http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/856.html
Tweet |
http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/
【TPPや消費税増税といい、玄海原発再稼働といい、論議なしで押し切る野田政権も正体が見えてきた(岡留安則の「東京ー沖縄ーアジア」幻視行日記)】
2011.11.07
■11月某日 予定されていた沖縄訪問を突然キャンセルすると在京メディアが所属する記者クラブに伝えた前原政調会長がダマシうちで極秘に来沖して仲井真知事と那覇市内の料理屋で密会していたらしい動きがわかった。
前原政調会長は一体何を企んでいるのか。前原政調会長が極秘で沖縄入りすることが分かったのは4日の午後、羽田空港で喜納昌吉民主党県連代表代行(元参議院議員)とバッタリ遭遇したことが発端。喜納氏が話しかけると、「沖縄です」と認めたものの、「今日は日帰り」とか、「明日の朝一番で帰る」と曖昧な返事だったという。
喜納氏からの電話でその事実を聞いた筆者は、知り合いのメディア関係者に情報を提供した。さらに別の取材源から聞いたのは「那覇市内の料理屋Gを二晩続けて予約している」との情報だった。そのため、料亭Gの周りには、各社の記者が詰めかけ、大騒ぎとなった。ところが、料亭G側は、「予約は入っていたが、キャンセルになった」と記者団に説明。諦めきれない記者たちは前原氏が出てくるのを遅くまで待った。
筆者の情報源によると、料亭G側の説明はメディアをまくためのウソで、中で会談を続けていたというものだった。しかし、メディアに嗅ぎつけられたGではなく、場所を変更して会談は行われているとの情報も流れて、記者たちも混乱して振り回された一夜だった。
そして、翌日の地元紙を見ると、沖縄タイムスは「前原氏の来県中止」というベタ記事が掲載されていたが、琉球新報は二面で、「前原氏、極秘の来県」「中止通知後に一転」「会談?知事『知らない』」という記事が掲載されていた。その記事によると、仲井真知事は「知らない」とのコメントで、前原―知事会談の事実は確認されていないことが分かる。しかし、沖縄タイムスの「来県中止」は誤報で、前原氏のウソを信じたことになる。「特オチ」である。前原政調会長は稲嶺進名護市長にも今回の訪沖で会談を申し入れたものの、稲嶺氏に断られた事実も明らかになっている。
前原氏の突然の訪沖の翌日、ジュンク堂那覇店において筆者の「沖縄から撃つ!」(集英社インターナショナル)のサイン会を兼ねたトークイベントが開かれたので、この日の沖縄タイムスの特オチを最初の話題に振る。トークの相手は、沖縄タイムスの屋良朝博社会部長だったにも関わらず、だ(笑)。もう一人は、この前原氏と羽田空港で偶然に遭遇した民主党沖縄県連代表代行の喜納昌吉氏。前原氏の来沖中止の理由は「与野党間の2011年度第三次補正予算やTPP(還太平洋連携協定)交渉参加についての協議など、政治懸案が流動的なため、都内を離れるべきでないと判断した」というもっともらしいウソだったのだ。
確かに、TPP参加を強く主張する前原政調会長が、ヤマ場でもあるこの時期に沖縄に来るのは不可解である。ついでにいえば、TPP参加を強く主張する玄葉外務大臣もアフガン復興会議で外遊中。今月12,13日にハワイで開かれるTPP参加を決める大事な会議の前に重要閣僚二人が国会論議で不在というのも不可解だ。民主党内でさえ意見が二分しているTPPだが、野田総理は独断的な政治判断で、TPP参加を強行する腹づもりではないのか。TPPや消費税増税といい、玄海原発再稼働といい、論議なしで押し切る野田政権も正体が見えてきた感じだ。
トークショーには、地元紙の元会長、元専務氏や大学の教授、文化人など多彩な人が参加しており、満員だった。森本店長によると、「のべ人数で160,170人が参加した」との事。サイン会も行列ができるほどで、盛況だった。終了後、「抱瓶」で打ち上げ、二次会は「瓦家別館」で10数人規模で盛況だった。とりあえず、筆者の新刊本の拡販スケジュールが一区切りついて、ホッ。
しかし、それにしても、前原氏は二日目も某女優も交えて料理屋Gで会食の予定だったという情報もある。笑えたのは那覇空港では沖縄防衛局関係者が名前を書いた紙を掲げて出迎えたというから、前原政調会長の極秘の沖縄入りはチグハグで謎に包まれている。
前原氏と超党派で辺野古新基地推進派の自民党・中谷元防衛相も、北部の新基地推進派との会合を5日に行っている。親米派の前原氏はやっぱ沖縄にとっては怪しく「危険な政治家」の筆頭格だ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK121掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。