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証拠改竄した前田元検事の証言によって大坪・佐賀元部長窮地に
http://31634308.at.webry.info/201111/article_7.html
2011/11/07 22:30 かっちの言い分
多くのブログがTPP問題をとり上げているので、ここでは戦後の検察の汚点となった、前田元検事の証拠改竄に関わる上司の大坪元特捜部長、佐賀元副部長の公判について取り上げる。この事件の方が、小沢氏公判などより余程重大な事件であるが、取り上げているマスコミは少ない。朝日新聞と読売新聞程度であった。それこそ、これだけの事件の裁判がこの程度取り上げ方では、日本のマスコミにおけるニュースの重要度の感覚を疑う。臭いものには蓋を、ということなのであろう。
前田元検事は大坪元特捜部長、佐賀元副部長に改竄したことを報告したが、両上司は前田元検事がデータを誤って書き換えたという「過失」とするストーリーとしたというのが、検察側の主張である。前田元検事も、逮捕当初誤って書き替えたと、元上司らの言っていたストーリー通り証言し、つまり元部長らの隠蔽事実を黙秘した。しかし、大坪被告、佐賀被告の弁護人が6日目から前田元検事が元部長らの隠蔽工作を認めた理由を聞いたところ、前田元検事は両上司を刺したくないと思ったと述べ、上司をかばおうとしたとの認識を示した。
また、弁護側が、その書き替え過失のストーリーは、同僚の国井検事が考えたのではないかと前田元検事に質問したが、前田受刑者は国井検事にはそのようなことは話していないと述べた。また、こんなことをして検事としてバカであったと述べた。
この公判を傍聴した江川詔子氏がツイートしているが、公判はくじの抽選もなく入場出来たそうで、この事件の注目度はもはやあまり無いようだ。江川氏の他のツイートでは「弁護側はよほどネタがないようで、細かい事柄について、あんな可能性ないか、こんな可能性ないか、こうするのが当たり前だとかそんな話が続き、結局議論にわたるのみ。捜査段階で言ったということが調書になってないと責められた前田元検事、「可視化されてないので分かりません」と書かれている。佐賀氏の弁護には同じ検事仲間約100名弁護団に加わると報道されていたが、上記の弁護側の様子では、当事者の前田元検事から隠蔽の事実があったと言われれば、打つ手がないのは当然である。
前田元検事が「可視化されていないのでわかりません」と述べたのには笑ってしまう。佐賀被告も、自身の検察の取り調べで「可視化」を求めたことも何とも皮肉である。やはり、責められる当事者である検事が「可視化」の必要性を述べたことは、事情聴取の過酷さを自ずと証明したようなものである。
今回の大坪、佐賀両被告は、前田元検事が嘘を言って、でっち上げられたような言い方をしていた。前田元検事としてはもう失うものはない。また誰かをかばって罪が軽くなる訳でもない。もう真実を話すしかないと思われる。今月の下旬には、小沢氏の公判で証人として登場する。前田元検事は、大久保元秘書が自供した検事調書を作成している。この検事調書の真実が小沢氏の弁護団から暴かれるであろう。この事実は、小沢裁判と連動している元秘書らの2審の裁判にも大きな影響を与える。
前田元検事は、改竄の罪を少しでも反省するなら、真実を述べることしかない。最後の最後に検察であった矜持を示してほしいものである。
◇
「検事としてばかだった」…改ざん前田元検事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111107-OYT1T00638.htm
2011年11月7日12時34分 読売新聞
大阪地検特捜部の犯人隠避事件で、元部長・大坪弘道(58)、元副部長・佐賀元明(50)両被告の第9回公判が7日、大阪地裁であり、証拠品のフロッピーディスク(FD)データを改ざんした前田恒彦元検事(44)(証拠隠滅罪で実刑確定)の2回目の証人尋問が行われた。
前田元検事はFDを巡る尋問の中で、「10の証拠のうち3の不利な証拠があれば、検察側も弁護側も不利な証拠を出さないのが実態だ」と述べた。
この日から弁護側の反対尋問が始まり、前田元検事は、改ざん前のデータが検察側の見立てと異なることを両被告に伏せていたことを明かし、「『上司に怒られると後輩の検事に対し恥ずかしい』という思いで黙っていた。検事としてばかだった」と振り返った。
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前田元検事、当初は元部長をかばう意思 FD改ざん公判
http://www.asahi.com/national/update/1107/OSK201111070037.html
2011年11月7日12時18分 朝日新聞
大阪地検特捜部のフロッピーディスク(FD)改ざん隠蔽(いんぺい)事件で、犯人隠避罪に問われた元部長大坪弘道被告(58)と元副部長佐賀元明被告(50)の公判が7日、大阪地裁であった。FDデータを改ざんしたとして懲役1年6カ月の実刑判決を受けた元主任検事の前田恒彦受刑者(44)が出廷し、弁護側が尋問した。
前田受刑者は前回の公判で、元部長らが「データは誤って書き換えた『過失』とする」と決めたとする検察側の主張に沿う証言をした。これに対し、弁護側は7日の公判で、昨秋の証拠隠滅容疑での逮捕直後は元部長らの隠蔽を黙秘したのに、6日目から認めた理由を質問。前田受刑者は「刺したくないと思った」と述べ、当初はかばおうとしたとの認識を示した。
さらに「過失のストーリー」は前田受刑者と同僚だった国井弘樹検事(36)が考案したと主張する弁護側は、改ざん事件を捜査した最高検検事の取り調べメモに基づき質問。前田受刑者が捜査を担った郵便不正事件に厚生労働省元局長が関与したとの見立てと、改ざん前のFDデータが矛盾したことに関し「(矛盾を)水面下に沈めよう、という話を国井検事としたことはないか」と問うと、前田受刑者は「そういう言い方はしていない」と述べた。
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