中にいないと自分の天命である首相の芽もなくなる。
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