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首相、受難の1週間へ 予算委でジャブ、TPPでアッパー、最後はオバマ氏のストレート!!
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111106/plc11110622580005-n1.htm
2011.11.6 22:57 産経新聞
野田佳彦首相にとって7日から受難の1週間が始まる。仏カンヌでの消費税率10%の「国際公約化」に憤る野党は国会でジャブの応酬を企てる。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉参加問題では、民主党慎重派は離党も辞さぬ覚悟でアッパーを狙う。12、13両日のアジア太平洋経済協力会議(APEC)では、米軍普天間飛行場移設問題でいら立ちを募らせるオバマ米大統領が待ち構える。ここでストレートをまともに食らいマットに沈むのか。それとも得意のクリンチ(抱きつき)戦術で切り抜けるつもりなのか。
「ゆっくりと大所高所からご指導していただきたかった…」
6日夕、長崎入りした首相は、急逝した西岡武夫参院議長の妻、永子さんにこう語るとそそくさと焼香を済ませ、通夜にも参列せず帰京した。記者団の声かけはいつも通り黙殺。首相の強い指導力を求めてきた西岡氏の遺志に報いる気概は感じられない。
それもそのはず、首相は7〜9日の衆院予算委員会審議への対応で頭がいっぱいなのだ。首相が仏カンヌの主要20カ国・地域(G20)首脳会議で「消費税率10%」を国際公約に掲げたことを受け、野党は集中砲火を浴びせる構え。ここで閣僚の失言などが飛び出せば、平成23年度第3次補正予算案を10日に衆院通過させるもくろみは崩れる。
TPP交渉参加をめぐる民主党内の議論も佳境に入る。首相は9日に党の意見集約を終え、10日の関係閣僚会合で交渉参加を決定するシナリオを描くが、強引に「参加」でまとまれば離党騒ぎに発展しかねない。これに乗じて野党は衆院予算委での攪(かく)乱(らん)を狙っており、首相はロープ際まで追い込まれる可能性もある。
とはいえ、首相はG20で「私の政治判断が必要だ」と大見えを切っただけに、参加表明をためらえば国際的な信用は失墜する。
そして正念場は12、13日に米ホノルルで開かれるAPEC首脳会議。首相は11日に渡米し、会議の合間にオバマ氏と会談する予定。9月の会談でオバマ氏はTPP交渉参加を強く迫っただけに中途半端な回答で納得するはずがない。
そこで首相は、TPPに加え、武器輸出三原則の緩和▽米国産牛肉輸入規制の緩和▽南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)への陸上自衛隊派遣▽ハーグ条約加盟−を“お土産”に差し出し、オバマ氏の怒りを静める算段のようだ。
ただ、これで米側が普天間移設問題で圧力を緩める保証はない。しかもTPP以外の案件は民主党でまともに議論していないだけにオバマ氏のパンチをうまくかわしても帰国後の「袋だたき」は目に見えている。(半沢尚久)
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