http://www.asyura2.com/11/senkyo121/msg/685.html
Tweet |
野田は逆撫でがお好き 既得権益が好物で“世代間闘争”の火種撒く
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/263407adecf7c5a88fe59882bb700a3f
2011年11月05日 世相を斬る あいば達也
昨日のコラムで野田佳彦のことを“ 売国行為にフルスロットル、まるで国家破壊工作員の如し”と表現したが、どうも間違いではないようだ。それにしても、相当に変だと思わざるを得ない点が多々ある。やっている事、原発再稼働、原発輸出、TPP交渉参加、消費税増税…。これらすべては、国会議員の命運を決定する民主主義の原点、選挙に負けることを意味している。つまり、政権交代を漸く成し遂げた小沢・鳩山民主党を消滅させようと行動している、と分析しても間違いではないだろう。
昨日も推測したことだが、戦争の体験等による日本の苦節を知っている60歳以上の政治家を排除し、敗戦による日本人の苦しみ、挫折、悔しさ、怨念等々を肌で知らない「戦争を知らない、記憶もない世代」世代に政治家たちで、日本の政治をやり直そうと画策しているようにさえ思える。政治世界で「世代間闘争」を演じようとしているらしい。米国文化を身体の芯からエンドロゲン・シャワー(テストステロン)を浴びた世代に任せてくれと言っているようだ。
ここ数日、多少説明不足のコラムを連続的に書いているが、そういう意味で、民主も自民も既存政党の枠組みでは御しがたい重大な出来事が、今の日本で起きている予感を感じると言う事だ。その世代間闘争の政策は、音もなく臭いもなく、当然姿も見せずに放射能の如く、我々に迫っている。筆者も団塊世代の最期の方に位置している世代なので、実は他人事ではないのだ。
たしかに、我が国の人口構成を眺めていると、悪魔の囁きが耳に届く。“この真ん中のデッパリが削れれば良いんだよな” “殺すわけにはいかないけど、永く生かさない手はあるだろう”。当然、そのような事を考える連中は、“俺達には国家公務員共済会があるからさ”とか“金あるからさ、混合診療で高度医療を受け、綺麗なネイチャンに看護して貰おう”と云った具合なわけで、痛くも痒くもないのである。団塊世代の国民を長生きさせたら、国家は破綻する。これは官僚達なら、戦略的に考えるに違いない。
彼等は、このような戦略の存在を、真っ向否定するのは当然だ。まさかTPPで医療崩壊と60歳上が有する資産を、国家財政に循環させる方策で、目に見えないように老いた国民を疲弊させるとは、語る筈もない。しかし、野田民主党は意図してか、結果的にか、そちらに向かっている。そこに、世界金融資本が介在し、米国と日本政府が国民の富を収奪しようとしているのかもしれない。その富の収奪の過程においては、国民から金は取るが、長生き医療は剥奪する“姥捨て山”構想があるに違いない。*筆者も現在の医療が、延命治療のし過ぎじゃないの?と云う疑問は持っているが、生命倫理と国家財政を一緒くたに考えるのは悪魔だと思う。
筆者の杞憂であれば良いのだが、最近の何事につけ、一方通行思考(ファッショ)の流行は、霞が関と云う歪んだエリート集団の、世代間交代で一層鮮明になっているのかもしれない。この点は、ただの市民であっても、世の中の支配層に、そのような考えを持つ人々が結構多く存在している事実を、頭の片隅に置いておく必要はあるだろう。年金の支給年齢70歳等と云う冗談話も、世代間闘争の火種として官僚が提供した観がある。正直、小沢・鳩山の地方分権が民主党のコアであった気がする。この部分(霞が関から予算を奪え)だけでも、乱暴に切り刻んでおけば、多少の変化もあったのだろうが、後悔先に立たずと言う事だ。
そのような推測を踏まえて、現在の野田政権の動きを見るのも一興だ。野田がTPP交渉参加をAPECで表明する意味合いがないと判明しても強行するのか。野党のみならず、与党内の半分の議員の意見を無視して強行するのか、ここは野田佳彦の素性を観察する上で、非常に重要な“踏み絵”なのだと思う。また、海外に出ると口が滑らかになる性癖も菅直人譲りで、消費税10%増税法案のヘラヘラと語り、法案通してから、信を問うと言い放つ開き直りぶり。法案がすんなり衆議院、参議院で通過すると思っているのも不自然だが、外人には日本の政治状況なんて判らんから、その場凌ぎでヘイッチャラと云う事で例によって財務官僚が言わせたのだろう。IMFの勧告と同じ図式。
だいたいが、消費税増税する話、何処の誰が決めたのだ?財務省と菅直人と与謝野馨らが決めただけ。民主党の決も採っていないし、勿論与野党の結論も出ていない。景気が改善したならば行うと言う一文は、何処に行った?それとも、財務省の見解は、景気が改善していると言う事か?どこに、それを示す数値があるのだろう。野田君って、こう云う点にも気づかぬ、見た目通りのメタボ中年男と云う事のようだ。TPPの交渉参加で、筆者は我が国の国民に“嫌米”の機運が盛り上がるのも悪くないと思っている。イッソ、日米安保にまで国論が盛り上がるなら、必要悪と云う見方も出来るだろう。石原慎太郎が「TPP、ふざけるな!」と叫んだ途端、似非右翼も「TPP反対!」と叫び出した。ぷっと笑ったけどさ。
このような野田政権を、延命させるのは国家的損失になるだろう。直近のTPPや原発再稼働や消費税増税路線を民主党Aが看過するのであれば、売国、国賊政党の誹りを免れる事は出来ないだろう。おそらく、筆者の推測では、小沢一郎が一審公判の結果を見るまでは、野田佳彦の政権運営を見逃すだろう、と云う仙谷や霞が関の読みで、民主党の崩壊と日本の崩壊を加速するものと思われる。まさか、民主党Aの議員らが、小沢一郎が動かないと何も出来ない腰抜けでもないだろうから、その辺に期待するしかなさそうだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK121掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。