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効果ナシの「為替介入」FX投資家をボロ儲けさせていた
http://gendai.net/articles/view/syakai/133523
2011年11月5日 掲載 日刊ゲンダイ
過去最大となる約8兆円規模のドル買い介入を実施した政府・日銀。介入直後こそ、東京市場は「79円台」に急落したが、その後はジワジワ上昇。4日は「77円台」をつけた。安住財務相は「動向を見ながら適宜適切に判断する」と今後も介入に意欲的だが、もはや小手先の対応で円高阻止がムリなのは明らかだ。
そもそも「過去最大規模の介入」といっても、8兆円など世界市場で見れば微々たるものだ。国際決済銀行(BIS)の統計によると、1日当たりの為替取引額は世界全体で5.1兆ドル(10年4月)。政府、日銀が投じたカネは、ざっと1070億ドルに過ぎない。わずか2%程度で、市場に大きな影響力を及ぼせるはずがないのだ。それどころか、外資やデイトレーダーをボロ儲けさせている始末だ。
「外国為替証拠金取引(FX)市場では市場介入があった先月31日、円・ドルの取引量が05年の取引開始以来、過去最高(約6500億円)に達しました。介入前後の5時間でドル・円相場は5%超も上昇。たった数時間でン百万円も儲けた投資家がワンサカいたはずです」(経済ジャーナリスト)
「市場介入」をすればするほど、ハゲタカらが大儲けする構図だ。政府、日銀はマネーゲームを下支えしていると言っていい。同志社大教授の浜矩子氏はこう言った。
「(円高が)世界市場のトレンドであるのだから、政府、日銀がどんなに介入してもはね返す力はないし、意味はありません。円高阻止を目標にするのはもうやめた方がいいと思います。仮に今後も実施する場合、今回以上の規模で行う必要もあります。明日は紙クズになるかもしれないドルをどんどん買うことに対しても疑問を感じます」
無意味な介入は結局、日本をメタメタにするだけだ。
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